ドレーノ擾乱 第二章15 ツーシッヂの狂気
立ち上がった類人猿は、絡みつく蜘蛛の糸を払うような仕草で、サイディーランの作った裁判の傍聴席天蓋を簡単に破壊し、更に上空に伸びていく。その巨影はドレーノンが突貫で作り上げたテントに両方が引っかかった時点で、ねじるように体を動かし、ロープで柱に結びつけていたテントを全て引き摺り落とした。
テントが壊されると同時に、強烈な日差しが傍聴席に差し込む。
傍聴席で至上の見世物を見ているつもりだった人間達は、突然現れた怪物に視界を奪われ、降り注ぐ強烈な熱線によって恐慌状態に陥った。悲鳴や怒声に包まれ、人々は蜘蛛の子を散らすように逃げ出す。崩れ落ちた瓦礫に足を取られ転倒した者や、突然の出来事に動揺し身動きが取れなくなった者たちは、我先にと逃げだす傍聴者達に押し倒され、蹴られ、踏まれて圧死した。そして、その遺骸に躓いて転倒した人間が、後続の人の波に飲まれ、溺れ死ぬ。
巨大な類人猿が立ち上がり、身震いしただけで、ロニーコの全人口の何パーセントの人間が死に至っただろうか。
当然、公式の記録はない。直接この類人猿が何人もの人間を殺したという記録もない。だが、『彼』が出現したその瞬間、何十人もの人の命が、間接的に奪われただけだ。
たまたま『彼』の立ち上がった影の中にいたレーテは、その表情を見ることができた。
それは、一人の少年だった。
とてつもなく体の大きい人間。怒りと不安に満ち溢れた表情。しかし、その眼差しは、母を恋し、父に憧れる幼い少年のものだった。
「うおおおおおお!」
類人猿に見えた巨人。その姿はまさに毛むくじゃら。だが、よく見ると、確かに毛深いがその毛の一本一本は剛毛とはとても呼べぬ細い体毛。だが、その体が大きすぎるがゆえ、その細い毛が毛としては認識されず、絡み合った毛が鱗として認識される。
子供が親を呼ぶために泣き叫んでいる筈なのだが、その巨体は太い声帯を震わせている為野太く、猛獣の咆哮にしか聞こえない。
少年は恐れていた。
どのような経緯かは知ることはできないが、どこからか連れてこられ、突貫で作られた公判廷の下に拘束されていた。テントをなぎ払い、公判廷の裁判席を突き崩したその恐るべき力は、恐らく物理的に押さえ込んで捕縛することはできないだろう。この巨大な生物の捕縛方法は不明だが、薬物か何かで眠らされた挙句に、体の自由を奪われていたのだろうということは想像に難くない。
その巨体は、聖剣を持つファルガと、総督の役をさせられていた若者、そして少年を呼び出したハギーマに肉迫する。
若者は這いずるように逃げ出した。だが、『彼』を呼び出した筈のハギーマは、その少年の動きと巨体を目の当たりにして、体が竦んでしまい、動けないでいた。
巨大な子供が振り下ろした腕が、ハギーマを直撃する。
鮮血が飛び散り、粉砕されたハギーマの体が、瓦礫に叩きつけられ、赤い染みを作った。
叩きつけられた肉片は、もはや体の形を残していなかった。当然、断末魔もない。
思わず目を逸らすレーテ。
だが、彼が迎えた死という状況も、彼自身が招いた結果という意味では同情はできない。
肉片になったハギーマという男。
幼少期から傍若無人な振る舞いを続け、人を貶め続け、蹴落とし続けてきた。その人格を形成したのは本人だけのせいとは言えないまでも、だからといって許されるわけでもない。それは今でも変わらず、挙句に総督であったレベセスを捕らえ、監禁し政権すら奪取しようとした。
そんな男を、実の娘のレーテが同義的にも感情的にも許せるはずもない。だが、レーテは、憎むべき相手にも僅かながら憐憫の感情を持ってしまっていた。
「大丈夫か!」
少年ファルガの呼びかける声で、やっと目を開くレーテ。
遠くに聞こえるファルガの声は、ショッキングな映像を見ないようにするレーテに向けられたものではなく、肉片と消えたはずのハギーマに向けられたものだった。
あの『巨大な少年』の一撃を受けたのは、ハギーマの両足だった。
腕が直撃する瞬間、ファルガはあのハギーマすら助けようとした。だが、ファルガの救助も虚しく、両膝下が『巨大な少年』の振り回した腕に直撃し、引きちぎられ、壁に血だまりを残した。
ハギーマの額には珠の様な汗が浮く。両足が引きちぎられたのだ。痛みは甚大なもの。彼自身、ここまでの痛みは感じたことがなかった。
悲鳴を上げる事すらできず、ハギーマは白目をむいて失神していた。同時に股間を濡らす。
恐らく、今までの人生の中で親に怒られたこともなく、些細な痛みすらも生活の中では隣り合うものではなかったはずだ。人は、痛みと苦しみを避ける為に様々な努力を続け、それが生活の知恵、生き抜くための知識として身に付けていく筈なのだ。
彼にはその機会が与えられなかったのだが、それが世間一般に言われる幸せだとはいえるだろう。だが、彼の一生がそのまま幸福と言えるのかどうか……。
ファルガは、暴れ狂う巨大な人影に強い視線を送った。
生まれて初めて見る巨大生物。今まで見た大きい動物といえば、ラマの村にいた牛馬くらいだ。その動物たちも、幼少期のファルガからすれば、見上げる存在だった。大人からも接し方には注意を受けていた。
力は動物たちの方が上。それをコントロールして仕事をさせるのだから、細心の注意を払わなければいけない。
動物たちを怯えさせてはならない。動物たちに嫌われてはならない。動物たちに自分達より下だと思わせてはならない。
ラマの村で大人たちから言われた言葉を思い出し、彼は剣を構えなおす。
怖い。だが、逃げる訳にもいかない。戦うしかない……!
『熊』。
ラマの近辺にはいないとされ、ハタナハでも目撃されたことはなかったので、彼自身は一度も見たことはなかったが、『お上り』の時に、他の国を旅してきた行商に話を聞いた事があった。
立ち上がった姿は牛馬の二倍程の背丈になり、強靭な両腕から打ち出される一撃は、狭い川ならば馬を対岸まで吹き飛ばすとさえ言われる。また、走るスピードは馬より遅い程度であり、人間の足ならば軽く追いつかれてしまうという、悪魔の様な動物。
しかし、そのような描写も、眼前の巨体を目の当たりにすればさもありなんといったところか。
怪物の出現に驚き、その存在の巨大さに恐怖し、怪物からの逃亡を断念し、怪物と戦う覚悟を決めた。少なくとも、レーテと目の前に蹲る両足を失った男は守らねば。恐怖を克服し、闘志を奮い立たせた少年の身体を、青白い光の膜が包む。
「これが熊か……。思ったより人間っぽいな」
ファルガが呟き、そして、攻撃を仕掛けようとしたまさにその時。
目の前にいる巨大な生物とファルガの間に何かが駆け抜けていった。
恐ろしく強い気配。しかし、決して攻撃的ではなく、ともすれば癒しを与えるような温かい気配。
その攻撃を制したのは、レベセス=アーグだった。
いつの間にか巨大な生物と少年ファルガの間に割って入るガラビアの壮年の男性。
「待て! この子は怯えているだけだ!」
そう言うとレベセスは、両足を失ったことで気を失ったハギーマに近づき、両足の傷口部分に手を翳した。
レベセスのかざした手が青白く光り、引きちぎられた両足の膝部分にその光が染み込んでいく。その傷口からは溢れ出る血が止まり、切断面がゆっくりと肉芽として盛り上がり始めた。数分の間に、レベセスはハギーマの膝下の傷を回復させてみせた。とはいえ、流石のレベセスも足を生やすことはできない。
「とりあえず、これで失血死はない筈だ」
そういうと、レベセスは立ち上がった。
ファルガは、驚いて巨大な生物から目を逸らす。だが、その動作をレベセスに注意されるファルガ。
「こら、敵はまだ目の前にいる。目を離すんじゃない。君は仮にも聖剣の勇者、聖勇者なのだろう? まだ戦いに不慣れな様だが、それでは君自身の大切な存在を護れない。それでは困るだろう。もっと戦いそのものに慣れる必要がある」
この状況下で、不自然なほどに冷静なレベセス。
そのレベセスの横顔を見つめながら、恐る恐る頷く。あっけにとられているファルガは頷いたことすら記憶にないかも知れない。それほどに、レベセスの醸し出す雰囲気は圧倒的だった。
第一位サイディーラン・ハギーマの暴走も負傷も、巨大な生物の出現も、聖剣の勇者の行動さえも、この男の予測の範囲内であり、その対策も間違いなく講じられている。そんな安心感が、その気配にはあった。
「ファルガ君……だったか。目の前にいる動物は、熊ではない。熊はもっと小さい。この動物は……、いや、動物と言っては失礼かもしれないな。彼は人間だ」
一瞬で移動したレベセスを追って走ってきた少女レーテも、レベセスの言葉を聞き、歩みを止めた。ファルガも、レベセスの言葉に驚愕の表情を隠さない。
「に……、人間?」
少年たちが驚くのも無理はない。
ファルガは勿論の事、成人男性であるレベセスの身長も、その生物の腰にも及んでいない。百歩譲ってこの動物が熊ではなくて、猿の一種だと納得はしても、この巨大な毛むくじゃらの存在が人間だとは到底思えない。
「人間だよ。ただ、我々とはまた異なる種族だが。
彼は、人間の中でも絶滅種だった巨人族だ。私も生きている存在を見るのは初めてだが」
レーテは、父の表情に一瞬の戸惑いの色が見えたのを見逃さなかった。だが、その戸惑いが何を指しているのかまではわからない。
レベセスは、直立したまま恐れ戦き泣き叫ぶ類人猿の様な容姿の巨人の子供に語り掛けた。
果たして言語が通じているのか。それすらわからないが、レベセスの声を聞いた類人猿の子供は、次第に泣き叫ぶことをやめていく。
「よし、いい子だ。
君は、私の言っている事がわかるか? 解るのならば聞いて、従ってほしい。
君は、このままこの地を離れ、森に入れ。そうすれば、君の母親が迎えに来ているはずだ。遠くに聞こえる咆哮は、君の親の物だろう?」
レベセスに言われ、耳をそばだてるファルガとレーテ。確かに、この巨人の子が泣いているのと同じような声が、遥か遠くで聞こえる。方角はわからないが、レベセスの言葉が本当なら、声の方角は熱帯雨林の中からだ。
この声が親の物ならば、親もかなり用心深い。子供の声を聞いてもまだ姿を現さないのだから。だが、子供の声の質が変わり、恐怖や怒りを含んだ物になったならば、その親は敵を倒すために馳せ参じるだろう。
それを、レベセスは避けたいに違いなかった。子供でこの大きさの巨人ならば、大人の巨人の大きさはどれほどの物か。そんな存在がロニーコ内で暴れれば、首都は壊滅する事は想像に難くない。
「熱帯雨林の奥で、我々の目に触れることなく、安らかに暮らしていくといい。君たちにとって、この地は住みづらいだろう」
果たして、レベセスの言葉が巨人の子に届いたのだろうか。
立ち上がった二足歩行の類人猿は、小さく甘い声で吠えると、そのまま森に向かって歩き出す。その速度は、巨人族としての身体能力もあるのだろうが、速く、そして穏やかだった。その巨体の割にはほとんど地響きをさせずに歩み去っていった。
ロニーコの柵を越え、森の中に入った所で、彼の姿は見えなくなった。
ファルガには、熱帯雨林からそそり立つ巨大な影が見えた気がした。それは、影というよりは、人型に空間が歪曲したように見えた。光を透過するが、そこには何か人型の物が存在した。そして、それは先程まで怯えていた巨人の少年の数倍の大きさがあった。
恐らく、あれがレベセスのという所の母親だったのだろう。もし、ファルガが聖剣の力を解放してあの少年に傷をつけたとしたら、母親は黙っていなかっただろう。それこそ、見えぬ姿を鬼神の如きに振る舞い、ロニーコを壊滅させていたかもしれない。
同時に彼は気づいた。巨人族の少年が森に入った瞬間に消えたのは、母親同様、姿をけしただけであり、そこにいたのだろうという事に。母親に寄り添う毛むくじゃらの子供が、こちらを見ている。そんな情景が頭によぎる。
そう考えたファルガの背には一筋の冷たい物が流れ落ちた。
怒りに震えるのは、ハギーマの指示で怪物を解き放ったツーシッヂだ。
この老獪な男は、ギワヤ家を護りたかった。身寄りのない彼を重用してくれた恩を返したかった。この男の恩返しは、堕ちた第一位を再び蘇らせること。
その為に、ハギーマの手となり足となって身を粉にして働いてきた。ハギーマが図書館で覚醒した時には、涙を流して喜んだ。
だが、そういった感情も、全てはギワヤ家の為であり、ハギーマの為ではなかったのだ。その事を、彼自身はハギーマが足を飛ばされた瞬間に悟った。
ハギーマがこのまま息絶えれば、彼はギワヤ家を護れなかったことに絶望しながらも、どこかで肩の荷が下りた筈だった。
そして、ツーシッヂの老いた野心をほんのわずかに屹立させたはずだった。第一位のギワヤ家を護るのは自分自身だ。そうなれば、ギワヤ家を名乗るのは致し方ない事だし、能力のある自身がギワヤ家を名乗るのならば、誰も文句は言うまい。実質ギワヤ家の血族はハギーマが死ぬことで、絶える。だが、ギワヤの魂はツーシッヂが受け継ぐことが出来る。
その為に、ツーシッヂは自分の氏を捨てていた。いつか結果的に機会が訪れれば、ツーシッヂ=ギワヤを名乗る為に。ギワヤと同化する為に。
だが、それすらもレベセスは許さなかった。
レベセス=アーグというドレーノ国総督は、ギワヤ家を追い込み、ツーシッヂを苦しめ続ける。
「レベセスッ! 貴様はどこまで儂の邪魔をする……! おのれ……! おのれ……! オノレオノレオノレオノレッ!」
絶叫し続けるツーシッヂの頭上より、雲一つない上空から黒い稲妻が打ち落とされる。
自然現象としてはかなり異常な黒い稲妻は、上空から降り注ぐ選別の輝き。
ハギーマの妻であり、働くサイディーランだったギラに黒い稲妻が直撃したのは、その能力の高さ故だろう。そのような選別を、黒い稲妻を放つ存在がもし成す為の判断基準として落雷を起こすのであれば、それは今回については的外れだと言えた。
ハギーマは、ピクリとも動かない。そして、彼の最も従順だったはずの執事の変身を見る事はなかった。
小さく丸まった背が直立する。そして、皺だらけで垂れ下がった瞼、頬に深く刻まれた豊齢線が薄くなり、小さくなっていく。上背は元々小さいツーシッヂだったが、年を経る事によって更に小さくなっていた彼の身体が、徐々に若返り始め、同時に全身の筋肉が盛り上がり始めた。
「……!」
ツーシッヂは自分の肉体の変化に気付いた。先程直撃した黒い稲妻は、一瞬大きな吐き気を彼にもたらしたが、その後は史上の快感を彼に与えた。数十年来屹立する事のなかった彼の男性自身も強くその身を擡げ、肉体が最盛期の力を取り戻し始めた。それどころか、彼自身今まで経験したことのないほどに体が膨張していく。得たことのないパワーをその体に感じ、彼はもう一度かつての政敵を睨みつける。
「どうだ、レベセス……! 今のこの儂に勝てるか?」
ツーシッヂは高らかに笑った。
振り上げた拳は、遠くの建物の壁を砕く。彼の所作により、壁との間に衝撃波が駆け抜けたのだろうか、彼の拳がふれた以外の建造物も、彼の振り回す腕の軌道上にある物は倒壊し、何とか持ちこたえたそれも、壁に大きなひびを残す。
ツーシッヂは大きく膨れ上がった巨体をゆっくりと動かし始めた。
その視線はレベセスを遥かに高い所から見下ろす。その巨体は、身の丈だけなら、先程の巨人族の子供に勝るとも劣らないものとなっていた。
「はっはっは! 貴様ら、小さいのう! そんな脆弱な体で一体何が出来るのか?」
笑いながら近づくツーシッヂ。
だが、彼は一歩進むたびに視界が下がっている事に気付く。
いよいよファルガやレベセス、レーテの頭上まで視線の位置が下がってきたところで、ツーシッヂは立ち止まった。自分の意志で立ち止まったのではなく、動けなくなったのだ。
何が起きたのかわからないツーシッヂ。周囲を見回すが、何か異常が起きている訳でもない。変わっているのは彼の目線の高さだけだ。
何気なくふと足元を見たツーシッヂは、絶叫した。
彼の足が、太腿から下を完全に消失していたからだ。
「なんじゃ、何が起きた? 貴様ら、何をしやがった?」
彼は彼のなくなった部分を凝視する。
その現象は現在進行形だった。
見ている所から、ツーシッヂの足は溶けるように消えていく。ツーシッヂの足だった部分はすでに消失し、次は彼の下腹部に差し掛かる。地面に接している部分から、彼の身体は崩壊し、砂になり風により霧散しているのだ。
異常なまでの風化を起こしているツーシッヂの肉体は、いよいよ上半身に差し掛かる。
「な……なぜだ、何故儂の身体が無くなっていく……?」
ツーシッヂの視線は、ついにレベセスに並び、ファルガに並び、レーテに並ぶ。
「ど、どうしたというのだ……。た、助けてくれ……」
いよいよ三人の人間を見上げるまで視線が下がってきてしまったツーシッヂは、命乞いをする。だが、命乞いをしたところで、命を奪おうとしている存在は、レベセスでもなければ、ファルガでもない。彼の肉体が自主崩壊を起こしているのだから。
「い……、嫌だ……消えたくない……」
ついに首だけになったツーシッヂ。だが、その崩壊は止まらない。
「黒い稲妻の選別に、耐えられなかったのか」
「せ……選別……? そんな事聞いていない……。儂はただ、ギワヤ家を護りたかっただけなのに……。ギワヤ……」
ツーシッヂは、口にしたかった言葉を最後まで発することが出来ずに砂と消えた。
後には、逃げ遅れた屍の山と、失禁し気を失ったハギーマ、そして、聖剣を持った少年ファルガ、総督レベセスとその愛娘レーテだけが残された。
南国の太陽は、何事もなかったかのように大地を酷く炙り続ける……。
プロットでは、巨人の子供は、只の大柄な男だったんですが、書いていくうちに変わっちゃった。そして、母親の存在は想定外。でも、この存在がまたヒントを生んでくれました。
そして、ツーシッヂの変身も予想外。そして、その崩壊も予想外。
プロット造る必要ないんじゃないか? この荒れ具合。




