ニイナとの再会・村の変化
「ああ明らかにここには居ない魔物だ。
エリーの攻撃の瞬間体制を低くし防御体制を取っていた、だがエリーの攻撃を見破ったわけではないらしい、その証拠にほら右の頬に深い傷があるだろ」
エリーの攻撃が避けきれないとわかった魔物は致命傷を避けるため最低限のダメージを受けたわけだ
まてよ・・・なぜ魔物が知性を持っている?たかが平地に出てくる魔物が知性を持ってるわけがない!
俺がクエストを受けていない間に何が起こってるんだ
「・・・ヒカリほんとに私の動き見えてるのねどんな目してるのよ」
そう考えてると悔しそうな声が聞こえた
「まーいいわまだ私も本気も出してなかったし」
そういうとエリーはまた魔物の方に向いて飛んで行った
・・・今度はほぼ見えなかった気がつくとさっきの3倍ぐらいの爆風が鳴り響き魔物を倒していた
あの魔物Cランクあたりか?それをほぼワンパンで倒すあたり只者ではないな
「どう?今度は本当に見えなかったんじゃないの?」
馬車に乗ったエリーは食い気味で言ってきた
「さあどうだろうな」
「ちょっと!どっちなのよ見えたの?見えてないの?」
「ほらさっさと行くぞこの辺の魔物が強くなっていたら村が危ない、村がどうなっているか見に行かないとな」
ちょっとーなどの言葉を聞きながら村に向かった
村に着いた俺らが見た光景は大量の男性の怪我人だった
浅いものもいるが中には明らかに魔物に攻撃された深い傷がある者もいた
「ヒカリ何が起こってるの?」
「分からない、ここに知り合いがいるそいつに話を聞いてみるか」
動揺しているエリーを連れ俺はこのクエストを依頼したニイナという人物に会いに行った
「・・ここ薬屋よねここに知ってる人がいるの?」
「ああ今は多分あのげが人達のために薬を作ってるはずだ」
そして俺らは薬屋に入った
「いらっしゃいませ、すいません今けが人が多くて━━━━━━━━ってヒカリ!?
・・・うわぁーんヒカリーいっぱい薬貰ってから全然来てくれないからなんかあったのかと思っちゃったじゃない!」
中には金髪で薬草を持ちながら薬を作っているニイナがいた、そのニイナが俺の顔を見た瞬間泣きながら胸に飛び込んできた
「ごめんな色々あってな顔を出せなかった」
こういう泣き虫な所は変わらないな
「ううんヒカリが冒険者になった時にもう覚悟を決めてたから大丈夫だよ・・・でも急にいなくなるのはやめてね」
俺の手を強く握り俺の目を見てきた
「分かった今度からはなんかあった時に必ず報告に行く」
うん!と強く頷いたニイナは俺から離れ薬の作るのを再開した
「ニイナ今この村で何が起こってるんだ」
久しぶりの再会を終えた俺は本命に話を切り出した
「村近くの森あったでしょあそこからここにはいない強い魔物が10体以上見つかったの、最初は見張りの人も安全だったんだけど・・・」
「・・何かあったのか」
「うん急にその魔物達が見張りの人や森に食料を取りに行く人たちを次々と襲っていったの、それで村の人達はその魔物達を倒すため腕に自信のある男達で行ったんだけどそれも惨敗で」
「ようするに魔物を退治すればいいってことよね簡単じゃない」
薬屋を興味本位で歩き回っていたエリーがこっちに戻ってきた
「ヒカリ?そちらの方は?」
「ああ今色々あって俺のパーティーメンバーのエリーだ」
「パーティーメンバー最初に女性が・・こ、これは恋のライバル!」
パーティーメンバーと言った瞬間ニイナがブツブツ言い始めた
「どうした?なにかわかったのか?」
「い、いやなんでもないよーそれより倒すって危険すぎるわ」
「ふっふーん大丈夫よこう見えて私結構強いから安心して」
胸にドン!と手を当ててエリーは自慢げに言っていた
「ああ村に向かう途中それらしき魔物とであった、あのぐらいの強さなら大丈夫だ」
「そ、そうそうよねヒカリも立派な冒険者だもんね・・じゃあヒカリとエリーさんあとは任せました私は薬を作って待ってます」
「頼んだぞ」
そして俺らは薬屋を出て村長に会いに行った
「村長森に行く許可貰いに来たぞ」
「ヒカリ!?久しぶりじゃのう森は今危険じゃあまり近ずかんほうがええ。
それに恥を承知で3日前バッケトス王国に緊急依頼を出した、軍勢が来るまで安全にしといた方がいい」
「事情はニイナから聞いただが王国に緊急依頼を出したら1日以内に来るはずだろなぜ今来てないんだ?」
やはりバッケトス王国はなにか裏があるのかもしれない
「ううむ金もないわしらを助けるまでもないと考えたんじゃろう」
「そんなの最低じゃない人をお金で判断するなんて」
「だから今冒険者の俺らに頼るべきじゃないかニイナの承諾ずみさ」
「ニイナが良いと言ったのならわしが止めるまでもないか・・じゃが絶対帰ってくるのじゃぞニイナが悲しんでしまう」
「ああわかったそれじゃあ行ってくる」
許可書を貰った俺らは門番を超え森に向かった
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