話し合う女子高生3
A子「もしも学校にゾンビが襲ってきたらあなたはどうしますか?」
B子「どうしたの突然…。」
A子「昨日ゾンビに襲われる夢を見たんです…。」
B子「それで怖くなって私の所へ来たと。」
A子「はい…。」
B子「ゾンビなんて現実じゃあり得ないんだから怖がることないでしょ。」
A子「で、でも世の中何が起こるか分からないでしょ!」
B子「まあ出来もしないのにオリンピックを開催しようとする国だってあるぐらいだからな。」
A子「でしょ!ゾンビだってあり得ない事じゃないんだよ!」
B子「まあそこまで言うなら考えてみるか。」
A子「ゾンビってどうやったら感染するのかな?」
B子「よくあるのは噛まれたりしたら感染してたりするよな。」
A子「でもゾンビって人を襲って食べてるじゃん。」
B子「ゾンビの中にだって小食の奴はいるだろ。」
B子「たぶんそういう奴に食べ残された人がゾンビになるんだよ。」
A子「ゾンビってなんで人を食べるんだろ?」
B子「そりゃ栄養補給だろうな。」
A子「ゾンビって栄養必要なの?」
B子「ゾンビは死体なわけだろ。鮮度が必要なんじゃないか?」
A子「そっか、なにもしてなかったら腐っていっちゃうもんね。」
B子「実際ゾンビが現れても数週間で体がボロボロになるとか聞いたことあるよ。」
A子「でも数週間も隠れてたらお腹ペコペコになっちゃうよ!」
B子「そうならないためにも避難する場所は考えとかなきゃな。」
A子「私は隣のパン屋さんに逃げるよ!」
B子「お前それ好きな。」
A子「あそこは私のオアシスだよ!」
B子「オアシスにデモを起こそうとしてたのか…。」
B子「でもパン屋なんてゾンビに襲われたらすぐに壊れるだろ。」
A子「そ、そんな…それじゃ私は一体どうすれば…。」
B子「やっぱりホームセンターとかに逃げるのがいいんじゃないかな。」
A子「え、なんで?」
B子「ああいうところには保存食とかたくさんおいてあるしバリケードや武器になる物もあるだろうからな。」
A子「たしかに!いざとなればペットコーナーで遊べばいいんだしね!」
B子「お前は何に共感したんだ…。」
A子「B子ちゃんの好きな金魚だってたくさんいるよ!」
B子「べ、別に好きじゃないし。」
A子「あ、でもさ、ペット達もゾンビ化することってあるのかな?」
B子「あるんじゃないか?どっかのゲームでもゾンビ犬とか出てきてたし。」
A子「この世に平穏な場所は無いんですかー!」
B子「別に感染してるようなら倒せばいいんだし…。」
A子「動物虐待は許しません!」
B子「緊急事態なら仕方ないだろ。」
A子「私のポチをいじめるなー!」
B子「空想上で既に名前まで決めてたのか…。」
A子「鬼畜なB子ちゃんにはシロの気持ちなんてわからないでしょうねー!」
B子「いきなり名前変わってるじゃんか。」
A子「とにかく動物虐待はいけないことだよ!」
B子「はいはい…。」
A子「ゾンビの話からそれちゃったね。」
B子「まあもう大体喋り尽くしたしいいんじゃないか?」
A子「いざという時逃げる場所が分かっただけでもなんとかなりそうだよ!」
B子「そうだな、いざとなればあそこに逃げればいいんだしな。」
A子「隣のパン屋さんこそ一番の避難場所だね!」
B子「お前は一体何を聞いていたんだ?」
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