表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
127/192

あんていしてきた

お読みいただきありがとうございます。

瑠璃の行動で戦場が変わってきていますよ

戦場に付いたら国森さんがいた、なんでいるの?


「瑠璃ちゃんお願い、神人を引き取って」

「嫌だけど良いよ、それよりなんでいるのそろそろ予定日でしょ」

「し、仕事が…」

「え?また軍部脅す?近衛の叔父さん経由でやっとく?」

「軽めにお願いしても良い?ちょっと無理かも」

「まかせて~またうちの会社に出向してもらえるようにするよ。でもよかった国森さんからそう言ってもらえて、前は無理やりだったからね」

「だいぶ楽になってるんだけどね、頼れる環境になってきてるんだけど私がいないと回らない所もあって」

「大変だね」


産後しばらくは国森さんを確保しておかないとだめだね、辛いとか言いながら働きそうだし

仕事が好きっていうより、人が好きだからね国森さん

僕が戦場に出ることで、無天さんも偶に来るようになって戦場は優勢

もっと言えば僕の作った義手義足で復帰した人達もいるので、人員不足も解消気味なんだ

国森さんが頑張ってるのは、人員の配置と兵站

それくらいは軍上層部だけで纏めて欲しいもんだよ


「先輩!今日から宜しくお願いします!!」

「うるさい、もっと静かにして。あと気負い過ぎて食べられないでね、僕が苦戦することになるから」

「あ、はい。そうですね俺が喰われたら大変ですもんねありがとうございます!」

「わかればいいよ、それじゃ行くよ。小鬼は問題なく行けるんだよね?」

「はい、問題なかったです」

「じゃあサクサク行こうか」


お父さんが前線に向かうのに合わせて僕達も一緒に進む

今回指定されたエリアにつくまで楽だった、お父さんがなんか張り切ってたから

何張り切ってるんだろうね?


「あ、すいません。俺の固有魔法を使わせてください、よければ先輩のお父さんも」

「お前にお父さんと言われる筋合いはない!!!!!」

「え、あ、すいません?」

「お父さん落ち着いて、何怒ってるの?」

「だぁ~もういい。それでどんな魔法だ」

「簡単に言うと凄い強化魔法です、多分普通の6倍くらい動けるようになると思います」

「流石神人ってところか、わかった頼む」

「あ、僕はいらないからね」

「なんでですか?あったほうが安全です」

「義手のデータ取りがおかしくなっちゃうからね、僕レベルの力でどれだけやれるかのデータって取れないんだよ」

「四神レベルって、確かにそんなにいない位強いけど安全には代えがたいだろう」

「違うよ甘木君、強さって意味じゃなくて魔力量の話。僕より強い人だったり同じくらい強い人はいても、この魔力量でこれだけ動ける人っていないんだよ」

「そうね、瑠璃は異常だものね」

「奈央って僕の事嫌いなの?ショックなんだけどそんなこと言われて」

「何言ってるのすすうっす好きよ、ソレとコレとは別で異常だって話でしょ」

「瑠璃の数値はデータとして有用だとしてもな、安全が一番なんだが」

「大丈夫だよお父さん、僕が強くならなくても強化された二人が守ってくれるよ。ね?」


あれ?なんで奈央と甘木君は胸抑えてるの?鬼の攻撃!!??

僕は周囲をさぐrいったーーーい


「落ち着け瑠璃大丈夫だ」

「大丈夫じゃないよ!なんで槍の柄で頭叩くの!!」

「叩いたらまともになるかと思ってな、つい魔が差した」

「…お母さんに言ってお小遣い減らしてもう」

「すまなかった!」

「えーっとここ戦場なんでもう少し真面目に」

「慣れなさい、私達はいつもこんな感じよ」

「気にするな命、余裕がないと持たないぞ」

「俺が悪いんですか!?」

「ちゃんと鬼は処理してるんだから良いでしょう」

「そうだ、必要な分は狩ってる」

「なんでこんな話しながらみんな戦えてるんですか、訳が分からないです」


戦場で立ち話何てしてたら危ないからね、ちゃんと戦ってるよ?

お父さんもいるからだいぶ余裕あるしね


「先輩は本当にいいんですね?」

「うん、しないでいいよ」

「了解です、ではいきます。神気相鋼!」


お~ゲームで見た奴だ


「見た目に変化ないんだね、なんかしょぼい」

「いや、先輩。ぴかぴか光ったりなんか見えたりしてたら良い的ですよ」

「た、確かに…」


お父さんは肩慣らしだって、槍を一突き


「なんだこれ、やばいな」


やばいのはお父さんだと思うよ、なんで槍の一突きで群がる鬼を何十匹も消し飛ばすのさ

雑魚ばっかりとはいえこれは酷い


「慣れながらいかないと味方を巻き込みそうだ、そろそろ俺は行くから気をつけろよ」

「は~いお父さんもね」


お父さんはそう言って走りながら槍を振るっていく


「ねぇ神人」

「なんですか?」

「僕たち帰っても良くないかな」

「そうっすね、なんか目の前の鬼消えていってますね…」


普段火力不足に悩んでる二人がヒャッハーしてる

楽しそうだね、不気味な笑い声が聞こえて僕は怖いけど


「あんまり神人の訓練にならないねこれじゃ」

「はい、でも自分の魔法がこれだけの効果があるってわかって良かったですよ」


その日の戦場はお父さんが暴れまわったせいで、ひじょーーーに平和だった

中衛にも二人暴れまわったのがいたし、割とすんなり国森さんを確保できたよ

まぁ奈央は怒られてたけど


「側付きの貴女がフラフラしてどうするの!力に溺れるだなんて論外です!!」

「はい…ごめんなさい…」


香奈さん大激怒、奈央は反省を続けてた

気持ちはわかるよ、あれだけ火力出たら楽しくなっちゃうのも仕方ない

神人って凄いんだね

瑠璃並みに動ける人

そんな人いません

魔力が多くて動ける人はいても少なくて動ける人なんていないって言うか無理です

固定観念をぶち破る、瑠璃だからできてるだけです

なのでデータとしては貴重でもイレギュラー値なので使い道は少ない…

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 奈央ちゃんも甘木君も瑠璃ちゃんの尊さに鬼より先にやられてしまいそう.... 神人君は瑠璃ちゃん耐性高そっすねぇ...
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ