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産業革命

 概要



 イギリス。

 17世紀 インド産の綿製品ブーム。


 苦境の毛織物業者の働きかけで、『キャラコ(綿織物)使用禁止法』成立。


 国内生産の動きが活発化。


 これが産業革命の発端。


 18世紀、さまざまな発明から、動力機械を用いた工場が誕生。

 工業中心社会へと変貌する。


 結果として、産業革命は、鉄や石炭の生産、運搬領域にも広がる。





【東インド会社】

 国王に、貿易特権を与えられる。


 東南アジアでの香辛料の取り引きで、イギリスとオランダの抗争が激化。

 17世紀 アンボイナ事件で、商館員20名が虐殺される。


 貿易拠点をインドに移す。




【17世紀 イギリスの選挙権】

 平民で選挙権を持つのは、ほとんどが地主だった。




【キャラコ使用禁止法】

 18世紀 制定。

 しかし、法の抜け穴もあり、何よりも、すでに綿製品は生活必需品化していた。




【紡績】

 綿花から糸を作る。




【力織機】

 18世紀 カートライト(牧師) 発明。

 蒸気を動力源とした。

 糸が品余りするほど大量に生産され、綿布を速く織る機械の登場が待たれていた。


 綿工業が産業の中心になる。




【蒸気機関車】

 ジョージ・スティーブンソン(炭田機械技師)


 地下水汲み上げに利用されていた蒸気機関を、動力に利用。


 炭坑での石炭運搬の為の炭田利用から、マンチェスター~リバプール間の輸送移動手段に採用され営業運転が始まる。

 綿花の陸揚げ地がリバプール、綿工業都市がマンチェスターだった。





【裏側】【ラダイト運動】

 機械化による失業で、職人たちが起こした機械の打壊し運動。



【裏側】【労働環境】

 機械化により熟練者の必要がなくなり、低賃金の女性や子供が多く雇われる結果に。

 長時間で過酷なものだった。



【裏側】【工業都市の生活環境】

 工業都市に、職を求めて農村部から人が集まる。

 19世紀には、都市部の人口が農村部を上回る。


 急激な人口増加に、都市整備は追いつかず、1つのベッドに複数人が寝起きし、トイレは十数世帯に1つ。

 食事はパンやジャガイモ、不潔で病気も流行した。


 工業都市の労働者の平均寿命が20歳に満たないこともあった。





【ロバート・オーウェン】

 労働者から紡績工場経営者に昇りつめる。


 10時間労働制を導入。

 労働者の為の清潔なアパートの建設、世界初の幼稚園を運営。


 生活環境の整った労働者たちの紡績工場が優れた業績を上げ、低賃金で長時間労働を強いらなくても、利益を上げられることを証明した。


 子供の労働の禁止や労働時間の短縮などの『工場法』の制定、協同組合の育成に尽力。


 ただし、『工場法』などが実行力を持つようになるには、数年を要した。





 うーん……、こういうことを意識すると、『天空の城ラピュタ』も一味違って観えますね。




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