68よみがえれミー
うぐいす姫「私は日本の鳥、香菜梨さん、あなたは西洋の鳥。私たちの歌を合わせましょう。
ミーさんは猫又、日本の妖怪。でもミーさんには西洋の猫の血も流れているの。だから9つの魂も宿せるの。
ここはかくれ里、都会では効きにくい呪文もここでは効果が何十倍もあるのです。」
ユキ「そうなんだあ、猫には9つの命があるって、西洋のお話しなのね。」
チュー吉「猫は西洋では悪魔の使いにされてしまった時期があるのです。特に黒い猫は。」
ゆき「人間の考え方ひとつで悪者にされたり、可愛がられたりされるんですよ。」
ユキ「そうだったのですね、私たち人間って、すぐ人にレッテル貼って、グループ分けしてしまうものね。」
ゆき「私も地方では雪女と呼ばれているわ。人を殺す怖い妖怪なの。」
ユキ「知らなかった。」
ミーであった白猫の遺体はうぐいす姫の家に横たえらえれました。
横たわるミーの周りにはうぐいすの羽がまかれ、その周りをみんなで囲みました。
ホーホケキョ♪
ルルル、ローラカナリヤ♪
うぐいす姫と香菜梨のデュエットです。
ゆきはさわやかな風を呼び、水滴をミーの上に落としていきます。
みんなは踊り始めました。まな板も、ひき臼も、包丁も、とっくりも、ネズミ軍団も、猿も、うさぎも、たぬきも
もちろんユキも。
「梅にうぐいす、うぐいすに梅♪
うぐいす餅は何個食べる♪
隠れ里にはいつ帰る♪」
うぐいす姫の呪文です、かつて飛梅が歌っていた歌です。
*いつか行った隠れ里⑭
そして法師はミーのそばに立ち、打ち出の小槌を用意しています。
「さあミーさん、復活するのです。!打ち出の小槌よミーさんに息を!」
するとどうでしょう、白猫の体が徐々に輝いてくるのです。




