強欲の器
世界的に有名なVRゲーム「バベルの塔」。このゲームにはとある都市伝説があった。
―「バベルの塔」と同じ世界が存在し、特殊なゲームカセットを使うとその世界にプレイヤーを引きずり込む―
小鳥遊 守は「バベルの塔」の99層をクリアした上位ランカーだったが、現実世界では幾つものバイトをかけもちする貧しい苦学生だった。だが母の遺品を整理しているときに、幻の「バベルの塔」のゲームカセットを見つける。プレイしてみると、そこは「バベルの塔」と全く同じ世界であり、特殊アビリティとして「強欲の器」を手に入れたのだった。しかし喜びは束の間、100層をクリアするまで現実世界に戻れないほか、「バベルの塔」のゲームオーバーは現実世界の死であり、自分が大罪人として懸賞金をかけられている存在だと知る。
―「バベルの塔」と同じ世界が存在し、特殊なゲームカセットを使うとその世界にプレイヤーを引きずり込む―
小鳥遊 守は「バベルの塔」の99層をクリアした上位ランカーだったが、現実世界では幾つものバイトをかけもちする貧しい苦学生だった。だが母の遺品を整理しているときに、幻の「バベルの塔」のゲームカセットを見つける。プレイしてみると、そこは「バベルの塔」と全く同じ世界であり、特殊アビリティとして「強欲の器」を手に入れたのだった。しかし喜びは束の間、100層をクリアするまで現実世界に戻れないほか、「バベルの塔」のゲームオーバーは現実世界の死であり、自分が大罪人として懸賞金をかけられている存在だと知る。