表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
デブ、宙を舞う  作者: たこき
42/66

その42

「ま……でぇ…………」

 いったいどれくらい経ったのだろう? 呼吸が辛い。

 気がつくと夕陽が浮かんでいた。

 夕陽に照らされて赤く輝くジェシカは、とても綺麗だった。

「し、しつこい……いい加減諦めろ……この、チビデブ……」

 さすがのジェシカも疲れたらしく、歩いていた。

 しかし、俺も疲れて歩いていたので一向に距離が縮まらない。

 いや、俺ははきっと意図的にこの距離を保っていたのだと思う。

 この距離が、俺とジェシカの一番素敵な距離だと、無意識のうちに俺は感じていたのだと思う。

 このままずっと、この距離を保ちながら、罵りあいたい。

 俺は心からそう思った。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ