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国王陛下、煩悶するー番外編ー

 世界史の教科書で絢爛豪華なヴェルサイユ宮殿を何度目にしたことだろう。


 現世に生まれ変わってはや十七年。まさか自身がそのような王宮に輿入れする日がくるとはほんの数か月前まで思いもしなかった。


 大きな双眼に収まりきらない王宮の全貌は、何度見てもその荘厳さにため息が出る。それは王宮内に通されても同じだ。シエナは豊穣の女神と慈悲深い天使の描かれた天井に目をやり、それから金箔押しの樫の扉に視線をやった。マホガニーの丸テーブルに置かれた紅茶はすでに冷めきっている。


「王妃様、イザク様は執務が長引いて今しばらく来るのに時間がかかるそうでさぁ」


「まだ王妃じゃないっての」


 不敬にもノックなく扉から姿を現したのは、フィンベリオーレ国王陛下の側近であるニフだ。制服を着崩した彼を気にかけることもなく、シエナはあしらう。それからお茶請けに出されたスミレの砂糖漬けを弾き、シエナは立ち上がった。


「お嬢? 厠ですかい?」


「アンタのデリカシーのなさには恐れ入るわ。調剤室に行くの」


「またですかい? たしかこの前もイザク様を待つ間に行ってやしたよね? その前は編纂室にも……」


「呼ばれるんだから仕方ないじゃない? この前、王宮の薬師にネフィリカスを用いた解毒剤の調合方法について問われたのよ」


「ああ……あれはお見事でしたねぇ」


 ニフは若草色の猫目を細めてニヤリと笑う。コーデリアとフェリエドによるイザクの毒殺未遂事件以降、シエナはなぜか王宮の薬師から憧憬を集めていた。


 悪い気はしない。が、むずがゆいと同時に目立ちたくないとも思ってしまう。あと少しで正式に王妃として即位するのに何を、という者もいるだろうが、前世で通り魔に惨殺され今生では誰よりも長生きしたいシエナにとって、己の力量を他人に把握されることは好ましくなかった。


「もし私が解毒できないような毒を一服盛られたら溜まったものじゃないわ!」


 ぶるりと身震いしつつ、シエナは白亜の回廊を通り調剤室のドアをくぐる。そうは言っても、生薬の香りが立ち込める調剤室に入るとシエナの気持ちは高揚した。


 採光用の窓から受けた光を反射してキラキラと輝く薬草瓶、ゴリゴリとドラゴンのうろこを擦るすり鉢の音、煮えたぎる鍋から漂う苦い香り、すべてがシエナの目を輝かせる。


「シエナ様、お待ちしておりました!」


 王宮の筆頭薬師は、ふくよかな腹の前で揉み手してシエナを迎える。秤を使っていた若い女の薬師や試験管を振っていた男の薬師も、みな破顔してシエナを迎えた。


「見てください、シエナ様! 東洋の珍しい根が手に入ったんですよ」


「うわぁっ、懐かしい! 芍薬ね」


 素朴だが感じのよい男の薬師が、皮のついた根をシエナに渡す。前世でもなじみのある特異な匂いの薬草に、シエナは心を躍らせた。


 宝石のようだと謳われる碧眼が輝くさまを見て、若い薬師は芍薬よりシエナの横顔にポーッと見惚れる。


「冷え症用の薬や消炎排膿薬に使われるの。いい品を輸入したわね」


「そ、そうだったんですか」


「ねえ、齧った?」


「え?」


 若い薬師はつぶらな目をぱちくりさせる。シエナは水の精霊と見紛う美貌で悪戯っぽく笑った。


「はじめはわずかにだけど甘くて、そのあと渋い味がするの。特有の香りが強く渋みの強いものが良品よ」


 そう言って、シエナは芍薬の先っぽを少し齧る。うん、いい品だと頷いてからシエナを穴があくほど凝視している薬師に突き出した。


「ほら、齧ってみて」


「え、あ、あの」


「齧ってみないといい品か分からないでしょう」


 ズイッとシエナが容赦なく芍薬を薬師の口元へ押しつける。生真面目な男は干してあった唐辛子と同じくらい真っ赤になり、それからおそるおそるシエナが口をつけた芍薬を口に含もうとした。が……。


「何をしている」


 うららかな午後には似合わぬ地を這うような声がして、シエナも薬師も動きを止めた。調剤室が一気に氷点下まで陥ったと錯覚するほどの殺気に包まれる。


 室内にいた薬師が全員固まる中、ドアの近くで成り行きを見守っていたニフだけが必死に押さえていた口から吹きだした。


「ぶフォッ!!」


 肩を震わせる憎たらしい王の側近に、虫けらを見るような一瞥を投げる余裕は今のシエナにはない。何故なら、調剤室の扉の前で――――フィンベリオーレの国王陛下であるイザクが、ひどく不機嫌な顔をして立っていたからだ。


「へ、陛下……」


 若い薬師へ突き出した手をそのままに、シエナがひび割れた声で呼ぶ。


 闇夜を集めて形をなしたようなイザクの隻眼がギロリとシエナを捉え、シエナはむき出しの肩を猫のように飛び上がらせた。


 一拍遅れて、薬師たちが深々と頭を垂れる。シエナに惚けていた若い薬師は、今や紙のように蒼白になって頭を下げた。


「お、お仕事は終わったんですか……。お疲れ様です……」


 おかしい。今の今まで晴れていたのに、どこからか雷鳴が轟きそうなほど室内が暗くおどろおどろしい。シエナは表情筋をフル稼働させて微笑んでみせた。が、イザクの業火の色をした瞳は、冷たい炎をちらつかせるだけだった。


「あ、の……」


 長身で鋭角的な印象のイザクに見下ろされると、それだけで首元に手をかけられたような威圧感がある。一体どうしてこうも機嫌が麗しくないのか、シエナはとんと理解できなかった。が、ここでそんなことを言えばますますイザクの機嫌が下降することだけは予想がついたので黙っていた。


「随分楽しそうだな? シエナ」


 小首を傾げて問う姿のさまになること。しかし、絵画のように整ったイザクからは威圧感しかない。まさか遊んでいたと咎められるのかと、シエナは花のかんばせに冷や汗をかいた。


 目を泳がせ、しどろもどろになりながら必死に言い訳を述べる。


「いえ、あの、えっと、陛下の執務がまだかかりそうだと伺ったものですから、少しばかり離席してもいいかな、なーんて思って、ですね……」


「前回も、前々回も同じことを言っていたな」


「ソウデスネ……」


「も、申し訳ありません陛下。我々が王妃様に解毒剤の調合方法をご教授賜りたいと願ったのです!」


 筆頭薬師が、胸に手を当てた敬礼姿のまま半ば叫ぶように謝った。初老にさしかかった男が屠られる時を待つ動物のようにブルブル震えているのを見て、イザクは放っていた怒気をわずかに潜めた。


「悪いがこちらが先約だ」


「も――もちろんでございます!」


「シエナ、来い」


「え、あ、あの……っ」


 強引に細腕を掴まれ、シエナはイザクに調剤室から引っ張り出される。その際にぶつかったニフに芍薬を押しつけ、シエナは泣く泣く調剤室を後にした。






「……っ陛下、陛下!」


「…………」


「……っ痛い……」


 力任せに掴まれた手首が悲鳴を上げている。


 毎度イザクの来訪を待つ間に王宮内をウロついていても苦言を呈される程度だったというのに、握る力の強さから今回はイザクがかなり怒っていることが分かる。返事をしてくれないイザクに焦れる気持ちと少なくない恐怖を抱き、シエナは人気のない回廊で足を踏ん張った。


「……っイザク! ……っきゃ!?」


 ふと長い足を止めたイザクにホッとしたのもつかの間、次の瞬間には回廊の壁に押しつけられる。背中を強打し、痛みに呻く。シエナが顔を上げると、鋭い目元を吊り上げたイザクに射すくめられた。二人きりで浴びせられる怒気に、ひやりとした怯えが本格的に足元からせり上がってくる。


(怖い……逃げたい……)


「陛下……あの、陛下がお仕事中にもかかわらず、約束した場所で待たずにうろついてごめんなさい……。ええと、お仕事を終えた時に、私を探す羽目になって……気分を害しました、よね?」


 イザクの手を煩わせたことを謝ったが、顔の横で縫いとめられた両腕の拘束はちっとも緩まない。痣になるかもしれないけれど、イザクの怒りが鎮まるならもう何でもよいとシエナは思った。それほどに、イザクの怒気は鋭利で刃物のように尖っている。


 いっそ怖いと泣ければいいのに、シエナはそんな可愛さを持ち合わせていなかった。


「お前は」


「っはい」


「お前は俺が約束した場所にお前がいなかったから腹を立てていると思っているのか?」


 無機質な声で問われて、シエナは言葉を詰まらせる。


「違うん……ですか……?」


「分からないのか?」


 先ほどよりも厳しい口調で言われ、シエナは眉を下げた。黙りこんだシエナの頭上に、深いため息が落とされる。


「分からないなら、今後一切調剤室への入室を禁じる。お前は次期王妃だ。今までは許していたが、もうあの場所へ行く必要はない」


「そんな……!」


 理不尽なイザクの言葉に思わず抗議の声を上げる。しかしイザクの冷たい隻眼と目が合うと、気がくじけそうになった。


「――――調剤室だけじゃないな。お前は王妃だ。俺のそばにだけいればいい」


「……っそこまで束縛されたくありません!」


 シエナは恐れより怒りが上回り、イザクに食ってかかった。


 先ほどから理不尽がすぎる。一体何が不満でそんなことを言い出すのかとシエナが声を荒げると、バンッと力任せに顔の横にある壁を殴りつけられた。ビリビリとした揺れが壁越しに伝わり、シエナはヒュッと息を飲んだ。


「ん……っ」


 怯えを宿したシエナの視界を遮るように、イザクのかさついた唇が乱暴に重ねられる。輪郭を確かめるような優しいものじゃなくて、苛立ちを隠さない口付けがシエナの酸素を奪う。噛みつかれそうな荒いキスが嫌でイザクの厚い胸を押し返せば、その手をいともたやすく取られた。


「……ん、や、だっ! 陛下!」


「嫌?」


 イザクの整った眉がひそめられる。頬が切れそうな怒りを受けながらも、シエナは必死に言葉を紡いだ。


「やめてください……っ! こんな往来で……っ」


「俺に触れられるのは嫌か? あの若い薬師ならいいのか?」


「は……? 何言って……」


「そうだって言うなら、なおさらもう会わせない。お前は俺の女だ」


「……っ」


 ぎゅう、とのしかかるように抱きしめられて、シエナはようやく一つの可能性に思い立った。――――もしかして彼は――――……。


(イザク、もしかして嫉妬してる……?)


 そう思ったら、今まで喉元までせり上がっていた恐怖が氷解していった。代わりにじわじわと湧いてくる想いがあり、シエナはイザクの胸板を押す。しかしシエナのみじろぎを拒否だと受け取ったのか、イザクはますますシエナを抱く力を強めた。


 このままでは本当に寝室に後生大事に仕舞われてしまいそうだ。シエナが苦笑すると、イザクは不機嫌そうに口元を引きつらせた。


「芍薬を齧らせようとしていたところ、見ていたんですか?」


 沈黙は肯定と同じだ。イザクの鋭い目がシエナの唇に落ち、皮の厚い親指がシエナの唇を荒々しく撫でた。


「二度とするな。相手を焼き殺してしまうかと思った」


「えええ……」


 炎王の異名をとるイザクが言うと洒落にならない。黒髪から覗く目が据わっているので、本気なのだろうと思うと、シエナはうすら寒くなった。


「いつもああいったことをしているのか?」


「初めてです……。あの、本当に!」


イザクの眉間が険しいままなので、シエナは慌てて付け加えた。


「さっきは芍薬を見てテンションが上がってしまって……もうしませんから……ね?」


 小首を傾げて懇願すると、イザクの放つ殺気が収まっていくのを肌で感じ、シエナは肩の力を抜いた。が、すぐにイザクの顔が肩口に埋まり再び身を固くした。


「イザク?」


「お前は」


 イザクは感情を押し殺した声で言った。


「誰からも必要とされる。俺からも、フェリエドからも……母上でさえお前を認めた。お前の人柄や度胸、知識に沢山の人間が惹かれる。ニフとロアだってお前を慕っている」


「いえ、それはないわ」


 あの問題児の双子が自分に懐くなどありえない。あの双子はイザクに忠誠を誓っているから、イザクが寵愛しているシエナを気にかけているだけだ。ニフに至っては気にかけていると言うよりおちょくっていると言った方が正しい。


 遠い目をしたシエナのなめらかな銀髪を梳き、イザクはやっと少し笑った。


「薬師たちにも、王宮の他の人間にも好かれるお前を妻として迎えられることを誇りに思う。だが……」


 背骨が軋むほど強く抱きしめられて、シエナは息が詰まった。


「同時に俺以外の人間が、お前の魅力に気づくのは、本当はすごく嫌だ」


「イザク……」


「俺が見つけた花だ。俺だけが知っていたい。俺だけが愛でたい……本当はお前をすぐにでも、俺しか知らない場所に閉じこめてしまいたい。だが」


 イザクは柘榴の瞳を切なげに伏せた。


「そしたらお前はさっきみたいに、必死で抵抗して、俺を嫌うんだろうな」


 そういえば前回も、前々回も、大人しく部屋で待っていなかったシエナをイザクは責めなかった。ただ苦い顔をしていた。


 本当は束縛したいが、シエナが望まないだろうからと苦い思いを飲みこんで我慢していたに違いない。シエナが薬師たちと薬について研究することを望むのなら、と、逢瀬の時間を削って見守ってくれていた。


 しかし、今日自身と同年代の薬師と仲睦まじい様子のシエナを見て、とうとう限界を迎えたのだろう。


(私、バカだ。イザクが誰よりも愛に飢えている人だって知っていたのに)


 怒っていたんじゃない。きっと不安だったのだ。幼少の頃に片目を業火に焼かれ、母親に否定され、権力目当ての女たちに忌避され続けてきたイザクにとって唯一自身を受け入れてくれたシエナが、誰かにさらわれてしまうのではないかと、不安だったのだ。


 まるで夜空だって掴めそうなくらい逞しいイザクの胸元に身を預け、シエナは彼の心音に耳を傾けた。


「ねえ、イザク。私イザクにしか触られたくないのよ。イザクのことが誰よりも好き」


 力強い音を刻んでいた鼓動が、ひときわ強く跳ねる。


「不安にさせてごめんね」


 いびつな愛をくれる人だ。それでも、ひたむきな愛だとシエナは思った。


「――――俺も、怖がらせて悪かった。調剤室にも、行っていい。待たせて退屈させていたのは俺のせいだ」


「陛下を不安にさせてまで行きたい場所じゃありませんよ?」


 そりゃあ、国中の珍しい薬草や鉱物が揃っている調剤室はシエナにとって夢の国に等しいが。


「いい。本当はお前を閉じこめておきたいが、閉じこめられたお前は、きっと俺の好きな自由なシエナでなくなってしまうことも、ちゃんと分かってるんだ」


 だから好きに羽ばたいていい。俺の元に必ず帰ってきてくれると誓ってくれるなら。


 そう言われ、シエナは満面の笑みを返し、肯定を示すように自分からイザクへ唇を寄せた。






 無事仲直りをしたあと、シエナがイザクに貰った髪飾りがないと悲鳴を上げたのはすぐのことだった。


 部屋を見てくると言ったシエナが走り去っていった回廊に残されたイザクは、廊下を曲がった角で、金の髪飾りを拾い上げる。シエナの瞳と同じ宝石がはめこまれた髪飾りは、シエナが落としたと騒いでいた物に他ならない。しかしイザクは、シエナがここで落としたわけではないと気付いていた。


 乱暴にここまで引っ張ってくる道中、すでにシエナの髪から髪飾りは取れていた。最後にシエナの髪に付いていたのを確認したのは、調剤室の中でだ。そう、シエナがニフにぶつかった時まで。


「――――ニフ」


 廊下の暗がりに向かって、イザクは囁くように声をかける。人の気配が一切感じられなかったそこに、一つの影が浮かび上がった。


「へい?」


「誰もあの薬師に知らしめろなんて命令は出していない」


 あの薬師とは、シエナにうっとりと見とれていた若い男のことだ。回廊にはイザクと暗がりに潜むニフしかいないが、ほんのついさっきまでもう一人がいたことにイザクは気付いていた。


 その証拠に、わずかに芍薬の匂いが回廊に残っている。そう、あの薬師がつい先ほどまでここにいたのだ。そして、イザクとシエナが抱き合いキスをする姿を茫然と見ていた。


 ニフに手渡されたシエナの髪飾りを持って。


「イザク様とお嬢のやりとりを見て、髪飾りを落とすくらいのショックを受けて戻っていきやしたぜ?」


「お前がそうさせたんだろう、ニフ」


 調剤室で次期王妃であるシエナに熱っぽい視線を送っていたことは看過できるものではないが、かといってわざとシエナとむつみ合っている姿を見せつけるような気質はイザクにはない。せいぜい言葉で釘を刺すぐらいだ。


 それをわざと、イザクがシエナを連れ出すときにシエナの髪から髪飾りを引き抜き、落とし物だとうそぶいて若い薬師に届けさせるよう頼んで目撃させたのはニフだった。


「イザク様がそんなことを望んでないのは承知してやす。ただオレが、国王陛下の唯一の人に懸想する不埒な薬師を許せなかっただけでぃ」


「お前は……」


 頭痛を堪えるように、イザクは眉間を押さえた。


「あの薬師の仕事に支障が出たらシエナが気に病む」


「ええー」


 ニフは小さい口を尖らせて不満げに言った。


「ほんと、イザク様はお嬢に甘すぎますぜ?」


「……自覚はしている」


 臣下の苦言に黒衣を翻し、イザクは苦く笑った。


 イザクの心の奥に、重くほの暗い願望はいつだって燻っている。それでもそれを力づくで行使しないのは、シエナがそれを望まないからだ。


 ほとほと甘くなったものだと笑いながら、イザクは今頃涙目で髪飾りを探しているだろうシエナの元へ足を向けた。髪飾りを目にして安心したように綻ぶ笑顔を想像しながら。


お久しぶりです。ふと思い立ったので番外編を書き上げてみました。楽しんでくださると幸いです(*´꒳`*)

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― 新着の感想 ―
[一言] 番外編ありがとうございます。 無自覚なシエナを縛り付けてしまいたい思いはあっても、それをするとシエナが自分らしくいられないと我慢するイザク。そんなイザクの思いが、過去に根差した不安のせいだと…
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