かいえんゆめのくに
お読みいただきありがとうございます。
ハハッて笑うネズミなんかいないよ
マスコットはあざとく ~~~だコン って言うんだ
「瑠璃、そこに正座」
「お母さん!急に何!!僕は無実だ!!!」
「日本語わからないのかしら?」
「はい!お母さん座りました!」
「よろしい、ところで瑠璃このチラシは何かしら?」
「チラシ?えーっとこれは、遊園地のチラシだね」
「そうね、今までに類を見ないような遊園地のチラシね」
「面白そうだね、今度皆でいこうね」
「そうね行きましょうね。で、言うことはある?」
「僕の会社で作りましたぁこういう所あると思って、ゲーム作成会議で言ったら現実になっちゃいましたぁ」
お説教された、手広くやりすぎだって
仕方ないじゃないか、舞浜のあれとか銀行の名前ににてる大阪のアレとかこの世界に無かったんだもん
アメリカって凄いね、儲け話の宝庫だったよ
花の屋敷みたいなのしかこの世界なかったんだよね、すっかり忘れて会社で話したら出来ちゃった…
ギガサイトを作っては撤去してる親方たちと、たまちゃんを巻き込んで出来ちゃったんだよ
デフォルメして狐耳とふわふわの尻尾を付けた「たまっも」がマスコットのたまっもランドが爆誕したんだ
御仏さんの所の子達の就職先としても機能してるから、良い事なんだよ
電飾ピカピカのエレクトリカルなパレードもするんだ、お説教が終わったので部屋に置いておいた100年間パスポートをお母さんに渡す
馬鹿?って目で見られたけど気にしない、僕の大切な人たちが楽しめる場所にしたんだ
といううことで!妹弟とその家族も含めて団体で遊びに来たよ!
先ずはジェットコースターからだ!グレートライトニングマウンテンっていうのインスパイアしてフューチャリングしただけだよ?
最高速600キロ出るんだ、魔導化学って凄いね
安全面も抜群だよ、事故なんて起きる要素は極力排除したからね
皆で乗った結果、里兎含む柊一家はダウンしちゃった
一番楽しんでたのはお母さんと奏さん、10回くらい載ってた
ひゃーとかわぁーと楽しそう、僕も翡翠も琥珀もそこまで乗る気にはなれなかった
次はゆっくり目の乗り物ってことで、3D映像がでて視覚的に楽しめるのに乗った
ふ、東西の遊園地のいいとこどりしたここに死角は無いのだ!
お父さんチームは僕達がキャッキャッと遊ぶ中、優雅に飲酒してる
その辺も完備してるよ、ただ泥酔したり暴れたりしたら退場させられる
たまちゃんの名前使ってるから、そこまで騒ぐ人はいないけどね
「お姉ちゃんお姉ちゃん凄いね!お姉ちゃんお姉ちゃん次はアレに乗ろう!」
「姉さんこれ、これ美味しい。姉さんアレもアレも!」
「姉さま!なんですのコレ!このカチューシャかわいいですわぁ」
「お姉ぇちゃんお姉ぇちゃん凄いここ凄い!」
妹達のテンションは振り切れておかしくなって、言語野が機能しなくなってしまってる
目がキラキラしてて可愛いね、僕も幸せ!
「ねね、コー次はあっちのろ」
「琥珀君こっちのが良いと思うよ」
「コー様、これに会ってると思います?」
「琥珀!あっちでレースできるみたいだから一緒にやろうぜ」
わぁ琥珀を取り巻く女の子たちの目がギラギラしてる
そんな女の子たちをうまくコントロールしながらニコニコしてる琥珀マジ大物
島津さんちの洸ちゃんと霜月さんの所の冷華も琥珀ハーレムの一員だったかぁ
凄いね、琥珀に気づかれないようにバッチバチに火花散らしてる
でも琥珀は気が付いてるっぽいんだよね
「琥珀~ちょっとこっち来て~」
「皆ちょっと待っててね、な~にお姉―ちゃん」
「バッチバチだね」
「そうなの大変だよ、でもね僕が言っても止めないしバッチバチでも仲いいんだよ」
「そうなんだね」
「あんまり気にすると酷くなっちゃうから、お姉―ちゃんも適当で大丈夫だよ」
琥珀!こんなちっちゃいころから複数の女の子を掌で転がすだなんて!!
将来刺されたりしないか僕心配だよ、ハーレム主人公みたいに鈍感じゃないと思うけどそれも心配だよ
でも僕わかった、僕より琥珀のが恋愛偏差値高いってわかった!
「なにしょんぼりしてるの!つぎいくわよ!!」
一番楽しんでる奈央に確保された、全身たまっもランドのグッズで固めてる
たまっも見つけるときゃ~~~~って言いながら抱き着きに行って写真撮ってる
どうしよう奈央が壊れちゃった…
島津洸
クレイジー侍と元アイドル侍の娘
琥珀の2歳下で、ハーレム最年少
既に剣術はかなりの腕前、母親からは堕とす時は全力で!と薫陶を受けている。
アイドルの遺伝子を完璧に受け継いだ、あざとい系美少女
霜月冷華
日焼けして八重歯が可愛い元気印の女の子
琥珀と同い年
きっと高校は同じ学校になって、急に女性らしくなった姿で琥珀をドギマギさせる
たまちゃんパワーを受け継いでるので、物理的に強い
霜月さんの存在は、ほぼほぼこの時の為であると言って過言ではない




