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春菓愁糖  作者: ゴキポン
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プロローグ 私の学園生活はここから始まる

 お久しぶりですゴキポンです!夏休みはいかがお過ごしでしたか?最近は厳しい残暑で私は毎日家で過ごしてばかりでしたwww

 暑いといえばやっぱり恋ですよねぇ。ということで本日から始まる新連載は初回版として本日のみプロローグと第一話を連続投稿させてもらいます!

 では、どうぞご覧下さいませ!!

 私は高校に入学してすぐに部活に入ることを決心したが、私が想像していたのより遥かに違っていた。 入部早々ドタバタして、もうクタクタ‥‥‥。ほとんどの部活は一年から入部すれば一から先輩に教えてもらえるはずなのだが、入部していきなり雑遙ざつよう扱いだ。まるでどこかのヤンキーが弱い者にパン買って来させたり、掃除当番を全部やらせたりなどされている雑用係だ。

 私は大量のプリントを抱えて走ってはいけない廊下を走った。

「ハァハァ‥‥‥」

「コラァ、廊下を走るな!」

 先生の怒鳴り声もまるで聞こえていないかのように走り続けた。 

 私が抱えているプリントには「製菓部 緊急!新入部員大募集!!」と書かれてある。そう、私が入ったのは製菓部というただ単にスイーツを作るだけの部活である。学校にある全ての学校を見回った結果この部活が私の中では第一希望であり、そして製菓部を所属している先輩を見て入りたくなった。

 私は別に料理を作るのは嫌いではない。家ではいつも忙しい母の代わりに晩御飯を作ったり、炊事をしている。元々料理を作ることが嫌いだったのだが、慣れればどうってことはない。

 3歳の弟の健太と合わせて4人家族であり、弟の面倒は私が見ている。

 ちなみに父はもちろんのこと普通のサラリーマンである。しかし、最近父は仕事でかなりの活躍をしていていたため現在部長へと昇進したのだ。

 おかげで我が家は昔よりまともな生活をおくっている。

 私は部員募集のビラを校門からトイレの隅々まで貼りまくった。

 どうして私がこんなに入部したばかりで忙しいかというととても大変な問題を知ってしまったからである。

 それは製菓部が廃部されてしまうという危機に陥っているから‥‥‥。

 私はビラを貼りながら一人でブツブツと言った。

「‥‥‥っもう、どうしてなのよ‥‥‥」

 そして私の独り言はしだいに大きくなり、

「なんでこうなるのよーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」

 私の声は学校中に聞こえて生徒達はみんな私に注目した。

 ざわ、ざわ‥‥‥

「あっ、いや‥‥‥、その‥‥‥」

 私は赤面して残ったビラで顔を隠してその場を去った。

 必死で走った。そして、心の中で叫んだ。

(もういやーーーーーーーーーーーーーーーー!)

「次の話>>」を押してください。

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