ペテン師の悪縁
1分(で読める)&(で書いた)小説です。
俺はごくごく普通のペテン師
そこら辺にいる奴と大体同じような感じ。適度に誠実そうで適度に胡散臭い。
そんな俺に、良縁とも呼ぶべき悪縁が結ばれた。
今度の対象はごくごく普通のOLの女。しかも綺麗。
初接触は、本当に偶然の出会いだった。
でもそこから仲良くなり、いつしか騙す事なんて出来ないと気付いてしまった。
好きになっていたのだろう。
こんな事では、仕事がうまく行くはずもなく、どうしようもない。
なんとかしようと思っていた矢先、俺は今までの罪で捕まった。
俺を捕まえたのは、彼女だった。
そう、彼女もまた僕を騙していたのだ。
こんな事なら出会わなければよかった。
そう思いながら、監獄の中でこれを書いている。
どうか君達は女に騙されないように生きてくれ。
有難う御座いました