う、うわー
お読みいただきありがとうございます。
古の書物から学んだことを実践していきます?
今日もは妹達と何して遊ぼうかな、ゲームとかが良いかな?それとも洋服を選んだりしようかな?
ルンルンと僕はリビングに向かう、みんな待っててくれてるはずだ
「ふぅお姉ちゃんの相手するの疲れるね」
「姉さんのご機嫌取ってって、お父さんとお母さんに言われてるから頑張ってるけど大変」
「リンはそろそろやめたい、めんどうくさい」
「しょうがないですわ、あんなひとでもこのくににはひつようなひとなんですもの」
うそ…嘘だよね…
え、皆無理やりだったの?僕と一緒にいるの嫌だったの?
あ、あ、あああああ
「あら瑠璃どうしたのそんなところで?」
「奈央あのね、あのね」
「あぁ聞いちゃったのね、でも丁度良かった」
「え…」
「私もいい加減にしてほしかったのよ、お仕えするなら翡翠様のがいいに決まってるでしょ」
「な、なお・・・?うそだよね?冗談だよね?僕をビックリさせようってそれで・・・」
「誰が貴女みたいな出来損ないに仕えたいって思うのよ」
うぅあぁあぁぁぁぁ
「お姉ちゃん!お姉ちゃん!どうしたの!?おねえちゃん!!」
「え?あれ?」
僕はきょろきょろとあたりを見回す
僕の部屋だ?なんで?
「起こしに来たらうんうんいって苦しそうだったんだよ?どうしたの大丈夫?」
「へ?夢?本当に夢?」
「怖い夢見たの大丈夫?私が一緒にいてあげる」
「うわぁぁぁん酷い夢見ちゃったんだよぉ」
「えへへお姉ちゃんは泣き虫さんだね、大丈夫だよ」
妹の胸に縋り付いてなく僕17歳…
今日も妹達と何して遊ぼうかな、ゲームとかが良いかな?それとも洋服を選んだりしようかな?
ルンルンと僕はリビングに向かう、みんな待っててくれてるはずだ
「ふぅお姉ちゃんの相手するの疲れるね」
「姉さんのご機嫌取ってって、お父さんとお母さんに言われてるから頑張ってるけど大変」
「リンはそろそろやめたい、めんどうくさい」
「しょうがないですわ、あんなひとでもこのくににはひつようなひとなんですもの」
こ、これは夢だ!この前見た夢だそっくりだもん
この後奈央が来るってわかってる、夢だ夢のはず
「あ、お姉ちゃん聞いちゃったんだ」
「ひ、翡翠…あれ?奈央は?奈央が此処で来るんじゃないの?
「はぁ…だからお姉ちゃんの相手するの嫌なんだよ。誰その奈央って人」
「え、何言ってるのさ、奈央は僕とずっと一緒にいる大切な友達だよ?」
「そんな人いないよ?妄想を現実と一緒にしないで」
なにそれ
僕は奈央の部屋に向かう、こんなの悪い夢だってわかってるけどそれでも行かずにはいられない
部屋の扉を開けると、そこには何もなかった
奈央が大事にしてる物も、家具もなにもなにもなにもなにもなにもなにもなにもなにも
「お姉ちゃん!お姉ちゃん!どうしたの!?おねえちゃん!!」
「え?あれ?」
僕はきょろきょろとあたりを見回す
僕の部屋だ?なんで?
「起こしに来たらうんうんいって苦しそうだったんだよ?どうしたの大丈夫?」
「へ?夢?本当に夢?」
「怖い夢見たの大丈夫?私が一緒にいてあげる」
「うわぁぁぁん酷い夢見ちゃったんだよぉ」
「えへへお姉ちゃんは泣き虫さんだね、大丈夫だよ」
怖い夢だった、すぐに「」会いに行かなくっちゃ
今日も妹達と何して遊ぼうかな、ゲームとかが良いかな?それとも洋服を選んだりしようかな?
ルンルンと僕はリビングに向かう、みんな待っててくれてるはずだ
「姉さんのご機嫌取るのもう嫌だよ、お父さんお母さんもう面倒だよ」
「里兎お願いよ、あの子の才能だけは有用なの」
「すまんな、あんなのでも機嫌よく過ごしてもらわないと困るんだ」
「う~でも~」
「今度3人で遊びに行こうな」
「えぇ可愛いお洋服もいっぱい買いましょう」
なにこれ、なんで僕のお父さんとお母さんと里兎が家族みたいになってるの?
「」は?僕の妹は「」じゃないかなんでそんな…
あ、そっか夢だ夢なんだ
最近変な夢ばっかり見るんだ、困っちゃうよね
はは、夢だよそうじゃなきゃ僕どうしたらいいのさ
「ねぇさま!ねぇさま!どうしたんですの?だいじょうぶですの?ねぇさま!!」
「え?あれ?」
僕はきょろきょろとあたりを見回す
僕の部屋だ、でもなんで恋が起こしに来てるの?
「ねぇさまつらそうでしたのこわいゆめでもみたんですの?」
「ねぇなんで恋が家にいるの?昨日お泊りしたんだっけ?」
「なにいってるんですの?ねぇさまとレンはずーーーーといっしょにくらしてきましたの。おとうさまもおかあさまもいなくなってしまってふたりでがんばってきましたの」
「違う!違う違う、そんなはずない!そんなわけない!!」
僕は恋を押し飛ばして部屋を出る
夢だ、こんなの夢だ
悪い夢が続いてるんだ、そうじゃなきゃおかしい
リビングに入ると、今まで家には無かったはずのものが目に入る
仏壇、こんなものなかった
なかったよ、なんなの
頭変になりそうだよ・・・
「ねぇさま、いたかったです。レンがなにかわるいことしてしまったんですの?」
恋が僕に近づいてくる、やだ!こないで!!いやだ
僕は目を覚ます、気分は最悪だよ
変な夢ばっかり見て、頭も痛いしやな事ばっかりだ
顔を洗って気分でも変えようと、部屋を出る
はは、今度は誰がいなくなってるんだろ
「」さんかな?「」さんかな?
いったいなんなんだよ、もうやめてよ
僕はまた目を覚ます。
起きてるのか夢の中なのか全然わからない
何度も何度も何度も何度も
起きては誰かが消えてて、苦しんで苦しんで目を覚ますの繰り返し
わかんなくなってきちゃった、僕ってだれだっけ?
妹ってなんだっけ?お父さんって?お母さんって?家族って?
わかんなくなってきちゃった
もう限界だよ
夢の中で死んだら終わるのかな、こんな繰り返しから抜け出せるのかな?
試して見なきゃわからないよね、そうだそれがいいそうしよう
試さなきゃ、わかんなくなる前に試さなきゃ!
台所ってどこだっけ?包丁ってあったんだっけ?
どうしよう、家の事わからないなぁ
どうやって死ねばいいんだっけ?
死んだら助かるかもしれないのに、あれ?
死ぬって何だっけ、何しようとしてたんだっけ?
あれ?あれ?あれ?あれ?あれ?
「目を開けて瑠璃、お願いだから目を開けて」
「瑠璃はお寝坊さんだな、ほら一緒に帰ろう。だから目を開けてくれ」
何か聞こえる気がする
五月蠅いなぁ僕はアレしなきゃいけないの、アレしないと助からないんだから
アレってなんだっけ、助かるって何だっけ
「これだけ言っても聞かないだなんて、お母さん怒ったわよ」
お母さんってなに?そんなことより「」は何かしなくちゃいけないんだ
なにか、なにか、なにkあっついあっつ熱い!!!
「あちちち、熱いぃぃぃ」
「美彩のおかげで目が覚めてよかったけど、燃やすのはどうかと思うぞ…」
「起きない瑠璃が悪いのよ、苦しそうにしてるのに起きないから」
「え、なんで僕燃えてるの。まって誰かけしてぇぇぇぇ死んじゃうよぉぉぉぉ」
ミディアムレアくらいには焼けてる気がするんだけどぉ
ゴロゴロ転がって火を消す、ちょっと見てないで助けてってば!
起きてよかったって泣いてないでさ!!僕絶賛火だるまなの!!!
何でこんな目に遭ったの僕???
「大丈夫か瑠璃?俺のこと解るか?」
「お父さん何がどうなってるの?ここ何処??」
「よかった覚えてるんだな、本当に良かった」
お父さんが泣きながら抱きしめてくる、奇跡の再会みたいになってるけど
先ずは、何がどうなってるか教えて欲しいんだけど
ねぇみんな泣いてないでさ
「えーっとつまり僕は、大鬼夢喰に襲われてたの?脳みそむしゃむしゃされかかってて、おまけで悪夢まで見せられて。起きない僕に慌てたお母さんに物理的に燃やされて助けられたってこと?」
「そうね、まさか脳に寄生してるとは思わなかったわ。燃やしてみる物ね」
「は、はは…確信があってやったんじゃないんだね」
「燃やせば起きると思ったんだもの。でも燃やしたら何かが耳から出てきて、それを光輝がスパーンってやって討ち取ったのよ」
「正直あたしも、正気を疑ったわよ。でもそれだけ取り乱してたんでしょうね、あんまり責めちゃだ・め・よ」
「うん、結果的に助かったから気にしないようにする。髪の毛がちりちりになっちゃったけど気にしないようにするよ」
戦場に出て戦ってたら、急に僕が倒れたんだって
慌てて奈央が僕を抱えて、後方に下がってくれたんだけど目が覚めなかったんだ
3日も寝てたらしいよ、まぁ体感一月位悪夢を見てたけどね
きつかったなぁ
僕の症状を見てすぐに夢喰の仕業だと解ったらしいけど、対策が無くて声をかける位しか出来てなかったんだって
最悪廃人、良くって記憶に欠落が出るんだって
僕も危ないところだった、翡翠達のこと朧げになってきてたからね
翡翠のこと忘れたら、僕のアイデンティティが無くなっちゃうよ
「お姉ちゃん、私のこと覚えてる?忘れてない?」
「僕が翡翠の事を忘れたら、そんなの僕じゃないよ。絶対忘れないから大丈夫だよ」
「よかっだよぉお姉ちゃんにわずれられでだらってこわぐっで」
「僕は何があっても翡翠のお姉ちゃんだよ、大丈夫だよ」
翡翠を怖がらせるだなんて、夢喰鬼絶対に許せない
きらりちゃんが消し飛ばしちゃったけど、できれば僕の手で消したかったよ!
「ねぇ瑠璃」
「何お母さん?」
「お祓い行くわよ」
「ふぇ?」
「何かついてるとしか思えないの」
「それに関してはそうだな、瑠璃の遭遇率はおかしすぎる。戦場で強い鬼と対峙するのは仕方ないにしても、こんなに名持を引き寄せるのはおかしいからな」
「そうかもしれないね・・・たまちゃんなにかいってこないかな?」
「お母さんから言っておくから大丈夫よ。それに多分お祓い行っても意味はないでしょうけど、行かないよりましよ。明日行きますからね」
「は~い」
名持の鬼に命を脅かされるの何回目だろうか…
普通に暮らしたいだけなのになぁ
夢喰
脳に寄生して、くちゅくちゅしちゃうタイプの鬼
瑠璃が無事だったのは、朱の巫女の力をすこーーーーーーしだけ引き継げてたから
優秀な遺伝子を掛け合わせてるんだから、ほんの少しは継いでますとも
全く、これっぽっちも、μも、朱の巫女の力は使えないけども
夢喰自体はワンパンで倒せるくらい弱いので、微弱な朱の巫女の力でも守られてる間は脳を食べられてなかった
悪夢のせいで精神的に壊れかけてたので、数日後だったら美味しく頂かれていた
朱の巫女の炎は内側から焼く、もっと言えば邪を払う力
耐えきれず逃げ出したところを、スパーンとやられて討滅された
美彩さん大勝利!代償は瑠璃の髪がチリチリになったくらい
寄生型で有名な他の鬼は、「共喰」・「苗床」がいる
ちょっと記憶を欠落させてもっと不幸にしたほうが良いかなって悩んだりした。
昔からある格言で「可愛い子は不幸にさせろ」って言うからね
古事記にも「可愛い子は谷に突き落として、苦しむさまを見守るべし」って言うしね
まぁうちの子は負けませんけどね