いみしん
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辱めを受ける瑠璃は可愛い
「翡翠やりすぎだと思う、姉さんが自分で気が付かなきゃダメなことだともうよ」
「でも~お姉ちゃん好きって気持ちにだけポンコツだもん。な~~~~~~んにも分かって無かったんだよ」
「姉さまは自分が恋愛対象になるって思ってなかったんですもの、しょうがないですわ」
「恋どう言う事?お姉ぇちゃんは客観的に見ても綺麗だし、お金も持ってるし二つ名持ちだし血筋も良い優良物件」
「姉さまはきっと片腕が無いことを私達が思ってる以上に、いえ、本人が思ってる以上に重く受け止めてますわ」
「そうなの?お姉ぇちゃんたまに琥珀と鉄砲の玩具で遊んでるときに、グワァとか言いながら腕外してるよ?後たまに本気で苦しんで、琥珀にお姉―ちゃそこまでしなくていいよって心配されてるよ」
「最後の情報入りませんでしたわ…あと胸が無いとダメって偏見も持ってますわね」
「それは、うん、あるね」
「姉さんは包容力を胸に求めるタイプ、そして女性らしさも胸に求めてる」
「お姉ちゃんの魅力はそんな事じゃなくならないのにね」
「あ、あのさ。皆何してるの?」
「「「「秘密会議!」」」」
「なんで僕の部屋で、僕の目の前でするの。妹に虐められてるの僕?仲良し姉妹じゃなかったの」
ぐすん、僕の部屋で妹達が言いたい放題してます
僕は奈央によしよしされてる、大丈夫よ私が養ってあげるから男なんていらないわよって言われながらよしよしされてる
心地よくってそれでいいかぁって思えてくる不思議
「お姉―ちゃ虐められてるの?コーが守ってあげる」
「うわぁん琥珀の優しさが染み渡るよ」
奈央のよしよしを抜け出して琥珀をぎゅ~っとする
「また琥珀に甘えてダメだよお姉ちゃん」
「姉さんを虐めたりしてないよ、現実を突きつけてるだけ」
「姉さまは魅力的だってお話してますのよ」
「こういうプレイだから気にしないでいいよ」
「ぷれい?どういうこと?」
「鈴!何言ってるの!?琥珀にはまだ早いって言うか高度過ぎて僕にも良く解んないから気にしちゃダメだからね」
「そうなの、わかった」
そんなプレイ僕知らない、残念がってる奈央のことも僕知らない
「なんでお姉ちゃんはそんなに後ろ向きなの?他の事は前向きなのに」
「だってぇ僕より可愛い翡翠や皆が側にいるんだよ、片腕無いし胸もない僕にその方面で自信なんかつくわけないじゃない」
「そうかなぁ?お姉ちゃんとっても綺麗で可愛くて素敵だよ」
翡翠の言葉に触発されて、皆が僕の良いところ言ってくる
やめて恥ずかしいぃこれは僕に効く
暫く褒められ続け、僕は息絶え絶えだよ
「お姉ちゃん携帯なってるよ」
「あれ?誰からだろう?僕の携帯に連絡して来るなんて、友達のいない僕の携帯が鳴るなんて凄いね。あっはっは」
皆がすっと視線を逸らした、そこは無理にでも笑ってほしかったな
「はいもしもし四神です」
「おう四神今日暇か?」
「どちら様ですか?」
「いや、誰からかかって来たかくらい見てくれよ」
「滅多にならないからそんな癖ないね!」
「そうか…俺だ甘木だ」
「甘木君だったか、妹達が琥珀を連れてこれから遊びに行っちゃうから予定はないよ」
「そうか、どこか行かないか?」
「何処かってどこ?」
「どこか適当にさ、その辺をぶらっとな」
「別にいいけどなんで?」
「良いんだな、よし!じゃあモールの時計台に集合でいいか?」
「え?うん」
なんだろうね?遊びに行くのかな?
「お姉ちゃん!デートなの?デートでしょ!」
「ふぇ?何でデートなの、ちょっと遊びに行くだけだよ?」
「姉さん、男性と二人で遊びに行く。これを世間ではデートって言うんだよ」
「大変ですわぁお洋服選びませんと」
「お化粧は任せて!お父さん直伝の腕を見せる」
「だぁけぇんわたしはゆるさないわよぉ」
妹達はテンション爆上がり、奈央は呪詛でもかけるのって声色だ
そして始まるファッションショー
「だから言ってる!姉さんの武器はこの美脚!ほら見て」ガバァッ
「ちょっとスカート急に脱がさないで!!」
「里兎ちゃん違うよお姉ちゃんの武器はこのくびれ!よく見て」ガッバー
「やめて脱がさないで!」
「姉さま達はあまあまの甘ですわ!武器と言えばこの恥じらっているお顔ですわ!」お手てドカシー
「見ないでー急に妹達に洋服を奪われた僕を見ないでー」
「みんな分かって無いよ、お姉ぇちゃんの武器と言えばこれ!この綺麗な背中!」スリスリさわさわ~
「ぴゃん、急に触らないで許してー」
「ふ、これだから。いいみんな瑠璃の一番の武器は耳よ!」ふっ~さわりさわり
「ばばばっばか!奈央なにしてるの!!ていうかなんで僕は下着だけになってるの」
「「「「「ぐへへへへへへへ」」」」」
ファッションショーではなかった、こんなものをファッションショーって言うなら世界が僕を襲ってくるよ間違いなく絶対に
何とかみんなから解放されて、待ち合わせ場所に向かう
デートなのかな?どうなんだろう、そうなのかなぁ
「お姉ちゃん綺麗だったね」
「うんとっても綺麗で素敵だった、さすが私の姉さん」
「里兎姉さまのものではありませんわよ」
「ちゃんとくっつくか楽しみ、最後まで見てたかったね」
「大丈夫よ、私達は帰って来るもの。それにしても丁度良かったわ、普通にしてたら瑠璃にばれてしまうもの」
「そうだね、もう少しは誤魔化し続けれるといいね。でもでも絶対帰ってきてお姉ちゃんの幸せなところ見るんだもん」
瑠璃の武器
容姿に優れ、機知に富み、家柄にも優れ、お金もある
瑠璃の弱点
自分の武器にまったく気づいていない




