表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

僕と。私は。出会わずに同じ世界をつくった

作者:イニシ
まだ“完璧”にはほど遠い未来。
AIが世界の半分を統べるようになった社会。

気象制御衛星が百万基を超えた頃、
それらは地球をぐるりと囲う「人工衛星のリング」になっていた。

首都を一望する標高三千メートル、
空に浮かぶ空中型住居のひとつに――
|裏手毬(うらてまり)・|理波(りなみ)は暮らしている。

彼女の趣味は、AIをつくること。
ただし――梨波が生み出すAIは、すべて“完璧な意思”を持っていた。

***

下水道整備士の|新五(あらいつつ)・|佳呂亜(かろあ)は、
大企業の裏の顔を知ってしまったことがきっかけで、
仕組まれた罠に落ち、警察に追われる身となった。

逃げ込めるのは、かつて働いていた――あの下水道だけだった。
内部にうごめく監視ロボットたちをかいくぐりながら、
彼は地下での暮らしを、何とか続けていた。

そしてある日。
いつものように、食料を求めて地上へ出た瞬間――
彼の目に映ったのは、空も建物も、何もかもが違う、まるで別の世界だった。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ