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テキトーファンタジー〜異神伝記録〜  作者: メフィストフェレス
6/13

テキトーにボスっぽい奴も出しとこう。

ーーあれ?神の気配が薄いなぁ・・・。

無くはないけど・・・眠っているのかな?

まぁいいか。

それもまた試練だよね。


ここは良い世界のようだね。

共存があり、知性があり、マナがある。

欲は薄く、信仰心は高く、身の程をわきまえた生活。

理想的だね。

でも、この世界には「敵」がいない。

「力」があっても「強さ」がない。

この世界の天使は過保護みたいだね。

果てしてこれで「試練」を乗り越えれるのか。

でも僕は試練を与えるよ。

それが僕の使命だからね。


僕がこの世界に与える試練は「敵意」。

その執行者として、7つの厄災をばら撒くよ。


転生者

転移者

覚醒者

権威者

狂信者

競争者

そして外道。



念の為に目覚ましをかけておくよ。

流石に天使の導きなしで乗り越えれる程、僕の試練は甘くないからね。





最初に芽吹いたのは権威者だった。

権威者は階級をつくり、優越と劣等を世に放った。


天使はまだ目覚めない。


次に芽吹いたのは競争者だった。

競争者は三戒を破り、多くを欲した。

多くの食糧。多くの財産。多くの土地を。

競争者が他種族の領地に手を伸ばすのに、さして時間はかからなかった。


天使はまだ目覚めない。


覚醒者と狂信者は同時に芽吹いた。

覚醒者はこの世界の理を紐解き、マナを自在に操る術を手に入れた。


狂信者は自らが神に最も近きものと確信し、その他の者に哀れみをもって接するようになった。


天使はまだ目覚めない。


そして転生者が言葉を覚え、自らの肢体を自在に操るようになった頃。


霊峰オルフの噴火とともに

天使達は眠りから目覚めた。


精霊暦500年。

混沌期、と呼ばれるこの世界で初めての戦乱の時代である。


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