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ががががが、ぽいぽいぽい

お読みいただきありがとうございます。

貰ったら使わないとね

霊峰富士の採掘権

これは欲しいと思って手に入れることが出来るものではない、お金をいくら積んだって無理だよ

公家だったり政治家だったり皇族の承認がいるんだ

霊脈に悪さされたら困るじゃすまないからね、悪さなんてしたら許可申請した人の首が吹き飛ぶよ

勿論悪さした人は言葉にできないような目に遭ってから、人柱まっしぐらだよ

そんな危険な採掘権だけど、霊脈でいろんな付加がされてる鉱石が取れるから欲しい人がいっぱいだよ

僕は貰ったけどね!

貰っちゃったからには使わないと勿体ないので、さっそく採掘に来てます

奈央とボブと甘木君と神人できたよ

樹海が近いから、生半可な人は連れてこれないんだよね


「おりゃー良い鉱石だせー」

「う~ん霊峰に言う言葉じゃない、四神もっと敬え」

「何言ってるの甘木君、こんなの山だよ。ただただすっごい山、ガチャみたいなもんだよ」

「先輩それは流石に日本人としてどうかと」

「うっさい!もう6時間も掘り進んでるのに、付加された鉄鉱石しか出てこないのが悪いんだ!掘る場所間違えたかなぁ?」

「どこから掘り始めても同じでしょう、採掘権が珍しいとはいえある程度掘られてるんですから」


なーんにも良い物でないんだ、しょんぼりだよ

気合入れてヘルメットやつるはし、ドリルまで作って来たのにさ


「こうなったら直下掘りしてからの、ブランチマイニングしかないかな」

「お嬢様、流石にゲームの技法をそのまま取り入れるのはどうかと」

「やっぱり?あ!そうだボブ」

「なんでしょう?」

「この辺掘っても良い物無いから、斜めに全力で攻撃して大洞開けちゃおうよ」


僕以外の皆が顔を見合わせてる

爆破しちゃダメって言われてるけど、全力で攻撃しちゃダメとは言われてないもん


「確認してみます、槍で削り取るはセーフなのか」


ボブが此処を管理してる宮司さんに聞きに行った

帰ってくるまで手を止めずに掘り進めて行く、魔法の力って凄いねバンバン掘り進めるもん

暫く黙々と掘っているとボブが帰ってきた


「お嬢様お待たせしました、やはりだめでした。それと宮司からこれを預かってまいりました」


宮司からお手紙貰っちゃった、開けてみるとA3用紙にでかでか

なめんな

って書いてあった、達筆だった


「大人しく掘ろうか」


周りの視線が痛いけど気にしない気にしない

あてもなく掘っても仕方ないので、秘密兵器を導入する


「先輩何してるんですか?グルグル回りだして??」

「ちょちょちょ支えて!」

「え、はい」

「ふぅ~ありがとう。ダウジングでもしてみようと思ったら、勢いよく回転してさ。僕まで回っちゃったよ」

「こんな霊脈のど真ん中で何してるんですか…」

「物は試しって言うじゃん、それに支えてくれたおかげで上手く行きそう」


強く念じながらダウジングしたら、方向を指し示したんだ

何を念じたかって?そんなの決まってるじゃないか

妹のためになる物見つけたい!!

って念じたんだよ、当然だよね

指し示す方向に進むこと3時間遂に引き当てた!


「凄いわね、こんな光景初めて見るわ」

「宝石の原石ゴロゴロとあるな、付与されたものばかりだ」

「先輩って運良いですね」

「天声君、お嬢様はこういう所で運を使って別の所で不運になってバランスをとっているんだよ」

「ボブ!酷いこと言わないで!」


たんまり宝石の原石を回収して帰路につく

掘った穴は来週にはふさがってるらしい

魔法の世界の富士山は恐ろしいね


「なぁ四神、これどうやって持って帰るんだ?」

「はぇ?何言ってるの担いで帰るよ?」

「これをか?」


甘木君が指さす方を見ると、鉱石が5トン分くらい山積みになってる

特級しか狙わずに掘ってたから、こんなことになってたのか


「あぁうん、頑張る」

「はぁここまで来たんだから最後まで手伝うよ。置いてくって選択しないんだろどうせ」

「狙ってなかったとはいえせっかく掘ったんだもん、もったいないじゃない」

「だろうな、知ってる。ただまぁ俺用になんか作ってくれよ、とんでも兵器に全部使わずにさ」

「僕を何だと思ってるの!?ちゃんとお礼はするに決まってるでしょ」

「ははは、それも知ってるよ。行ってみただけだ」


四神のお爺ちゃんにトラック回してもらって何とか持ち帰れた

ゴミだと思ってポイポイ投げ捨ててたけど、拾い集めててくれた奈央とボブに感謝だね

瑠璃の掘った鉱石をしっかりと錬成した場合、市場を破壊する位の量を確保してる

皆勘違いしているが、鉄鉱石だってこんなに取れない

普通の人が掘ったら同じ時間かけて、鉄鉱石取れたらいいほう

運の揺り戻しがいつ来るかが問題

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