第2夜
〜期待〜
あなたと離れても
またいつでも会えるなんて
甘い考えを持っていた
しばらく会えなくても
またいつでも会えるなんて
考えていた
たとえもう恋人同士に戻れなくたって
またいつでも会えるんだから
なんて考えていた
あの日まで…
〜誰よりも君が大好きだったから〜
夜空に輝く星を数えては
涙で見えなくなって
また一つ目から数えなおす…
君がいなくなってから
泣き出しそうなのをいつだってこらえてきた
君にもう二度と会えない現実を
今もまだ受け入れることが困難で
だからこうして今夜も星を数える
遠くに行ってしまった君から
僕は見えますか?
僕はうまく笑えてますか?
問いかけは
いつだって空回りで
答えなんて出やしない
東京タワーよりも高い場所に登っても
飛行機に乗って雲の上に行っても
もう君には会えないのかな…?
寂しくて
悲しくて
苦しくて
辛くても
僕はもう少し生きてみる
だから
もし僕がそっちに行ったら
何も言わずに抱きしめて欲しい
また、二人で笑える日を
夢見ています
誰よりも君が大好きだったから
今でも君が
大好きだから…
〜青空〜
あの時あんな事言わなければよかったとか
どうしてこうしなかったんだろうとか
そんな後悔を
今でもしている
あの時こんな話して笑いあったとか
君との思い出を
追いかけながら空を仰ぐ
青い空が高くて
思わずぐっと息をのんだ
君が居なくても
時計は回って
季節は廻る
何にも変わらない一日がまた始まる
ただ、君がもういないという事実だけを
刻み込んで
もっと
ずっと一緒に居たかった
明日も
明後日も
来週も
来年も…
今日も空を仰ぐ
君との思い出を
胸に抱いて…