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残暑おみまいもうしあげますーっ。


「おちんちんがぁ〜キィーンでございます〜〜〜〜っ!」


「これって男女限らず高所から落ちる時の共通真理なんだってさ──byおぼ○ちまんくん(嘘)──って! ウッソッ──! イヤ──! 駄女神さ〜ん……? これって……どうやって着地するの〜? ね〜教えて〜! ほら〜どんどん地面が近づいてくるよ〜? こっ、これはまったく、ほよよ〜〜〜〜〜〜でございます〜〜〜〜っ! だよ〜!? ねぇ〜本当に聞いてぇ〜〜! これスタートから死んじゃったらごきげんよう。さようなら──って……なるからねぇ〜。ほら~なんかちょっと加速してきてな〜い!? ギューンでございます〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!! になってきてますよ〜? ねぇ〜聞こえてるんでしょー? ……うん! ……返事ぃ〜な〜っし! もうさぁ〜、わくわくっ、でございますーーーーっ!!!! あっ──! もうすぐ地面だ……。しつれいいたしまーーーーっす!!!!」


 だんだん近づいて来る地面を意識しながらぼくは──もし、ここでまた──なにかを握って死んだら──きっとその道具にはキ○ラメルマン4号並みのパワーが宿るんだろーな……。それってラノベにしたらぼくの話より面白くなるんじゃないかなっ……? これが──ぼくの物語が──本当にどこかで誰かに読まれるラノベならば──きっと今頃──作者も──「そっちにしとけば良かった〜」とか思いながらこの物語を書いているんだろうな……。って──そんなことを考えていました──。そして──地面が顔面に近づき──ぼくが二度目の死を覚悟したその刹那──!


「ぐははははっ!!ぶっこわれろっ!!キ○ラメルマン4号!!」

 

 頭の中に──狙いすましたタイミングで、駄女神が真似るDr.○シリトの台詞が響き渡り──全身が光り輝くと──一瞬──身体が反転した後──ぼくは普通に──すん──と足から着地した……。ぼくの予想では──ズコッ──! ってなると思ってた……。

 

「って……ぼくはキ○ラメルマン4号じゃないっ!!!! オボ○チャマンだーーーーっ!!!!」


 どうやら駄女神は──ずっと上から眺めてて、はじめからちゃんと着地させてくれるつもりだったらしいです……。

 

「ポ……ポカ〜ンでございます〜〜〜〜。ププププッ……」


 それならそうと最初から言ってくれれば──もっと冷静にこの世界の様子とか……降りたらどちらの方角に行けば大きな街があるか……? とか……確かめられたのに……アホなボケかましまくって……何やってんだろ……ぼく……。


「コウジってぇ──昭和だね──! プププッ……」


 こうして無事に地上に降り立ち──ぼくの異世界転生人生はスタートします──


 ──って……もう呼び捨てかよ──! 駄女神め──!



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