長めのプロローグ
痛い、暗い、苦しい___
一人の時、そんなことばかり考えてしまう
解決もない出口もない真っ暗闇の中を永遠と歩いている
あぁ、全てなくなってしまえばやめてしまえば楽なのだろうか。
他の家と変わらないむしろ平穏な家族、所謂普通。
母のことはもちろん好きだ。父も、弟も。
友達もそれなりにいる。極一般的な平凡一市民。
ゲームでいう通行人Aレベル。
こんな僕が死にたいとまで悲観するのはおかしい、異常だ、だって辛いことなんか特にないじゃないかと自分でも思う。
だからこそ、分かっているからこそ誰にも言えない
僕だけの独り言。
人の数だけの悩み事は必ずあるどんな人間にだって存在する
それを些細なことと決めるのは社会じゃない、自分だ。
悩み事をつくるのも自分自身だ、もちろん解決できるのも
いや、それは少し可笑しいな解決できるのは自分ではない。
他の人がでしゃばろうが何をしようが解決できたとそう思えるのが自分であればそれでいい。だからこそ、一人で考えて納得出来ることがある、それこそ病んだ自分自身。
人に言われて解決もできなければ他人が理解出来ることでもない
他人に言ったところで上辺で諭され、内心嘲笑われるだけ。
だから、一人で考える。解決はできなくても考える。
痛い、苦しい、悲しい。心はズタズタになるかもしれない。
それはまさに……自傷行為、といえるだろう。