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なやみといやし

お読みいただきありがとうございます。

イチャイチャしやがって!見てろ筆者パワーで不幸にしてやるからな!

最近僕には悩みがある


「瑠璃先輩、こっちも美味しいですよ。はい」


にこっり笑いながら命がアイスを差し出してくる、食べろってこと?こんな往来で命の顔面偏差値の高さに女性陣が注目してる中で食べろってこと?


「いや、いいよ。大丈夫自分の分あるから」

「あはは、何言ってるんですか。さぁほら」


命は一切引いてくれない、女性達から睨まれる僕の身になってくれない

諦めてアイスを貰う


「あ、本当に美味しいね」

「でしょ、先輩が好きな味だと思ったんですよ」


命がアイスを食べながら言う


「いけないこれだと間接キスですね」

「ばばばばばかなにいだすの」


僕は慌てふためく、真っ赤になって慌てふためく

こいつ確信犯だよ!毎回だよ、毎回こうやって僕を揶揄うんだよ

甘木君もそうだよ、この前でかけた時なんか


「うわっと」

「大丈夫か、全くちゃんと前見て歩かないと危ないぞ」

「うんありがとう、そ、それでさ」

「ん?どうした?」

「離してくれると嬉しいんだけど」

「ダメだな、また転びそうになるかもしれないから離せない」


転びそうになった僕が悪いよ、そこは認めるよ

だけどさ!だからってだからって!ここここ腰に手を回してそのままはどうかって思うんだ

街中でコレは、コレは無理だよぉ


「あ~先輩、俺と一緒にいるのに別の人のこと考えてますね」

「にゃにを言ってるのかなぁ?」

「許せないな許せないですよ、罰を与えないと」

「なんでそうなるの!?」

「瑠璃先輩が悪いんですよ?だから仕方ないんです」


手を取られて、握られる

握手とかじゃないし、ちっちゃい子がどっかに行かないように繋ぐ感じでもない

指と指絡めてきてりゅぅぅぅぅ

うわぁん恥ずかしいよぉ


家に帰ってからベットに飛び込んで悶えてると、にちゃ~っと笑った翡翠が今日どんな感じだったか聞いてくる

お姉ちゃんは悲しい、最愛の妹が容赦なくて悲しい

逃げだした僕は琥珀に抱き着く、助けて!


「お姉―ちゃんはなれて~」

「・・・?ごめんもう一回言って?」

「はなれて~」

「琥珀に拒絶された僕はお終いだぁ」

「拒絶してないよ、でも恥ずかしいよ」

「あ、そっか琥珀も大きくなったもんね。そうだよね恥ずかしいよね」

「うん、ごめんねお姉―ちゃん」


そういって僕の頭をなでなでしてくれる

琥珀優しい!琥珀いず神!!


「琥珀はお姉ちゃんに優しいね、私には優しくないのに」

「ひーお姉―ちゃんは、嫌っていっても無理やりなんだもん」

「ダメだよ翡翠、琥珀の嫌がることしちゃ」

「一緒にお風呂入ろうとしただけだもん、私わるくないもん」

「それはダメだよ、琥珀も男の子だもん。恥ずかしいよね~」

「ね~」

「またお姉ちゃんと琥珀が仲良くしてるズルい」


いじけてる翡翠も可愛い…っはまたダークサイドに落ちかけてしまった

僕は邪念を振り払って、翡翠を抱きしめナデナデする

う~ん幸せ


「皆仲良しで良いな、お父さんも混ぜてくれ」

「僕は良いよ」

「私も良いよ」

「コーも良いよ」

「子供たちが良い子でお父さん嬉しい!!」


お父さんが泣きながらこっちに来たので皆で逃げる

なんでだ~って言いながら追いかけてくるのでキャッキャと逃げる

こうしてると悩みなんか吹き飛ぶね


四神瑠璃って子は男を誑かす悪女なんだって、神人と別の子を連れまわしてるらしいよ

えー最低じゃん、そんな子いるんだ酷いね





なんてことを言ってた子達は、いつの間にか消えてるそうな

数日後発見されると何かに怯えてるとかいないとか

メイド服に過剰に反応するらしい

そんな噂が巷に流れてるんだって

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