よくみるなまえ
お読みいただきありがとうございます。
なんか新キャラが・・・
「姉ぇさまーーーーーエリスがきたですーーー」
「元気だね、いらっしゃみゅえわ」
遊びに着たエリスを歓迎しようとしたら、なんか柔らかいものに包み込まれた
柔らかくそれでいて弾力があって、あとなんか良い匂いする
「えへへ姉ぇさまを確保したです」
「え、まって。エリス大きくなったね、半年見ないうちに色々大きくなったね…」
エリスは目測で168㎝位あるんだけど?この前会ったときは僕より小さかったんだけど?
む、胸だって…最低Dはあるね
なんじゃぁこりゃぁ
「ふふん成長期です!姉ぇさまをいつもとは逆に抱きしめてナデナデするです!」
「ぐわぁ姉としてのプライドを砕かれるぅぅ」
成長期だって、僕の成長期と違うものだね
僕はどこも大きくならなかったもん、大きく…
欧州人との差かな?
これはチートだメインヒロイン補正だ!モブの僕との格差だぁ
「エリス様、落ち着いてください。嬉しいのは分かりますが異端者と話が出来ません」
「ふぇ?あぁ姉ぇさま今日はお話があって来たです、ささっと終わらせて遊ぶです」
今まで甘やかす側だったのに甘やかされるとは、エリス…恐ろしい子!
話って何だろう?それにそこにいる見たことない人は誰?
「姉ぇさま、この人はボブ・ジョンジョニー・サムって言うで「まって何その名前、逆に覚えにくいよ!」
「そうです?ボブでもジョンでもジョニーでもサムでもどれで呼んでも良いです、楽です」
「そういう物かなぁ?それでそのボブさんがどうしたの?」
「姉ぇさまに仕えたいそうです、でもでも姉ぇさまのことを教皇が異端者って呼んでるのいろんな人に見られてるです。だから破門して追放しないといけないです」
「まって色々とまってもらえる?内容がぎゅっとしてて追いつけないんだけどさ、そもそもなんで僕に仕えたいの?」
「瑠璃様のおかげで妹の仇を討つことが出来ました、このためだけに生きてきましたので目標を失い怠惰に身を任せていたところカイルに殴られまして」
「おねがいだから、情報量が多すぎるの。もっと初めて聞く僕にもわかりやすく説明して!僕の陰で仇討ち?カイル様を呼び捨て?何なのもぅ」
唐突に情報量が多い話を聞かされて流石の僕もプンスカプンだよ
一旦落ち着くためにリビングに移動して、お茶を飲むことにした
いままで玄関での会話だからね、展開についていけないよ
「姉ぇさまごめんなさいです、姉ぇさまなら大丈夫だと思っちゃったです」
「エリスだけの事だったら、僕も大丈夫だと思うけど他の人も関係するようなことは事前に言ってもらわないと困るよ」
「はいです、次からはそうするです」
エリスを叱ってから話をちゃんと聞いてみたんだけど、ボブさんは10年前に唯一の親族の妹さんを鬼に食い殺されたそう
それいこうずっと仇討ちに人生をかけてたんだけれど、仇の鬼の居場所まであと少しってところで別の鬼に両足を食べられてしまう
そんな絶望してる所に僕の作った義足の情報が流れてきて飛びついたんだって
義足を使いこなし、なんとか仇討ちを成功させた
そこから暫く生きる目標を失ってた所を、カイル様が喝をいれて今に至る
「一時は諦めかけた仇を討ち取ることが出来たのは、瑠璃様のおかげですので。その方に尽くすというのも良いかと思いまして」
「カイル様とはどんな関係なの?」
「恩人であり頼れる仲間ですね」
「姉ぇさまボブは強いです!姉ぇさまの役に立つです」
「強いってどれくらい?」
「とってもとってもです!」
「エリスがそんなに言うなんて、本当に強いんだねぇ…まってまさか!おい教皇、なんで一人の雇用案件で出張って来たのかと思ってたけどまさか」
「異端者が考えたことで正解です。私だって暇じゃないんですよ、でもねこれは私が出るべきですからね」
「ボブさん、ボブさんのもう一つのなまえ教えてください」
「お仕え出来るのであれば捨てる名ですが「グングニル」と呼ばれていました」
「うわぁぁぁぁ国家規模の案件だぁぁ二つ名持の移住てぇぇぇぇ」
どの国も手放したがらない二つ名持の移住なんて、国家間での調整がいるんだよ
勝手にやっちゃったら大変なことになるよ、前世で言うなら核兵器を満載した戦闘機が勝手に亡命とかそんな話だよ
「だから私が来て、破門することになったんですよ。聖女様も賛成しているし、何て面倒なんでしょうね」
「近衛の叔父さんに連絡しなきゃ、おとうさーーーーーーーんたすけてーーーーーーー」
「どうした瑠璃!お父さんに任せておけ!!」
助けを求めたらシュババってきてくれたお父さんに事情を説明する
説明中にうわぁめんどくせぇって顔したけど、任せておけって言ったの聞いたもん
面倒な大人との対話は任せるからね!!
「そもそもだな、瑠璃に仕えることを許せないんだが?」
「お父さんどうしたの?」
「瑠璃もなんで受け入れる方向で考えてるんだ、あっちの国に返してしまえばいいだろ。こんな30手前の男を瑠璃の側に置くわけにいかん!」
「何とか認めていただけないでしょうか、お願いします」
お父さんとボブさんが話し合いを始めた
僕は閃いたね
お父さんを説得出来たら雇っても良いってことにした
だってお父さんさっきから「やだやだ瑠璃に男を近づけるなんてやだやだ」しか言ってないもん
これは説得なんて無理だよ、面倒ごとさようならだよ!
二人を放置してエリスと遊ぶことにした、僕ってば賢いね
3時間後様子を見に来たら、二人で仲良くお酒飲んでる…なじぇ?
「おぉぃ瑠璃ぃこいつ良い奴だなぁ、お父さん認めちゃう」
「旦那様はご立派な方ですねぇ」
なんでこうなった!どうして、どうして
近衛の叔父さんが来てくれて、教皇と話し合ってくれた
なんか大丈夫らしい、僕を見る目が冷たいけど僕のせいじゃないもん
「瑠璃ちゃんは本当に愉快なことをしてくれるね、まったく愉快でしょうがないよ」
「異端者にかかわると人生に刺激があって退屈しませんね、まったく退屈しない」
教皇と近衛の叔父さんに虐められる
僕は悪くない
いやこれ、本当に僕わるくないよね!
ボブ・ジョンジョニー・サム
欧州きっての槍使い「ゲイボルグ」
見えてる敵に投槍したら必中だよ、当たるまで見えてないとダメだよ
初期段階ではもう少し早く出てくる予定だったのに、なんか出てくるのが遅くなった人
ボブ・ジョンジョニー・サムマックジョン
が初期の名前、長くない?と思ってちょっと削った




