エリーとの出会い【3】
Bランクまでなら別に悪いことではない
セリカとの関係性も探りつつ慎重に立ち回ろう
「そういえばランクはいくつなんだ?俺はFランクの底辺だけどもしCくらいだとパーティになるのは大変だと思うんだが」
「私のランク?そんなの分からないよ、だって私字読めないし書けないから登録できないもの」
「え?字が読めない?なんでだ?この国は子供にある程度の知識を教える義務があったはずだが」
「仕方ないでしょ・・・だってあたしこの国に、いや王様に捨てられたんだもの」
な、なんだと!?
「なにか事情があ━━━━━━━」
「それはお互い様でしょこの話は時が来てから話をする」
話をずらさせてしまったが国に捨てられた?そんな話噂でも聞いたことないぞ
「そしたらこの国にまだいていいのか?他に行く場所は無くはないだろ」
もし捨てられたことをばらさせたらたとえ1人だけだとしても噂が立つ、それは王国にとっても避けたいはずだが
「私赤ちゃんの時に森に放り出されたの。その時にある人が助けてくれなかったら死んじゃってた、だから王国ももう死んでると思ってたんだと思う」
「だけどある日また私を探し出すようになったの、15年前まであんなに静かだった王国が急に」
「なにか事情があったのか?生きてることを確認されたとか?なおさらここにいちゃダメじゃないか」
15年ぐらい静かだった王国が急に探し出すようになった?何故なんだ、まだ秘密を隠してるのかもしれない
「事情ねー助けた人が言うにはある人が王様の右大臣についてから色々動きが活発になったとか言ってた」
「右大臣一人でそんなに王国が変わるもんなのか?名前は?何か知ってるかもしれない」
右大臣が王様に着いたことも聞いたことがない。なんだ?何が起こってるんだ
「右大臣の名前ねーなんだっけな・・ダスク・インファシスだったかな」
その名前を聞いた瞬間俺は驚きと怒りの両方に飲まれてしまった
なぜ200年前セリカ達を地獄に叩き込んだ人物がいるんだ!
「ちょ、ちょっとどうしたの?顔怖いよ、私なんかした?ね、ねー」
「はっ! いやなんでもない家族のことを思い出しただけだにきするな」
1回冷静になろう、名前が同じだけかもしれない、全然違う人物かもしれないまずはそれを確かめなくては
「きゅ、急にびっくりしたじゃない。家族のことも━━━━━━事情がありそうね。まーこれからよろしく私はエリーそっちは?」
こっちの表情と態度で家族のことも事情がありそうと思ったらしい
「俺はヒカリだよろしく頼む」
「よしそれじゃあ早速冒険者ギルドにしゅっぱーつ!!」
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