1話 異世界に放り出されました
どうも!
今回は現状確認みたいな感じです。
「ハッ!?」
目が覚めた。
ここはどこだ?
見渡す限りの草原。
あるのは森くらいだろう。
ここは本当にどこだ?日本…ではなさそうだ。となると外国?
しかし、気を失う前は確かトラックが突っ込んで来ていて。無事に済むとは思えない速度だった。完全に死んでいるだろう。
じゃあここはどこなんだ?
だめだ。記憶が追い付かない。
とりあえず整理してみよう。
僕が死んだのは確定だ。
1.ここは天国(もしくは地獄)
2.実はさっきまで見ていたのは夢でこれも夢
3.地球ではない
ん?おーい!三番どうした!?地球ではないってなんだ!?
「っとと…」
落ち着け。まずは天国もしくは地獄説。
これはないでしょう。僕は天国とか信じてないし。
次は夢説。
これが一番可能性がありそうだ。でも、夢にしてはやけに感覚がリアルで違和感がない。夢なら違和感が必ずあるはずなんだ。
最後に三番目のやつ。
これが正直一番ありえない話なんだが。僕が心の奥底で一番望んでいた可能性でもある。
僕はいじめられていた。だから物語の中の主人公に憧れていた。
あの物語の主人公になれたらどんな気持ちなのだろうと。物語の中なら名前を気にしなくてもいいと。
どこかで願っていたことなのだろう。
僕はよく小説を読んでいた。主に転生もの、異世界ものを好んで。
゛転生゛
これはあり得るかもしれない。
「でもこういうときって貴方は死にました。とか言って女神様が出てくるのが定番なのに」
少し創作物に毒されていた。
「三番の説で行くとしてこれからどうしよう」
ここはまったく見知らぬ土地。日本の、地球の常識が通用しない異世界。
「こんな世界で僕は生きていけるのかな…」
幸先の悪いスタートをきるのだった
――――――
さて、これからどうするか。
こういうやつだとステータスがあるはずなんだけど。
「うーん…ステータスオープン!」
そのセリフと共に片手を振り上げた。
……………
「何も起きない…」
セリフ違っていたのだろうか。
となると他には。
「もしかして…鑑定」
自分の腕を見ながらそう言ってみた。
すると
名前:十六夜ルナ
職業:なし
年齢:15
Lv.1
HP:100
MP:60
攻撃:20
防御:20
魔力:40
敏捷:25
スキル
翻訳:Lv.10 鑑定:Lv.10 隠蔽:Lv.10 成長:Lv.10
称号
異世界人
迷い人
「おおお!スッゲー!」
ほんとに創作物のみたいだ。
「これが俗に言うステータスか。なるほどなるほど」
名前は相変わらずと。
また、異世界だし、名乗るときはルナだけでもいいだろう。
次に職業。
なしってのは何か辛いな。これ職に着けないとかじゃないよね…?
年齢はそのまま。
そりゃそうだ。これが20とか30になってたらおかしすぎる。今更な気もするけど。
レベル式なのかこの世界。
ゲームっぽいな。
HPは…ゲームで言う体力みたいなものかな?
MPも同じだろう。
他の能力は大体同じか。
魔力は…魔法を使ったときの攻撃力かな?
次にスキル
翻訳はこの世界の言葉をわかる言葉に翻訳してくれるのだろう。
「て言うかやっぱり言語も違うんだろうなー」
世界が違うんだから当然だろう。
鑑定はこのステータスが見れるのがいい証拠か。
Lv.10がスキルレベルのMaxなのかな?
もしかして細かく能力見るために使えたりしないかな?
読んでくださりありがとうございました!
ストックないです…
ステータスとか書くのも難しいですね…ステータスの項目が少ないのは思い付かなかったからです。
次はステータスの細かい説明…になる予定です。
それとブックマークありがとうございます!