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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

PPG:無駄設定その(1):クナイセン&レニ編

作者: 暮灘雪夜


キンベル・クナイセン


フルネーム

【キンベル・アーダベルト・ハインリッヒ・フォン・クナイセン】

ちなみにクナイセンはフルネームを「無駄に長い」という理由で嫌っている。


プロイセン皇国国防軍、陸軍装甲大尉


第18装甲擲弾兵師団麾下第2装甲大隊第2中隊(増強中隊)の中隊長。


先祖伝来の領地を持つ正統派ユンカー(東部貴族)ではなく、金で家督と地位を買ったノイエ・ユンカー(新貴族:経済貴族、成金貴族)の子。


士官学校時代の席次が酷く悪かったくせに、階級の割に年齢が低い。


他にも幼女性愛者(ペドフィリアン)の嫌疑がかけられてるという噂もあるようだが…(笑)




実際に家は裕福な商家で、ユンカーの地位も伊達と酔狂と放埒をこよなく愛した父親が戯れに買った物らしい。


プロイセンでは戦後も相変わらずユンカーによる派閥のような物が特に軍部を中心にあり、クナイセン本人としてはそれなりに役に立った模様。


もっとも本人に言わせれば、本来なら徴兵が社会通念的な意味で厳しいプロイセンで、「クソ重い小銃を担がされて3年間過ごすよりは…」とせっかくなのでユンカーっぽく士官学校に入り、ついでに歩かないで済むからという駄目な理由で当時はまだ試行錯誤中と言って良かった戦車科を受講。


そして、士官学校卒業者の特権と兵役…士官の身分で3年間の軍隊生活を過ごし、後は実家に戻って楽して生きよう…なんて初期型ヤン・ウェンリーだかジャスティン・ウエキ・タイラーだか的な事を考えていたようだが…

そうは問屋が卸さない♪




止せば良いのに、士官学校在学中にヤバめな点数水増しの為に、


【敵軍の機動突破に対する偽装撤退と空陸一体型縦層機動防御】


なんて論文を書いてしまったのが運の尽き。


要するに、戦車の機動力を生かしてやたらと正面突破したがる相手には、こちらも機動力生かして後退しながら、味方の待つ後方の対戦車隠蔽壕地帯に誘い込み、自慢の足を殺してから逆襲。

ついでに重砲やロケット、航空機でありったけの火力を投入して短時間で殲滅しましょ♪


なんて【いかにして楽に勝つか?】を追求した、いかにもクナイセンらしい内容だった。


しかし、どんな偶然か?

その論文が戦車や航空機をクラウセヴィツばりの攻性機動兵器一辺倒に考えていた陸軍機甲総監のハインツ・グデーリアンの目に止まり、更には上司のエーリヒ・マンシュタインまで話が及んでしまった。


という訳でめでたくクナイセンの預かり知らない所、つまりはOKH(プロイセン陸軍総司令部)で陸軍の永久服役(笑)が決まったのである。


実は士官学校の席次や年齢の割には早い出世の秘密の一幕はここいらにもある。


無論、本人はまだ知らないが(^^;




☆☆☆




実際、プロイセン陸軍は彼の残留の為にかなりえげつない手を使っている。


彼が実家にいた頃からの専属侍女であり、クナイセンの軍隊入り以来の自分も陸軍への入隊を切望していたレニ・ベルグカッツェを裏口入学的な特別枠で入隊させ、ついでに砲手としての訓練まで受けさせ(ここでレニが類稀な才能を開花させたのは完全に予想外)、クナイセンに専属従兵兼砲手としてあてがったのだ。


勿論、クナイセンが自主退役してもレニは簡単に退役できないように細工して…




☆☆☆




ともかく、こんな経緯でクナイセンは士官学校まで入れれば5年過ぎても軍に在籍する羽目になり、そうこうしてる内に戦争も始まってしまったので退役したくとも退役できなくなってしまった。




ただ、OKHの選定眼は確かに正しく、正規の3年の兵役後に軍に残った為に自動的に中尉に昇進した直後に起きた、1941年12月24日のソ連がポーランドへ起こした大規模な【クリスマス侵攻(いわゆる"サタンクロース")】…


その4日後の12月28日、プロイセン(&CETO軍)がポーランド領内赤色勢力迎撃作戦(ゼーレーヴェ作戦)にて、初陣となる初戦だけで彼の先行量産型ティーガー単体で7両のT34を撃破してみせた(彼の率いてた戦車小隊でも中隊規模以上の敵戦車を破壊に成功した)。


もっともクナイセン本人に言わせれば、


「敵は戦車の性能と数に物を言わせて真っ直ぐ突撃してくる馬鹿ばっか。なら、やりようはいくらでもあるさ」


彼のとった戦術は、配備されたばかりの分厚い装甲とアウトレンジ砲撃能力を備えたティーガーで敵の正面を抑えながら機動防御。

T34の突進が弱まったところに予め回り込ませていた機動力に優れるIV号戦車を突入させて側面や後方から叩き、擬似的に包囲殲滅を行うという物だったらしい。




☆☆☆




そんなクナイセンらしからぬ武勇伝よりもう少し柔らかい話題を降れば…


エウレカ・ハルトマンという女性ばかりのプロパガンダ的航空部隊【ブリッツェン・ワルキュリア(雷撃の戦乙女)】に所属している合法ロリな彼女だか婚約者がいるらしい(^^;




☆☆☆




名前の元ネタは英語読みすると、分かる人には分かります(笑)


ただ、モチーフは実在のティーガー・マイスターにしてウルトラ・エースの【ヴィットマン大尉】です(^^;


愛銃は【マウザーM712 "シュネルフォイヤー"】を、フルオートでもコントロールしやすいようにまず発射レートを落とし、銃身をマズル・ブレーキ(反動抑制装置)付のヘヴィ・ブルバレルと専用の照準機に変更、またグリップを専用のラバーグリップにカスタムした【クトゥグア】を2丁、左右のホルスターに叩き入れている。


また、左手で持つクトゥグアはセフティやセレクター、イジェクト方向がレフティ用のカスタムがしっかり施されているあたり芸が細かい。


ちなみにマダガスカル鋼のグルカ(ククリ)・ナイフも愛用の武器。


武器が微妙に体育会系だが、本人に言わせれば…


「どうせフルオートで射つ時なんて、相手をビビらせる為の弾のバラ撒きなんだから、小さくて軽い方がいいっしょ?」


…どうやら、自衛用のサブマシンガンすら持ちたくないようだ(笑)









**********




レニ・ベルグカッツェ


プロイセン皇国国防軍 陸軍伍長


(公的には)第2中隊中隊長車砲手



合法ロリ一式(笑)

華奢で小柄で平べったい肢体に、女の子にしては短い白銀の髪がトレードマークのボクっ娘。


今はクナイセン従兵兼中隊長車砲手だが、元々軍に来る前からクナイセンの専属侍女(お付きのメイド)だったらしい。


実は彼女には割と重めのエピソードがあり、クナイセンの両親がまだロシアで商売をしてた革命前夜、裕福な家庭だったせいらしく暴徒化したボリシュビキに襲撃され、両親が目の前で犯されながら殺され、自分も何人もの男たちから婦女暴行されていたのがまだ幼いレニだったらしい。


その時にたまたま鉢合わせたクナイセンの父親が愛用のマウザーC96の乱れ射ちで暴徒を追い払い、レニの命は助かったが…

そのショックで記憶を失い、レニという恐らくは愛称しか覚えてない有り様だった。


また、その時によほど乱暴に犯されたのか"母親となる機能"も破壊されていたらしい。


心意的外傷と物理的な機能喪失が作用しホルモンバランスが崩れたせいかレニの成長はピタリと止まり、とっくに成人してる筈の今も当時の姿と殆ど変わらない。




☆☆☆




そのまま赤色勢力に侵食されつつあった混迷のロシアに置いとけないので、クナイセンの父がプロイセンに連れ帰り、育てる事にした。


その時に幼いクナイセンと出会い、「猫みたい」と言われた事をいたく気に入った(レニに言わせれば、一目惚れした一言)レニは以後、ドイツ語で"山猫"を意味する【ベルグカッツェ】という姓を名乗るようになる。


以上のような状況から考えるに…間違いなくクナイセンより年上だろう(^^;


ちなみにクナイセンは24〜25歳くらい。




☆☆☆




レニの内面は非常に複雑だ。

母親となる機能を破壊した赤色勢力を恨んでるかと言われれば、必ずしもそうではないらしい。


むしろ、何をしても懐妊しなくなった事で、【クナイセンがいつでもどこでも気軽に使える玩具】として完成したと喜んでるフシさえある。


実際、特例として女性ながら前線部隊への配属が認められた理由の一つが、"戦場での懐妊"という最悪の事態を引き起こさないという事もあった。




レニは一人の女の子として扱われるよりクナイセンの付属品として扱われる事を好み、クナイセンの恋人になりたいか?と問われれば、「断じて否」と答える気質の持ち主だ。


おそらくはであるが…

これは常人では有り得ないクナイセンへの依存心/執着心/思慕の発露と思われるが…


まさか、隠れヤンデレ?(汗)




☆☆☆




元々、クナイセンの父やクナイセンに従い狩猟(父親の影響。クナイセンにしては珍しいアウトドアな趣味)に出て、自らも撃っていた為にライフルの扱いには慣れていたが、訓練学校では抜群の戦車砲撃センスがある事が発覚し、以後クナイセンの従兵に加えて砲手というステータスが付加するようになった。


実はクナイセンの驚異的な撃破スコアは、レニの手腕による部分が大きい。




☆☆☆




元ネタは某大正浪漫活劇の天の川レニとサイボーグ・レキの複合ビジュアルイメージだけど、性格は別物(笑)


むしろ"学校の日々"に出てきそうなキャラっぽい(^^;


ベルグカッツェ姓は、ガッチャマンの悪役…ではなく、トム・ベレンジャー主演のスナイパー映画【山猫は眠らない】より。




☆☆☆




愛銃は【G41GA】。


GAは【ガーランド・アメリカ】の意味。

これは、"冬戦争"でモシンナガンやトカレフ&シモノフ等のソビエト軍のセミオート・ライフルに悩まされたプロイセンがアメリカの【M1ガーランド】セミオート・ライフルのパテントを買い取り、自国の【7.92mm×57弾】用にするなど一部に設計変更して量産されてるライフルで、41年に量産が開始された急場凌ぎの急造小銃だが、良好な性能と信頼性を示し、またアメリカンな基礎設計だけに量産しやすく、歩兵部隊を中心に順調に配備されている。


レニがティーガーに持ち込んでるのは、カール・ツァイス社製の"ZF-41"4倍スコープを装着した狙撃仕様の通称【ヤークト・ガーランド】。


狭い戦車にこんなデカイ銃を持ち込みやがって〜と苦情を言われる時もあるが、レニには譲れない一線なのだろう。


サイドアームは、クナイセンに買ってもらった【ブローニング・ハイパワー】…銃から見る限り、細くてちっこくて平べったい体つきの割には、レニは思いの外力持ちのようだ。


ちっこい肢体ででっかい銃を振り回す姿はまさにガンスリンガー・ガールの世界だろう。




☆☆☆



クナイセンが実戦を経て開戦時の中尉から大尉に昇進するのに合わせ、本人も上等兵から伍長に昇進。


"従兵"という以上、一番上でも上等兵ないし兵長で、紛いなりにも下士官である伍長のレニが従兵というのは本来おかしく、そうであるが故に外部へ発表される"公的資料"には、従兵という記載は伍長任官時から抹消されている。


もっともそんな些細な問題をレニが気にするわけはないが(^^;






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