表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界で和菓子屋はじめました  作者: あかねん
5/6

相談

後書き追加しました


「あのっ!和菓子が食べたいんです!!」



和菓子と言えばあんこ。

 

えっ?違う?私だけ??


ちなみに異世界に和菓子と言うより日本食なんてございません。


思い出すと白米が恋しくなるじゃないか…!!


でも私が一番和菓子が食べたいから良いのだ!!




と言う訳で昨日の決めたことを朝食の時にマリーさんに相談してみた。


「帰ればいいんじゃないの?」


不思議そうなかつ残念な人を見る目でポソッと彼女は呟きお茶を飲んだ。


うっ。最もなんですけど!!


うぅ。普通はそうですよね。


帰っても誰もいないし居心地が良いから帰りたくないな―なんて思ってるんですよね…。


「別に貴方の人生だから自由で良いから。元の世界が恋しいのかなと思って。貴方がいて私は楽しいから、私は邪魔なんだとかは思わないでね?」


マリーさんはふーっと疲れを吐き出すように息をした後ふわりとした笑顔でこう答えてくれた。



「和菓子が食べたいの?」


思い出したように彼女は聞いてきた。それから不思議そうに、


「それで和菓子ってなにかしら?」

 


と質問してきた。ソウデシター。和菓子は異世界では通用しないんだった。



この日私はマリーさんに和菓子と言うよりあんこについて引く位全力でプレゼンした。結果料理が壊滅的なマリーさんは材料を用意するのと、厨房を貸すくらいしか出来ないけど…とげっそりした顔をしつつ食堂を後にしていった。


プレゼンの内容(ノリって大切)



お茶はだんだんと冷めていくのを彼女たちは知らない。


ゆ「今回和菓子の中でも基本となるあんこが食べたいんです。あんこって言うのは、豆と砂糖と水で煮込んだもので、煮込む豆によって、ずんだとかきんとんとか、色々あって美味しいんです!!!」


マ「そうなの」


ゆ「特に好きなのは小豆を煮たあんこです!あんこにも種類があって、豆のつぶつぶ感が残るつぶ餡と、なめらかーなこし餡があるんです。味は一緒なんですけど、けっこうこれって揉めるんですよねー!不思議なことに舌触りとかやっぱり重要視する人が多くて…ちなみに私はつぶ餡派です。つぶつぶ最高!!」


マ「そう」


ゆ「こないだ食べたあんみつはこし餡が乗ってましたねー。」


マ「えぇ」


ゆ「あんこは豆を煮ると作れるって言ったじゃないですか!あれ時間がかかるんですけど、家庭でも作れるんですよー!!昔作った事あって、結構楽しいんですよ!!!作るコツはですね水に豆を浸ける時間をひたすら待つ忍耐力から始まって…うんぬんかんぬん…」



マ「ロイ助けて…」


ゆ「って!!マリーさん聞いてます?あんこって体力勝負なんですよ!」


マ「聞いてるから。聞いてるから」


ロ「お嬢様…」


ゆ「で!ですね!この世界でも食べれたら嬉しいな~と思いまして厨房貸してもらっても良いですか??」


マ「えぇ…構わないわ」


ゆ「いやったー!えっと!小豆はないと思うので、色々な豆がほしいんです!!」


マ「わかった!わかったわ。用意する。でも手伝わないからね」


ゆ「そんな…」


ロ「ゆかり様申し訳ないのですがお嬢様は料理はやめた方がいいと思われます為私が手伝わせて頂きます」


マ「後は頼んだわ…」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ