表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/40

エリーとの出会い【1】

意識を失った俺は200年後、前世の記憶を持ったまま生まれ変わった


そして現在俺、ヒカリは冒険者をやっている


冒険者になった理由はいくつかあるが、1番大きいのはセリカの言葉だろう


・・・だがもうその夢と約束は諦めかけているんだけどな・・・


そんなことを思いつつ俺は、冒険者ギルドに向かっていた


冒険者ギルドとは、スキルを使える人達がランクに応じ、依頼を達成することで報酬が貰える。言わば一種の仕事だ、それをこなしながら俺は生活をしている


ランクはS、A、B、C、D、E、F、と7ランクで分けられている、その中で俺は最底辺のFランクに属している


クエストをほぼしていないという理由もあるが1番の理由は、Aランクに近づかないためだ、この世界はスキルがある、だがそれを他人が知るためには王国にある水晶とある鉱石に手をかざさなくてはいけない。手をかざすとスキルの名前とその効果が表示され、その内容を王国が"危険人物"リストに書き入れられる


…まー簡単に言うと、そのある鉱石が不足してて全員のスキルが表示出来ないが、Aランクに上がる冒険者は、もし王国にキバを向いた時にすぐ代用できるようにスキルを見せなくてはいけないという訳だ


でもスキルの効果が分からなければ冒険者なんてやっていけない。そのためのこの本だ、この本にはスキルの効果がほぼ全て入っている、それを見れば自分のスキルが何かがわかるってことだ


俺はスキルを見られてしまったら殺される、この王国のルールによって…


と、今更このバッケトス王国の現状を復習したヒカリは冒険者ギルドに向かう




「ほんとに教えてくれるんでしょうね・・」


「兄貴こいつ胸はそこまででもないがいいスタイルしてますぜ」


「ああ教えてやるよ色々とな」


向かっている最中にそんな声が聞こえた


まーいつもの低ランクの冒険者が女に絡んでるだけだろうと思い通りすぎようとした。


そして通りすぎた時俺は目を疑った


なぜか、そこにセリカがいたんだから!


…いや正確にはセリカに似た後ろ姿の女性がいた


銀髪ショートのうしろ姿に俺は唖然とした、まさか俺と同じくセリカも200年前から生まれ変わってきたのか!


いやまて、そんなことがあるのか?


話を聞きたいが、まずはあいつらを片付けてからだな…


そうして俺は細い通路にいる連中達に近づいた


「おいそのへんにしとけ」


「あぁ?誰だお前冒険者か?」


「兄貴こいつ知らないぞ、多分こいつ低ランクの冒険者でだぞ」


「ということはお前EかFだな、はっはーそんな低ランクのお前にはまだヒーローはむいてねーんじゃねーのーはっはっはー」


なかなか腹立つなこいつら


俺は今攻撃できるスキルがない


俺のスキル【ダメージ変換】


自分が受けた傷×5、50、500、5000、50000まで威力をあげることができる。

威力のあげ方は詠唱に比例する

というスキルだ


俺は今傷ひとつない健康な体だ、こいつらに1発殴られてから反撃しようとしたがこいつらに殴られるのはなんだがしゃくだ


誰か怪我している人はいないのか


そう思い俺はセリカに似た人物に目を向けた


…あれは傷?


肘に傷らしきものがあった


気づいてる様子も・・無さそうだな


そして俺は何故か前世から持ってきてしまったスキル【身代わり】を使い誰にもバレずにこっそりと女性を回復させた


「その情報網間違ってるんじゃないか? 俺の事を知らない?じゃあ今覚えて帰ってくれよ」


傷は1つしかない、だがこれを人に当てるのはたかがかすり傷でも5倍となれば結構の威力だ


これはこう言うしかないか・・・


「俺はAランク冒険者だ、スキルは・・サイコキネシスだ。よく見ておくんだな」


そうして俺が放ったスキルは冒険者の横の樽にぶつかり樽がバラバラになった


「・・む、無詠唱魔法だって」


「あ、兄貴こいつ本物のAランクかもしれないぞ!ここは引きましょう」


「へ、い、命拾いしたなAランク冒険者!

俺が本気を出せばお前なんてこてんぱんなんだからな!」


そう言いながら冒険者2人はこの場を去った


はぁー目立ちたくはなかったがこればかりは仕方ない


そう思い俺はセリカに似た人物に近づいた


「大丈夫か?」


「大丈夫もなにも助けてくれなんて思ってなかったわよ」


「俺も助けるになんてなかった。が色々あって助けに来た」


感謝もなしに突っかかってくるのはセリカとはあまりに似てないな


だがこの質問にあいつがどう返すかによってこいつと関わりを無くすか無くさないかを決める


「・・・おまえセリカって人物知ってるか?」


「し、知ってるわよ200年前に魔王の封印を2個も解いた裏切り者のことでしょ」


「じゃあもうひとつお前は200年前セリカだったか?」

もし好評なら投稿頻度を頑張って増やしたいと思います

下にある★★★★★マーク、ブックマークよろしくお願いします

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ブクマ・ポイント評価お願いしまします! 小説家になろう 勝手にランキング
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ