かき氷くん
かき氷を食べたくてお母さんにつくってっていった。
今は冬だから寒くてお腹こわすからダメっていわれた。
でも夏にもいわれた。
冷たいものを食べ過ぎたらお腹をこわすからダメって。
暖かいところで食べたらいいし、食べすぎなきゃ、食べてもいいって事にはならないのかな?
それならいつ食べたらいいのかな?
食べれる時があって、それを探して、見つけないといけないのかな?
もしここに、かき氷の妖精の『かき氷くん』がいたら、きっと悲しむと思う。
いつも食べてもらえないって。
いろんな味にして食べられるのに。
いろんなものをのっけて食べられるのに。
かき氷くんは、たくさんの味やチョコレートやくだもの、よくわからないけど白い団子みたいなのとも仲良しなのに。
もっとみんな食べたらいいのに。
春も夏も秋も冬も、食べたらいいのに。
お母さんは
冷たいのがイヤとか、すぐとけるとか、もんくばっかりでさ。
ここにかき氷くんがいたら、泣いちゃうと思わないのかな?
冬でも夏でも暖かいところで食べるなら、とけちゃうのを知らないのかな?
かき氷くんはきっというと思う。
とけてなくなっても、食べてほしいって。
いつもダメって言われるから、いつなら食べられるのかわからないけど、それが明日かもしれないし、あさってかもしれないし、ずっと後かもしれないから、
だからボクは今日もお母さんにいってみる。
かき氷たべたいって。