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しょうげき!

お読みいただきありがとうございます。

瑠璃は幸せになれるんだろうか?

後の事は近衛の叔父さんに丸投げして家に帰ったよ

家で待ってたお爺ちゃんにどんなことが起こったか話したら、阿修羅みたいな表情してたし名家が一個消えるのは間違いないね

僕はそんなことは忘れることにして、翡翠にありがとうと愛してるって伝えて抱きしめてナデナデしたよ

妹セラピーが一番僕に効く、精神が浄化されりゅ

暫く癒されてからなんであの人選だったか聞いてみる


「お姉ちゃんのためなら名家だって、国だって敵に回せる人を選んだだけだよ?あと近衛の叔父さんが居れば何とかなるって思ったからお願いしたの」

「ん??どういうこと?」

「そのままの意味だよ?お姉ちゃんの会社の人達は洗脳でもされてる!?ってくらい忠誠心高いよ?お兄ちゃんたちもお姉ちゃんのためなら何でもしてくれると思ったから」

「会社の人達はもう僕もこの際認めることにする、あの人たちクレイジーオタクだからね。でもあの二人もなの?わかんないなぁ?」

「ん~ん~あのね、私が言っちゃうのは良くないんだけどね。ずーーーーーーっとこのままなのもダメだと思うから言うよ」

「ふぇ?何のこと?」

「お兄ちゃんたちはお姉ちゃんのこと好きだよ、命お兄ちゃんはまだちゃんと自覚してないけど」

「僕も好きだよ?神人まぁ悪い奴じゃないって思えてるし」

「お姉ちゃんのとは違う好きだよ?友達として好きとかじゃなくて、お父さんとお母さんみたいな好きだよ」

「家族愛って事?僕そこまでは好きじゃないかな」

「お姉ちゃん…わざと?」

「ひぇ、どうしたのそんな怖い顔して」

「なんで恋愛感情ってならないの?なんで認めないの?お姉ちゃんわかってるでしょ、わかってて気が付いてないことにしてるでしょ。そんなお姉ちゃんは私嫌い」

「ききききききらいって、きらいってひすいにいわれたぁぁぁ」


僕は精神的ショックを受けたので崩れ落ちる

耐えきれないよ、無理だよぉ


「ほらそうやってまた誤魔化す、お姉ちゃんちゃんと考えて!お姉ちゃんを幸せに出来る人なんて滅多にいないんだよ、お姉ちゃんについていけなきゃダメなんだから逃がしちゃダメなんだよ!」

「そんな風に言わなくたって」

「そんな風に言うもん、お姉ちゃんはちゃんと自覚しなきゃダメだもん」


妹に僕は鈍感で逃げるなって説教されて泣きそう、そして最愛のマイシスターはヒートアップしていってる


「大体なんでお姉ちゃんは、恋愛感情向けられてるってちゃんと考えないの」

「だってさぁ僕ってば片腕無いし、翡翠やお母さんみたいに絶世の美女じゃないし、胸だってないし…」

「お姉ちゃんの馬鹿!腕が無くたってお姉ちゃんは凄いもん、とってもとっても綺麗だもん!あーとえーっとお胸はね…?」


上げて上げて落とされた!僕を大好きな翡翠をもってしてもカバーしきれないってさ!!

でもそっか、そういう所抜きにしても僕の事好きになってくれる人っているんだね

わかんないように作ったよ、自分で色々考えて専門家にも相談して作ったんだよ義手をさ

でもねたまに気になるんだよ、やっぱり生身じゃないことを僕自身が気にしちゃうんだよね

男性に好かれるわけないと思って生きてきたんだよ、僕ってばこんなだからね

う~確かに翡翠に言われてから思い出すと、色々わかるラブな好意を向けられてるのわかっちゃう

ぐぅぅっと悩んでどうしたらいいか翡翠に聞こうと思ったらなんか青い顔して震えてる


「怒ってないわよ、お母さんは全然怒ってないわ。瑠璃にそういうことを意識させるのはお母さんの仕事とかま~~~ったく考えてないわよ、機会をうかがってたなんてこともこれっぽっちも無いのよ」

「おおおお母さん、あのねこれはあれなの。そう!あれなの!」

「瑠璃みたいな言い訳するんじゃありません!」

「ひゃい」

「僕みたいな言い訳って」

「瑠璃もいい加減ちゃんと考えなさい、今回の件でニヤニヤしてみてるだけだとだめだと解ったわ。ちゃんと向けられる好意を自覚して相手していきなさい」


妹に説教され、母親に説教され、僕はボロボロだよ

しかも母親がニヤニヤしながら見てたなんて酷い

ねえ、そこでハンカチ噛みしめてキーってしてるお父さん助けてよ

ねえ、そこで香奈さんにパロスペシャルかけられてる奈央助けてよ

僕ね今日襲われかけたんだよ?もう少し優しくしてくれていいと思うの

え?襲われかけたから説教してる?こんな機会でもないとのらりくらりかわす?

そ、それはそうかも

パロスペシャル

相手の背後から両足を内側から引っ掛け、両手をチキンウイングで絞り上げる関節技。相手が逃れようとして、もがけばもがくほど技が深みにはまる。

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