プロローグ2~運命の出来事~
どうも!今回は前回よりも少し長めです。それでも他の作品と比べると短いですけどね!
。ごとに区切っているので少し読みにくいかも知れません。
今日は運命の日。
僕の日常が劇的に変わる日。
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今日は金曜日。
今日頑張って投稿すれば三連休が待っている。
そう思うと憂鬱な気分も多少は誤魔化せた。
「はぁ~…どうして学校に行かなきゃならないんだろ…」
いつもの口癖を口にした。
今は登校途中の電車内だ。
今日は珍しく人が少ない。
少ないと言ってもいっつも満員な電車のわりには…だが。
僕の通う学校は府立の学校だ。
偏差値はそこそこ。
50ちょっとくらいだろうか。
そこら辺にある高校だ。
一人暮らしをしている家から電車も含めて30分くらいの距離にある高校のため、早起きが苦手な僕でも普通に来れる高校だ。
でも、そんな高校だと地元から出て一人暮らしをしている僕には友達がいない。
名前もあるんだろうが、やはり見た目だろうか。
見てくれは悪くないと思っているが(そこ、え?とか言わない)何より身長だ。
高校生の平均といえば170くらいだろう。
でも僕はそれを大きく下回る160と少し。
しかも最近伸び悩んできて、未来はない。
おまけに線も細くてよくからかわれる。
入学したときは見た目と名前をバカにされるくらいだった。
しかし、日を重ねるごとにバカにすることから虐め発展した。
虐めは殴る蹴るは当たり前。
ひどいときは、トイレに閉じ込められて上から水をかけられたりもした。
その後学校が終わっても放っておかれた。
たまたま入ってきた人がいなかったら僕はずっとトイレに閉じ込められていただろう。
中学2年生の頃から身長を気にし出して、筋トレをしていたお陰で殴られたりするのは多少耐えられるが、やはり一人で三人に抵抗するのはきびしい。
僕を虐めているのは主に三人だ。
石田 優人
名前の割りには優しさの欠片もない。
山田 直也
説明するのもめんどくさいのでパス。
岸田 海
以下略
大体はこの三人にやられている。
苗字に田が全員入ってるから僕は三田トリオと心のなかで呼んでいる。
他のクラスメイト基本見てみぬ振りをしている。
その気持ちはわかる。
巻き込まれるのは嫌だもんな。
僕だってそうする。
だから僕はクラスメイトに対して、助けを求めたりはしない。
先生にも助けを求めはしない。
厄介なのがこの三人の親が有力者なのだ。
だから学校側も三人の親に言いくるめられているのだろう。
本当に録でもないくそみたいな社会だ。
学校に登校した。
学校に着くと教室には過半数がいた。
お喋りしている者や、自分の席で本を読んでいる者。
そんな人たちには目もくれず席に座る。
三田トリオはまだ来ていないようで、絡まれる前に机に突っ伏して寝る。
三限目が終わった。
今のところ絡まれずに済んでいる。
ただこれはフラグだったようだ。
めんどくさい奴等が絡んできた。
「よぉ、十六夜゛ルナ゛。相変わらず痛い名前してるな」
石田 優人
三田トリオのリーダー的なやつ。
「痛い名前で悪かったね」
「名前変えたらどうだ?厨二病とかによ」
と、言いながら笑う石田。
「生憎と親が付けてくれた名前なんでね。変えるつもりはないよ」
「あぁ?生意気だな?俺が言ってんだから大人しく言うこと聞けばいいんだよ。またボコボコにされてぇのか?」
「おいおい優人の話が聞けないのかよ」
こいつは山田 直也。
石田の取り巻きだ。
「そうだぞ。大人しく聞きやがれ」
こいつは以下略
「何で僕がこいつの言うこと聞かなきゃいけないわけ?」
「お前…ちょっと調子に乗ってんな。昼休み屋上にこい。パンとジュースも持ってこいよ人数分。もちろんお前の金でな。来なかったらわかってるよな?」
石田が下品な笑いをする。
仕方ない。行くとするか。行ったらすぐ逃げてこよ。
―昼休み屋上―
「おらっ!早くたてよ!」
「いつも通りに早く立ちやがれ!」
「もっと殴られたいのか?」
現在僕は殴られて地面に伏せっている。
こうやって時間を稼いでいるのだ。
多少痛いが耐えられないほどではない。
それから10分後
「はぁースッキリした。お前ら戻るぞ」
「りょかいっす」
「うっす」
やっと終わったようであいつらが戻っていった。
「いつつ…耐えられるって言っても、痛いもんは痛いからなー」
僕は起き上がりながらそう口にした。
「あと20分か…まだ大丈夫だな。買ってきといたパンたべよう」
そういってパンを取り出した。
パンは少し崩れてしまっていたが味が変わるわけではないので気にせず食べた。
「うーん旨い!」
パンを一口食べた感想だ。
独り言が多いのはぼっちだからである。
仕方ない。
「はぁ~いつまで続くのかなこれ。いい加減やめようかな」
僕が高校に入った理由は叔父さんに迷惑が掛かると思ったから9年間面倒見てくれたし感謝している。
でも流石にお世話になりすぎたと僕は思っている。
だから親の保険金で一人暮らしをしようと思ったのだ。
「よし、後は5,6限目を乗り切るだけだ!」
僕は気合いを入れて教室に戻った。
―放課後―
授業もすべて終わり放課後になった。
後は帰るだけだ。
幸い三田トリオには絡まれずに済んだ。
僕は早速下駄箱に降り、靴を履き替え門をでた。
駅まで徒歩10分程度なのですぐだ。
そして5分ほど門から歩いたところでそれは起きた。
珍しくその時は信号に引っ掛かった。普段は引っ掛からないのに。
「えー?信号待ちですか…」
そう一人ごちていると。
「おい!トラックがこっち来るぞ!」
通行人の一人が叫んだ。
「え?」
そして声をした方を振り向くと…5メートルほどの距離しかなかった。
僕は思った。
(親と同じ死にかたってある?)
死ぬ直前だと言うのに恐ろしく冷静でそんなことを考えていた。
そして、そこで僕の意識は途絶えた。
読んでくださりありがとうございました。
屋上に呼び出されるシーンですが、言うことを聞かないと言ってるのに屋上にいったのはルナが名前よりかましだと思ったからです。
駄文ですがよろしくお願いいたします。
次はやっとこさタイトル回収です!