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《World Quest Online》  作者: 夜無月
《一章》Frame Garden
6/52

01 《聖なる光》

このデスゲームが始まってから一ヶ月がたった。

現在のプレイヤー数は約8000人。このゲームによってプレイヤーの約半数が命を落とした。

プレイヤー達は、攻略を先進的に行う攻略組と街にこもって攻略組のサポートをする支援組に別れた。

現在、攻略組によって第15階層までが攻略された。

最近は攻略も順調に進んでおり、攻略組による計算では、あと一年程度でクリアできる。

俺のレベルは42。攻略組の平均レベルは35。

だがその中の大規模攻略ギルド《天空の翼》の平均レベルは40だ。リーダーの雨天というやつは50レベルを超えたらしい。

その他にも《無限(インフィニティ)(ソード)》《世界(せかい)(ほし)》などの大規模攻略ギルドがある。

そして最近プレイヤーがプレイヤーを殺す、PKが増えてきている。

狙われるのはほとんど攻略組。


そしてそのほとんどが大規模PKギルド《八咫烏(ヤタガラス)》によるものだ…

今攻略組が《八咫烏》を壊滅させようと動いているが、まだ何もつかめていない。


そして俺は第1階層で知り合った、エリカと共にギルド《聖なる光》を立ち上げて攻略を進めている。


エリカが俺にリーダーになれと言ってきたが、たぶん俺には人をまとめる才能は無いのでエリカがリーダーで俺が副リーダーになった。

今《聖なる光》の総勢は約90人、平均レベルは37。かなり大規模なギルドに成長した。


今、第15階層をクリアを記念して《聖なる光》のギルドハウスでパーティーをしているところだ。



「死者を出さずにクリアできて良かった、これからも攻略をがんばろう!」

俺がみんなによびかける、


「「「「「はい!!」」」」」

整列しているメンバー達が返事をする。

「では今日は楽しんでくれ!」

メンバー達がいろんなところに散らばる



「はぁ〜最近疲れるなぁ」

と俺がエリカに声をかける


「でも攻略は順調に進んでいるわ。」

真顔で返された…疲れて無いのかこいつ…


「…そーだな…よし、俺たちもなんか食おうぜっ」

「そうね」

あれなんか口数がいつもより少ない…やっぱ疲れてんだなこいつも…目もしょぼしょぼしてるし。

「お前は座ってて、俺が食べ物取って来てやるから」

「分かったぁ」

目をこすりながら言ってきた…なんかいつも、メンバーのいるときは強気なのにしおらしい気がする。


俺がバランスよく皿に盛り付けて、エリカのところに行くと、エリカはテーブルに突っ伏して寝ていた。


「おい…こんなとこで寝たら風邪ひくぞ〜……よいしょっとっ」

俺はテーブルに皿を置いてエリカをお姫様抱っこの形で持ち上げた。

なんか注目を浴びている気がする…


…なので急いで二階のエリカの部屋に向かう。

パラメーター的にはエリカ1人ぐらい持ってもなんて事はない。

ひょいひょいと階段を上がる…みんながこっちを見ていた、恥ずかしい…エリカの部屋までダッシュする。


足と体で扉を開けて、ベッドに寝かせる。


「疲れてたんだなぁ…やっぱ…」


そうつぶやいて、なんとなくベッドに座る。

そこで俺は非人道的な事を思いついたが、無心になって押し殺した。





…何分たっただろうか、結構時間が過ぎた様な気がする

頭を撫でると、少しエリカの顔が安らいだ気がした…のは気のせいだった…


「んがっ…!!」


エリカのパンチをもろにくらい俺は部屋のドアまで吹き飛んだ…


「へ、へ、変態!寝ているところを襲おうなんてっ!」


『ドガッ』


「いや…ちがっ…!!痛って…!お前がテーブルで寝てたから運んでやったんだよっ!それだけだ!何もしてない!信じてくれぇ!」

「えっ…そうなの…ご、ごめん…」


信じてくれて良かったが、俺は腹に追撃をくらって本当に痛い…なんでだよ…もう…


俺達のデスゲームでの生活はまだ始まったばかりだ…


やっと一話です

↓↓エイトの装備一覧↓↓


グランディウスブラッド

エイトとエリカでレア素材を集めて作った黒い太刀。オリジナルメイドの魔剣

レア度は8


ダークナイト・コート

第12階層のボス《ダークネスゴーストナイト》のドロップアイテムの黒ベースに赤色の模様が付いたコート

レア度は7


ブラックライトグリーブ

《ダークネスゴーストナイト》のドロップ素材で作った黒いグリーブ

レア度は6


ブラッディグローブ

第10階層の宝箱でエイトが手に入れたレアアイテム

レア度は6


この黒一色の装備とスピード特化のパラメーターから《黒い閃光》の異名を持っている。





*補足*レア度は最高で10です

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