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ゾンビにされた  作者: 斉藤一


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76話目

 17階、警視総監室と書かれたプレートがある部屋に第三使徒様が居るようだ。意外にも部屋の前に護衛は居ない。

 お兄さんがドアをノックする。


「第三使徒様。外部からの訪問者をお連れしました」

「待っていたわ。入っていいわよ」


 お兄さんはドアを開る前に、私達に挨拶をした。


「これで俺の役目は終わりだ。俺は帰るが、失礼の無いようにな」

「はい。ここまで案内していただき、ありがとうございました」


 お兄さんはドアを開け、私達に中へ入るよう促した。


「失礼します」

「し、失礼します」


 私はアオイさんに続き、中へと入る。高級そうな椅子に、妙齢の女性が座っていた。スーツを着ていて、キャリアウーマンの様だ。実際、ここで一番偉いんだろうけど。


「初めまして。私は結城アイラ、この街の支配者よ」

(CVイメージ 斎藤ムラサメ イメージイラスト  https://33791.mitemin.net/i1077122/)


 私は下手に話さない様にしようと、黙っていることにする。私より頭のいいアオイさん任せる。


「初めまして。私は悠木碧。近くの街で、気が付いたら記憶が無くなっていました。こちらの少女も同様です」

「は、初めまして。本渡楓です」

「うふふ、あなたが本渡楓さん? 神の予言はやはり正しかったようね」


 アイラさんは、椅子から立ち上がると私達の周りをぐるぐると回る。


「でも、こんな子供だとは思わなかったわ。それに、来るのは一人だけって話だったわよね」

「えっ、どういうことですか・・・?」


 私が声をかけると、アイラさんは私の目の前に立つ。そして、目が細められて口が歪む。


「本渡楓。お前は私達の敵だ」

「!! カエデ、逃げるぞ!」


 アオイさんは私の手を掴むと、入口の方へ走る。けれど、それよりも早くアイラさんが入口を塞いだ。


「逃がすわけ無いわ。もう少し情報が正確なら、あらかじめ準備しておくんだったけど、失敗したわね」

「・・・誰から私達の事を聞いた?」

「あなたの事は知らないわよ? 私が聞いたのは本渡楓という亀人間がここへ来るかもしれないという事だけよ。なのに、今日来たのは見た目が普通の少女2人。それも、いつ来るかも分からないなんて、準備できる方がおかしいけど」

「私が、何をしたって言うんですか」

「これからするらしいわよ? 何をするかは知らないけど。私はあなたが来たら殺せと言われただけ」

「どうしてですか? 私、何もしませんよ」

「だから、知らないって。聞いてた見た目と違うけど、名前は一緒だし、とりあえず殺すから」


 アイラさんも、聞いていた話と違うからか、いまいち本当に私を殺していいのかどうか判断がつかないみたい。けど、見逃すという事は無いみたい。

 アイラさんは、いきなりズボンを少し下げ、上着を脱いだ。


「な、何をしてるんですか?!」

「服を破らない為よ。機械が使えなくなったこの世界じゃ、服を直すことが難しいし」


 すると、アイラさんの腰付近からズルリと緑色の尻尾が生えた。同時に、体中が緑色に変化する。これが、お兄さんが言っていたランク4の特性なのだろう。

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