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275.鷹視狼歩

 ◇◇◇◇◇


 コウヤが『黒爪狼(ブラッククロー)』と名付けた人狼型の新種の魔物(ワーウルフタイプ)


 それは、シロウが長らく隠していた宝玉による固有能力で変身した、もう一つの姿。

 その固有能力の名称は『鷹視狼歩(ようしろうほ)


「鷹視」は鷹のような鋭い目つき。

「狼歩」は狼が獲物を探すような歩き方。


 鷹にしろ狼にしろ、どちらも獲物を狩猟して、その肉を食らう頂点捕食者。

 総じて、残忍で荒々しく、貪欲な人の人物像として例え。

 しかし同時に、隙がない勇猛な武人の例えともなる言葉。


「後ろは任せて一気に行け」


 包帯男(シロウ)が、最後にハツカ達に残した言葉。

 それは、(かたく)なに固有能力の使用を避けていたシロウの覚悟が残したもの。

 人間の言葉が使えなくなる切り札(変身)

 それを切り札を切って仲間達を逃す為に言明(げんめい)した言葉であった。


 本来、狼とは仲間の群れ共に獲物を狩る生き物。

 そんな狼と言う単語を使ったものに一匹狼と言う言葉がある。

 しかし、自然界において、その言葉に気高いとか孤高と言う意味は無い。


 単身で徘徊している孤狼(ころう)とは、群れ弾き出された脱落者。

 群れに馴染めず、集団行動が取れない落ちこぼれ。

 ゆえに、独り身で獲物を狩らざるを得い存在となった者の末路(まつろ)を指す。


 そのような孤狼(ころう)が、再び仲間を得たならどうするだろうか?

 孤狼(ころう)は、自らの弱さを隠し、仲間を守る事を選択する。


 しかし、それが必ずしも上手くいく処世術(しょせいじゅつ)とは限らない。

 思わぬ事故(アクシデント)で負傷し、能力に付随する自然治癒能力に頼らざるを得なくなった。

 その後、再び群れと合流するも、仲間を守る為に再び能力を解放する事態と遭遇する。


 孤狼(ころう)の意志では、自由な解除もままならない変身能力。

 その為、孤狼(ころう)は仲間を人間の害意から守る為に再び距離を置く事となった。


 三度目の邂逅は、まさに偶然だった。

 能力の解除と共に重体の身となった時に出会った蜥蜴人(リザードマン)

 その者の導きによって、再会と合流の機会を得る。

 と同時に、そこで仲間の窮地(ピンチ)を知り、その救助に手を貸す事となる。

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。


「今回のシロウの固有能力名の開示が良かった」

「面白かった」

「続きが気になる、読みたい!」

「今後どうなる!!」


と思ったら、下にある☆☆☆☆☆から、作品の応援をお願いします。


面白かった、固有能力名でもシロウが身を潜めていて、行動と一致しているな、と思った方は ☆5つ

つまらなかったら ☆1つ


正直に感じた気持ちでもちろん大丈夫です!


ブックマークもいただけると本当にうれしいです。


なにとぞ、よろしくお願いいします。

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