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5話 大賢者による異世界講座

説明ばっかですみません。

もう、あたりは真っ暗だった。明かりをつける魔道具らしきものをつけて話し始めた。


「まずは魔法についてじゃの。」


「うん。俺のステータスにある大地魔法とか、水流魔法ってなんなの?」


「まあ待て。魔法とは、魔素(マナ)をイメージで、変換して現象にする魔法じゃ。例えば……そうじゃな。例えば………〈創造・土兵(クリエイト・ゴーレム)〉」


すると、バル爺の突き出した手から、土の人形を作り出した。大きさは30センチほどだ。


「これが魔法じゃ。ゴーレムを創るイメージをしながら魔力を流すことし魔言を言うと、魔法が発動する。まあ、わしはある程度の魔法は、無詠唱でできるがの。」


「大地魔法や流水魔法の説明は?」


「う、そうがっつくな。いま説明するわい。魔法は大まかに4つの種類がある。火、水、風、土の四つじゃ。

じゃが、他にも無属性や光、闇など様々な種類がある。大地魔法や水流魔法はそれの上位互換じゃ。魔法は無属性以外、位階序列がついておる。人々は、生まれた時、4つのうち一つどれかに適性を持つんじゃ。もちろん、お主みたいに例外はおるがの。」


「俺?」


「大地と水流魔法、ほら2つ持っとるじゃろ?お主のように2つや3つ持っとる奴もおれば、無属性の者もおる。基本、一種類は持っとるから、無属性は差別されやすいんじゃがな。ちなみにわしは4つ全て使えるぞ。」


きいてねぇ!まあ、魔法については、何となくわかった。ラノベでよくある感じだな。


「魔法の使い方は?」


「まず、全身にエネルギーを循環させるイメージをするんじゃ。」


「分かった。」


循環、循環………。おお……。体が熱くなってきた。


「体が熱くなってきたら、右手に集めるんじゃ。」


右手に集める………。右手……。右手がさらに熱くなり、体にあったエネルギーが急即に減っていく。


「右手に集ったら、そのままクリエイト・ウォーターとさけぶんじゃ。」


「クリエイト・ウォーター!!」


すると、力が抜ける感覚と共に手から水が溢れてきた。


「うおっ!」


「それが魔法じゃ。お主筋がいいの。」


「マジですか!? あとこれ止めて……あ、止まった。」


「イメージじゃからの。止まれ、と思えば止まるわい。」



それにしてもこの感覚………


「もしかして鑑定も魔力つかう?」


「ん?使うぞ?知らずに使っとったんか?」


そうかもしれない。でも、


「俺、魔言唱えてないぞ。」


「それが無詠唱じゃ。しばらくは無詠唱を使えるまで特訓じゃな。」


「え?特訓?」


「わしが魔法を教えてやろう。どうせやることも無いのじゃろう?」


やった!これで魔法を覚えれる。


「その前に、ここをかたずけてからの。」


そう言ってあたりを見回すとクリエイト・ウォーターで作った水でビショビショになっていた。

そあと必死に二人で拭いて、元どおりにしてから寝た。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



「お迎えに上がりました……。ユウト様……。」


顔が見えない人の形をした何かがそう言った。


「何じゃ、お………」


そう言おうとしたが、ノイズによって遮られた。視界が壊れたテレビのように白黒する。それが戻ると、わしは血まみれで地面に倒れていた。人形もどきに捕まっているユウトがもがきながら何か言っておるが、全くきこえん。ただ、自分のために泣いていることは分かった。


「待っておれ。いまいくからの。」


次の瞬間、人形もどきの体が動きわしは意識を失った…………。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



柔らかい最高級のベットからわしは飛び起きた。体中から冷や汗がででいる。


「はぁはぁ………。夢か………。急がねば………。」


再度ノイズが入り頭をかき乱す。必死に忘れまいと抗うが、数秒後。


「悪い夢でも見たかの……。」


大賢者は再び眠りに落ちる……。夜はまだまだ終わらない………。




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