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デブ、宙を舞う  作者: たこき
16/66

その15

「太志―!!」

背後から俺を呼ぶ声が聞こえた。

はて、誰であろうか?俺はイチゴ&チョコレートのチョモランマパッフェを食べる手を止めて振り返った。

「このデブゥゥウウウウウウウウ!!!!!!!!!!」

振り返るとそこにはジェシカと高志がいた。

なにやらすごい形相でジェシカが俺に向かって叫んでいる。

これはただ事ではないと直感した俺はすぐに逃げ出そうとした。

しかし、喰いすぎた腹が机に引っかかり上手く立ち上がることができない。

俺が必至に立ち上がろうともがいている隙にジェシカは十分に助走をつけてこちらに向かってきた。

そして跳んだ。綺麗な放物線を描き、腕を広げて俺の後頭部目掛けて飛んできた。

そう、世に言う『フライングラリアット』だ!!

「モゲェーーー!!!」

ジェシカの右腕は俺の後頭部を見事にとらえた。

後頭部のぜい肉の中に食い込んだジェシカの右腕は俺に致命傷といえるほどの衝撃を与えた。

ついでにジェシカの左腕は俺の隣に座っていた高橋先生にも致命的なダメージを与えた。

俺と高橋先生は座っていたソファごと前方へと倒れこみ、机に前頭部を強打した。

俺と高橋先生はそのまま気を失った。


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