表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
156/192

おとこのいじとおいこみりょう

お読みいただきありがとうございます。

上げたはずだと思ったんだけど、上げれてなかった…

翡翠のがそうだと言ったらそうなのだ

「命ちょっといいか」


甘木先輩に声を掛けられ、最寄りの鍛錬場に来た

はて?いったいなんだろう?

準備体操をした甘木先輩がこっちを見た瞬間、腹部に痛みが走る

なんだ?なにされた?殴られた?誰に?甘木先輩に?なんで??


「お前とちょっと喧嘩しようと思ってな、一般人と神人のハンデだと思ってその一発は貰っておいてくれ」


何言ってるんですか?思考が纏まらない俺に甘木先輩は仕掛けてくる

戦闘用の武装をしていないとはいえ、甘木先輩の一撃は重い

必死に避けていたけど、だんだんと怒りがわいてくる

何でこんなことになってるんだ、意味が解らない

怒りを拳に乗せて叩きつけ、先輩の防御魔法をぶち抜く


「やっぱり強いな、その辺の鬼じゃ破れないんだが」

「なんでこんなことするんですか、わけを教えてください」

「お前がふざけたことしたからだ・・・いや今もふざけてやがる」

「何のことですか?意味が分かりませんよ」

「俺はな命、四神の事が好きだそれこそ小さなころからずっと。だからわかる、四神を目で追っている時に同じように追ってたお前の事を、お前の気持ちを。なのになんだあれは、あの時のあれはなんだ!」

「先輩の勘違いですよ別に俺は…」

「それがふざけてるんだ、俺に譲ったつもりか!選ぶのはもちろん四神だ、そんなことをされて俺が喜ぶと思ってるのか」

「だから、先輩の勘違いだって言ってるじゃないですか。四神先輩の事なんて何とも思ってないですって」

「じゃあなんでお前はそんな顔してる、そんな顔してる奴が言う事じゃないだろう!」

「・・・・・・・」


確かに俺は四神先輩に惹かれてる、そうさきっと好きなんだろう

でも俺はダメだ、アレがある以上俺じゃダメなんだ


「どうせお前は、あの事を気にしてるんだろう。馬鹿が」

「な、なんで先輩が知って。機密ですよ」

「四神に聞いたよ、あいつは気づいてる。そのうえで自分に出来ることを、それ以上の事をしようとしている」

「止めてください、四神先輩じゃ無理です。それに知ってるんなら、気持ちに気が付かないふりしておいてくださいよ。

「だからお前は馬鹿なんだ、俺が言う事じゃないがそんな奴は四神に相応しくない」

「確かに先輩が言う事じゃないですね」


相応しくない、何て言われたら流石にイラっと来る

折角蓋してた気持ちとはいえ頭に血が上る


「あいつの、四神の横に立ちたいなら無事に帰ってこい。誰も欠けづに帰ってこい、そんな程度できないようじゃ隣にいれる訳が無い」

「どんな気持ちでこっちがいると思ってんだ、どれだけ難しいこと言ってんのかわかってんのか!」


鍛えた技でも武道でも何でもない、ただの殴り合いだ

男二人で唯々相手を馬鹿にしながら殴り合う

暫く殴り合って、二人で倒れてしまう


「かぁいってぇ命は強いな」

「神人は伊達じゃないですよ」

「気持ちから逃げるなよ、そんなお前のせいで翡翠ちゃん達に何かあったら許せない」

「良いんですか?俺は顔も凄い良いし、先輩じゃ勝ち目ないですよ」

「だからお前はやな奴なんだよ」

「よく言うじゃないですか、幼馴染は負けフラグって」

「ほんっとぅうにやな奴だなお前」




なんなの、なんなの!

なんで急に神人まで僕を誘って二人で遊びに行こうとするの

甘木君と神人が誘ってくるたびに妹達はニヤニヤするしなんなのさ


「せんぱーいこっちですよー」

「あ、うん」

「いやぁ今日の先輩も綺麗ですね」

「ちょ、やめ」

「あ、そうだ先輩にお願いがあるんですよ」

「お願い?ひゃ、ちょなに!?」


ニコニコと圧を放つ神人に押され、僕は壁際に追い込まれる

逃げようとしたけど、逃げ道を神人の手で塞がれる


「先輩、いい加減名前で呼んでください」

「あの、ちょ、ちかいかおちかいかりゃ」

「先輩が呼んでくれたら離れます」

「わきゃったから、てんじょう。ほらこれでいいでしょ」

「ダメです」

「にゃんで!」

「命って呼んでください」

「えっなんできゅうに」

「呼んでください」

「わかったよぉめい、これでいいんでしょはなれてぇ」

「はい、ありがとうございます。これからも名前で呼んでくださいね、そうしないと…」

「わかった、わかったからぁ」


なんでこんなことになったの!

誰か教えてよぉ

壁ドン

2009年くらいから命名されたらしい

筆者は兄がパ〇プロで育成失敗するとドガンとやってた方がなじみ深い

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ