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猫勇者  作者: わんこ◇猫好き
プロローグ
2/6

3代目魔王vsおばちゃんたち

とりあえず、プロローグからあらすじまでのストーリだけでも完成させたいかな〜

ここは、魔王城。


姫路にある白鳥城よりも、ちょっと立派で真っ白なお城です。白鷺城じゃなくて白鳥城ですからご注意を。


魔王城は黒じゃないのかって? 人族のお城や建物を真似したから白になりました。

人族の各地の建物を真似て作った「石のエリア」と、山の上のお城がある「城のエリア」に分かれています。

石のエリアには意味不明な門や謎の埴輪がありますけど、特に意味はありません。

真似しただけですからね。


入場券を買えば誰でも入れます。でも、魔王に挑戦するときは事前予約が必要なので注意して下さい。


いきなり魔王に挑戦なんて言われてもスタッフの皆さんが困りますからね。

建物が壊れないように魔法障壁を準備したり、観覧席を準備したり、警備会社を手配したり、とても大変なんです。


まあでも、そんな非常識なのは人族の勇者くらいです。

突然やってきて、魔王と勝負させろってスタッフさんたちを困らせます。


だから勇者が現れたりしてないか調査するのも魔王城スタッフの仕事になりました。

人族に見つからないように忍び込むのも、ちょっとスリリングで楽しい。結構人気のある仕事なんだそうです。出張手当も出るしね。


そんな魔王城は、それなりに観光地になっているので、遠くから訪れた家族連れや、幼稚園の園児さんたちが仲良く並んで歩いていたりします。魔族の歴史を勉強させるとかで、全ての幼稚園の年中行事に組み込まれているそうです。


観光客の中でも、にぎやかなのが、おばちゃん魔族たち。

旦那の愚痴から、近所のカフェの文句やら、わいわいがやがや。


今日のお目当ては、魔王城ギャラリーの「人族の暮らし絵画展」


実は3代目魔王の趣味は、旅行なんです。世界のあちこちを旅して、気に入った場所を絵に描くのが趣味なんです。最近は、人族の国を巡って、町並みや人族の姿を絵にするのがマイブームなんだとか。


今までに書いた絵を集めて、魔王城ギャラリーに展示することにしました。


「あらまあ、この建物すごくかわいくない?」

「人族ってこんな服を着ているのね。暑くないかしら?」

「あら、このお店いってみたいわ」

「いいわね〜 次は人族のところへ行ってみたいわ」


おばちゃんたちは、人族に興味津々。


「でも、どうやって行けばいいのかしら? 魔王様に聞いてみましょ」


そんなに気軽に魔王に会えるのかって?

絵画展ですからね。魔王は作家として在廊していたんです。

やっぱり自分が描いた絵の感想とか聴きたいじゃないですか。


おばちゃんたちに囲まれた魔王様。


「ここ!ここに行ってみたいのよ」

「私はこっち!このお店って素敵じゃない?」

「この人族に会ってみたいわ!」


一斉に話しかけられてあたふたしています。3代目魔王はちょっと人見知りかもしれません。


「ええええっとですな。人族の領域は渡航制限というものが・・・」


「え?どうして?魔王様は行ったのでしょう?」

「私達はダメなの?そんなの不公平じゃない!!!」

「ちょっと、なんとかしなさいよ!」


魔王もがんばりましたが、おばちゃんたちの迫力には負けてしまいました。


こうして魔族初となる「第一回 人族観察ツアー」が開催されることになりました。


今日はここで力尽きたのでまた後日・・・

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