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そんな世界で生まれたゴブリンズ

平凡な毎日を過ごしていたある日電車に乗っていると、こんな話を聞いた。


「ねぇ、知ってる?最近~」


「知ってる。あれでしょ、最近増えてる殺人事件。」


「なんだ、知ってるのぉ、でも、これは知らないわよね。その殺人事件は仕組まれているって」


「なになに?どういうこと?」


「殺人事件が起こる前に相手にメールが届くんだって。」


「へぇ、どんな?」


不意に俺の携帯が鳴った。

といってもバイブ音しか聞こえない。


「あなたは当選されました。このゲームへの参加を認めます。なおゲームについては他の方には話されないようにお願いします。

開始日時はメール受取から24時間後となります。

尚、参加者は24時間後には○○市より出ない事、さらに終了まで○○市より出ない事が義務付けられます。

これを破ると原因不明の死を遂げます。

因みに参加者同士はわかるようにケータイに数字が出ますのでご安心ください。

勝者にはあなたの望むものを差し上げます。

ご健勝をお祈りしております。

ってメールが届くんだって。そうすると殺人事件が増えるんだってさ。」


俺のケータイに届いたメールにはまさにその文言が映し出されていた。


俺は愕然とした。

これから生き残りを掛けた何かをしなくちゃ行けないのか。

しかもどこに居ても相手に位置がわかるのか何なんだこれは


メールの一番下に書いてあったサイトに跳んだ。

そこには半径100m以内に黄色くなり50m以内で赤くなります。

それだけが書かれていた。


メールには数字が出るって書いてあったのになんのことやらわからないくなるな


「それでね、その相手同士が出会うと相手の名前が浮かび上がるんだって。」


「ねぇ、もうこわいからこの話やめようよ。」


「これからがいい所のなのに、じゃあこれだけ教えておくね。

最初に勝った人が望んだ願いが、世界の人口が50億人になるまで続ける事なんだって、

今70億行くんじゃないかってご時世にこれを願っちゃうんだから怖いよねぇ。」


もう隣の子がガクブルだ。

俺だって違う意味でガクブルだ。

ケータイなんて持たなかったらこんなことにはなっていないんだろうか。


俺はそのまま家に帰るのをやめて道具を揃えることにしたのでいつもと違う駅で電車から降りようとすると後ろから


「蠱毒より出てる、新たに産まれしゴブリンを歓迎します。

ゴブリンズゲームへようこそ。」


という声を聞いた気がした。




電車から降りて貯金を下ろし、必要なものを買い漁り市境にある土手に来ていた。

ここには川があって川の反対側は隣の市になっていて何故か対岸は砂利になっているのだがこっちはコンクリで整備されている土手になっているでも1m位の厚みでその先は土で出来ている。


なので俺はそこを掘って隠れることにした。

周りには茂みもあったり色々なトラップも用意した。

穴掘りにトラップに他にも明け方まで掛かったが色々出来た。

農家の人に見られても困るし、寝ていなかったので掘った穴に潜り寝ることにした。

メール貰ったのが18:00だったからまだ12時間くらいある。

不安からどうせ寝れなかっただろうから頑張れたが流石に5時間以上穴を掘り続けたりするのはキツかったのだろう

すぐに寝てしまって、起きたのは周りが暗くなった頃だった。

起きた時に慌てそうだったが携帯を見て時間を19時と確認してサイトを確認した。

白い数字で0/189/200と書かれていた。


この○○市の人口は10万人未満だ、この規模で200人が参加者なのか流石に厳しい。

電車を出る時に聞いた言葉を思い出した。

蠱毒とゴブリンという言葉を

200人を生贄に作るゴブリン俺はゾッとした。

これって最期の一人に生き残っても死んでも地獄なんじゃないか?

でも死にたくない。


メールの通り数字が出ていた。

189が残ってる人数だとすると0は周囲100mにいる人数かこの数字が1になった時、黄色になるか確認しないといけないな。


穴を掘って竹細工と網との上に干し草を乗せてさらに上に土を被せ自分にも周囲にも干し草を撒いてわかりづらくしてある。


流石に1日掛けてここまで作ったのは初めてだったがかなりの力作になった。

これなら行けると思いつつ不安でいっぱいだった


開始から数時間経った頃数字が変わっていたそして色も

俺はやっと気づいたここは何もない土手だ100mなんて範囲ギリギリを歩けば大体の中心部がわかってしまう

しかも俺はここから動けない


それから数十分経ったかなりの緊張状態が続いたあと相手が現れた

当たりは真っ暗で相手の顔はよく見えないがケータイのカメラのレンズを通したら名前が出ていた。


高橋 康介 19歳


と出ていた


おいおい相手は未成年かよ


声を出せないので心の中で突っ込んでいた

年齢まで出るのか


そこまで考えて俺は慌てて覗き穴を塞いだ

俺からも出来るのだから相手もカメラで確認すれば俺の場所もバレるかもしれない


ザッザッザ

ガサガサ


足音は消えないし色々探してる音がする

俺が見つかるのも時間の問題だと思い俺は買っておいたボーガンやさすまたを手に持ち身構えた


音が近づいてきたので咄嗟に飛び出してさすまたを突き出した。


うまく相手を突き飛ばして川へ突き落とした。岸に近づいた時にボーガンを構えさすまたで妨害して

反対の岸へ誘導した


反対岸は市外なのでこれで俺は生き残った

そしてまた隠れて24時間が経過した

ケータイを見ていると


あなたは異世界への召喚する資格を得ました

これからあなたを異世界へ招待します

これから異世界で毎日このような感じで過ごせます

私の可愛いゴブリン

幸あれ


この世界で人をやめ鬼と化した俺はこうしてこの世界から消えた

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