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その54
読者諸君、お久し振りです。
神原です。
さて、ついに俺が逆上がりに挑戦する時がやってまいりました。
あなたも俺の成功に何か賭けてみてはいかがでしょうか? もし、俺が成功したら好きな子に告白する、とか? まぁ、それはさておき、俺がここに至るまでの物語に一つ不服なところがあるので少し弁解をさせてもらう。
俺は確かにおっぱいに負けた。
しかし、簡単に負けたわけでない。
結果だけを見れば簡単に負けたように見えるかもしれない。
それは仕方がない。
しかし、俺の心の中ではおっぱいという巨大な敵に対する必至の抵抗が行われていたことを知ってもらいたい。
とりあえず、俺がジェシカと別かれたあたりから、今の状況に至るまでの経緯を説明する。