用語解説
・光の盾
人々の安全を守るために設立された民間の騎士団。その支部は大陸中にあり、転移門によって他支部からの支援を受けることも可能。依頼に関係なく、大陸中の情報収集や町の巡回などは常に騎士団から人員が派遣されて行われている。
階級
騎士団には実力に応じて階級があり、下級、中級、上級と続き、その上に称号持ちがいる。ちなみに魔物の強さや依頼の難易度も4段階で分けられる。
部門
いろんな専門分野が存在する。ユティシアの専門である魔物の討伐、人物の警護、さらには解呪、医療支援、など人々の安全のために大切な部門はなんでもある。
規律
全ての民に平等であらなければならず、騎士団員は多くの掟に縛られている。特に罪を犯した者には容赦がなく、騎士団で制裁が行われる。
…ここで規律を少し紹介。
・特定の国と結びつきを持ってはならない。
国を動かせるほどの戦闘能力を誇る騎士団では、下手に関わると国家間の関係、国の政局に影響を与えるため、国からの依頼を受けることはほとんどしない。国民が被害を受ける内戦、戦争、魔物の出現など限られた依頼しか受けられない。
・依頼において自国や特定の人物に関係するものだけを優先することがあってはならない。
騎士団は基本的に生まれた土地で任務をこなしたりするものだが、複数の土地で救済が必要とされた場合には自国のみを優先することは出来ない。特に、騎士団に所属する王族などは自国の依頼は極力受けないようにする。
・ディスタール王国
大陸一の大きさを誇る国家。国は気候が穏やかで作物に恵まれている。対魔物の防衛の強化を目指しており、軍事力に関しては大陸一だと言われている。特に魔法が発達した国で、王立の魔法学校が運営されているなど魔法技術の向上を目指している。前国王の時に改革が行われるなど国民のための政治が行われており、王族の人気は高い。王都は騎士団の本部が置かれているなど重要な場所。
・ティシャール王国
大陸の端の方にある小国。豊かで争いのない穏やかな国だった。国民からも慕われていた優秀な国王と王妃は国民の反乱により処刑され、王政は廃止される。現在は宰相であった者が政治を行っているが、反乱と他国の侵略から立ち直れず未だに国は不安定。
・魔物
多様な進化を行うために能力や特性なども多種多様。下級の魔物は自分の体を使って攻撃をすることしか出来ないが、上級にまでなると火や水などの特性を操り攻撃してくる。最強ランクは上級とは圧倒的な実力差を持ち、能力も厄介なものを持つものが多い。知能は強さに関係なく高いものも低いものも。食料は基本的には人や魔物。特に強い力を持つ魔法師は魔物にとって極上の食べ物。
・魔眼
ディスタール王家が持つ、魔を封じ操る能力。基本的には魔法や魔物の魔力の流れを見ることなどしか出来ないが、才能が開花すると魔物や魔法師を使役することも可能。最近では強い力を持つ者は減ってきており魔眼の存在自体が忘れ去られているが、ディリアスは歴代の国王の中でも強力な魔眼を持つ。