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デブ、宙を舞う  作者: たこき
62/66

その62

 さて、みなさん。

 ようやくクライマックスです。

 俺とおっぱいのくだらない戦いはすぐに忘れて、俺の逆上がりに集中してくれ。

 では、どうぞ~。


「あれ? ここは……」

 俺は自分が今置かれている状況が理解できず、キョトンとした。

「神原!! 頼むぞ」

「逆上がり、成功させろよ!!」

「まってたぞ!!」

 目の前には鉄棒。

 周りにはすでに熱を帯びた群衆がいた。

「えぇーっと……」

 俺はまだ、状況が整理できていなかった。

 おっぱいの残像ばかりが脳裏にちらつく。

「おらぁ!! さっさと逆上がりせんかい!!!」

 俺のふしだらな顔つきに対して怒ったのか、ジェシカがとてもイカツイ顔で俺の背中を蹴飛ばした。

「うわっと!!」

 俺は前方によろめき、思わず目の前にあった鉄の棒に手をかけた。

「いいぞ!!」

「神原がんばれ!!」

「どうせ無理だろ!! このデブ!!」

 もう、ここまで来たら腹をくくるしかない。

 よし! やってやる!! 俺は汗ばむ手に力を込めた。


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