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小説家になろうに数多ある異世界物語を模倣してみよう(誰でも書ける風)

作者: 言の葉巡り

適当に

浮かぶがままに

『………はっ!』


瞬時に自身を確認する


『あれ?確か道路に飛び出した子供を助けようとして……』


周囲を見ると見慣れない木々しかない


『ここはどこだ…トラックに轢かれた筈なのに…』



釈然としないものの考えても判らない

取り敢えず立ち上がり林の様な場所を見渡す

見たこともない場所であることは確かだと感じ、不安ながらも歩き出す僕


『これはなんていう木なんだろう…』


現状が一切理解できず、不安になりながら宛てもなく歩き続けると奇妙なモノを発見した


緑色で

お饅頭の形をしていて出す

ややプルプルとしながら

ゆっくりと移動していた


『………………』


ぼくは目で追っていた

思考は緊急停止していた


バレーボール半個分程のそれは徐に僕を見る


口はない

鼻もない

目は一つ


暫く見つめ合った後、それは傍らに生えている草を身体に取り込み始めた


半ば透明の体内にある草を視認する


『食事かな』


暫く観察してみる、というより

何も出来なかった


だって僕を見ながら摂取していたから



小一時間ほどは経っていたかもしれない

そのスライムは食事を終えると僕に向かって移動してきた

すごくゆっくりと


正常に機能していない僕の脳だったが、眼前にいるスライムを見ていると忙しく働き出す


『どうしよう…座った方がいいかな…それとも俯せになって視線を平行にした方がいいのかな……』


敵意というより好奇心ですよ的な目を見て、僕は胡座しながらそっと右手を伸ばした



躊躇いもなく指先に触れてきたそれは、ひんやりとしていてぽんやりとした触感

時折視線を合わせるものの、僕の右手を触るのに夢中な様子

指の間に侵入したり包んだりされたものの、心地好いのでそのままされるがまま


僕も触ってみようと左手を出す

犬や猫を撫でるのと同じように触れてみる


すると今度は左手に目標を変え

むにむにと動き出す


「かわいいなぁ」


声を出した途端に停止するスライム


「君は話せないみたいだけど聴覚は有るのかな…耳はなさそうだけど」


するとスライムは左手をよじ登り始める

僅かに振動する様な感触があった


『蛇の動きに近いのかもしれない』

などと思っていると腕を上って来る


落ちないように右手を待機させそのまま待つこと数分


左耳に張り付きながら顔に触れてくるその子



「頑張り屋だなぁ」



 ※標準的ななろう異世界モノを書こうと思ったものの

何やら違うモノになった感があるけど見切り発車故ご勘弁


まぁ

仕方ないか……





















更新の予定はないかな

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