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無限迷宮   作者: 下弦の月
2/2

覚醒!

二話にわ、にわとり!


「う、、、うーん」

「ふわぁ~!!」


《おはようございます。ルピス様》


「ん?ああ、バリキュールだね。おはよう。まぶしいなあ。これが光かあ。」


《目はすぐに慣れますよ。それより後気分はどうですか?体調がすぐれない等ありますか?》


「うーん、いやまあ大丈夫かなあ。よっと。ととと。あれーなんかすんごい体に違和感があるなあ。」


《それはそうでしょう。生まれて10年間ずっと寝ていらっしゃったのですら。》


《ふふふ、だがしかしご安心を。寝ておられる間にレイビス式筋肉トレーニングを実施しておりましたので。》


なんだその、レイビス式って、、、、

それにしてもバリキュールは声しか聞こえない

つまり実態は無いわけか。


この10年間の僕はというと、寝ている間に

夢の中でバルバトス父さんや、レイビスじっちゃんの抗議を受け、どうやってるのかは知らないけど夢の中で戦闘訓練や魔法の訓練なんかもしていた。


その他にもなんかもうイロイロ講座といっては

夢の中でイロイロ叩き込まれた。

そう、ほんとにイロイロ。。。

中には女性の口説き方なんてものまであった。


10年間有りとあらゆる知識を埋め込まれた。


そして、ハンネお母さんの講座。。。

僕たちの住む、いや住んでいたエネミア大陸は人族が繁栄しマナといわれるエネルギーを変換して魔法を使い、魔道具なんかを開発しくらしていた。


ところがある日、大きな地震が起きた。

地震の震源地には大きな穴が空いており、その穴から無数のモンスターや魔族が涌き出てきて、大陸全土に広がる戦争になったらしい。


人族は、魔法が使えるが今まで争いなどあまりしたこともなくモンスターや、魔族なんてものは

当時誰もしらなかったそうだ。


強力なモンスターや魔族に対抗できるのは一部の魔法使いや、剣士だけだった。


戦争は徐々に数が少ないが強力な魔族側が支配していき、人族最後の希望であったアルーシア王国も魔族によって滅ぼされる寸前だった。


アルーシア王国のバルバトス父さんはせめてもの希望として僕を未来に送った。。


「父さんや、母さんは現実世界にはいないんだね。」


《はい、ルピス様をバリキュールヘのせた後、魔族との戦闘に参加され、ルピス様は未来へ転送されました。》


なるほど、ところで未来ってどれくらい未来にきたんだろう?10年?20年?


《現在エネミア歴に換算すると3020年、ルピス様が未来に送られたのが520年ですから2500年後でございます。》


ええー、まじかあ。結構ショックだわあ。

すんごい飛ばしちゃったよねじっちゃんなにやってだよー。


「まっいっかあ。さて、これからどうしよ。ここどこなんだ?バリキュール。」


《ここはガルド迷宮地下99階になります》


ガルド迷宮といえば母さんの講座で出てきたな。

確か、昔からある迷宮のダンジョンで人族はその20階しか到達できていない。


トラップやら魔物が強すぎてそれ以上はすすめなかったのだ。故に、ガルド迷宮がいったいどこまで続いているのかは謎のままだったはず。


「え?地下99階?」


《そのようです。》


そのようです。ときたよこれ。

そして僕を起こした理由。これも夢の中で聞いてる。


バリキュールのマナ残留が減ってきており、このままだとバリアの維持ができないわけだ。

そこでマナの使用濃度が高い生命維持装置を

切り僕を起こした。


つまり、バリアを継続させる必要があったということだ。


このバリキュールは、卵形の形をしていて見た目は小さいけど中の空間は空間魔法が使われているらしくかなり広い。


いってみれば卵型の家みたいなものだ。

チラッと窓をみる。


うわあ、、、この世の終わりを絵にかいたような魔物がめっちゃこってみてるわあ。




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