《戦闘》
まだプロローグですよー
ここは第一階層、《ファースト・フォレスト》
「くそ!数が多すぎる!」
このデスゲームが始まって一週間が経過した……
俺は《モンスターゾーン》という、大量のモンスターに襲われる罠に引っかかってしまったのだ…そしてゴブリンに囲まれている……
俺のレベルではこの数相手に普通に戦っていたら勝ち目はない。
だから狙うのは《クリティカルヒット》だ。
ゴブリンの攻撃を体を回転させながら避け、そのまま回転し、首に向かって太刀を振る
ゴブリンの首が落ちる、そしてHPバーが0になり消えた、
《クリティカルヒット》成功だ。
《クリティカルヒット》は急所に攻撃を当てる事によって、大ダメージを与えることだ。
まだまだゴブリンはいる…
「うおおおおおおおおおおおおお!!!こんなところで死ねるかぁぁぁぁぁぁ!!!」
俺は一心不乱に首を斬り落としていく…一体二体三体…多少の攻撃を受けてもそのまま斬りつける。
一瞬でも隙を見せれば囲まれて終わりだ…
「はぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
最後の一匹の首を切り落とす。
そしてついにゴブリンを全てを倒しつくした…
派手なレベルアップ音が連続してなる、レベルが11になった。
そしてシステムの声が聞こえる
──『パッシブスキル【クリティカルヒット率小アップ】を覚えました。』
まああんだけクリティカルヒット出せばスキルの一つや二つ付くよな…
──『武器スキル、【三連斬】【真空斬】を覚えました。』
これが太刀のスキルか…なかなか使えそうなスキルだな。
俺は回復薬を飲みボスの部屋に向かい走った…
さっきボスを攻略しに30人くらいのパーティがボスの部屋に向かって行った…
その時声をかけられたのだ、そして俺は一緒に行動していたのだが、おれだけ罠に引っかかってはぐれてしまった…
おそらくもう奴らはボスの部屋の前にいるだろう…
しばらく歩くとこの森には全然合わない重々しい扉が目に入った……
いかにもこれがボスの部屋ですよと言わんばかりに扉がデカイ……そして張り詰めるような緊張した空気……
「おーい、エイトー遅かったなぁ〜」
ボスの部屋の前でみんな緊張していると思っていたら一人へんなやつがいた。
こいつはライト、いちよう知り合いだ。
「モンスターゾーンに引っかかっちまってな……」
「まじか⁉大丈夫だったか⁉」
「大丈夫じゃなかったらここにいねーよ」
「あ〜そうか〜」
「おーい集まれー!」
俺たちが話していると、このパーティのリーダー的存在でベーターテスターのクロウさんがよびかけ、みんながあつまる。
はぁぁ……まだ少し疲れが残ってるけどやるしかないよなぁ……
「では作戦を説明する、盾を持っている者は壁役、回復スキルを持っている者は回復役、それ以外は俺の合図で攻撃してくれ」
「「「「了解!」」」」
全員が気を引き締め、門のようなでかい扉を開いた…