9月の闇 教室は今
子どもの自殺が最も多いと言われる9月も、半分を過ぎた。
小学校、中学校、高校の教室はどうなっているのだろうか?
いじめとは、文部科学省などの行政機関では子どもの問題行動として一括りにされる。問題行動は、不登校や暴力などを含む。しかし、それらは密接に関わりあっていることがあるということを忘れてはならない。
なぜ、いじめが起きるのか?というリサーチクエスチョンは、度々たてられ、度々検討されている。当事者、傍観者という言葉は今に始まった言葉ではない。
ここで、一つの意見を紹介する。
中学校にもなると、子どもたちは制服を着て、バッグも同じものを持ち登校する。服装検査もあり、違反をすると教師から懲戒を受ける。それは、必要な懲戒であるが、たまに学校で活動をしていると、みんなと一緒にできないというだけで、厳しい懲戒を受ける子どもを見る。
私たちは、小学校の時からこのような教育を受けてきたのではないか。何が規律か分からない中、周りと少し変わった性格で、それだけで怒られたという人もいる。公教育の中では、みんなと一緒でなければ、ついていけなくなる雰囲気は大人が作り出している面もあるかもしれない。
とある心理学者は、いじめは少し変わったクラスメイトを正す行為であると言った。
とある、教育学者はいじめは、指導と服従関係にある、教師と生徒関係の模倣であると言った。
いじめの雰囲気を作り出しているのが、大人だとすれば、一度問い直してみる必要はあるかもしれない。
ただし、懲戒は必要だ。
子どもが人間として許されないことをすれば、叱らなくてはならない。