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ゼノの追想譚 かつて不死蝶の魔導師は最強だった  作者: 五月一五/遠野イナバ
第一章/後『青騎士編』

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【ユーハルド通信】登場人物紹介

ユーハルド通信は設定を書いたネタページです。

メタが苦手なかたはご注意ください。

 やっほー、リィグだよ。

 みんなは『ゼノの追想譚』っていう本を知っているかな?

 僕のマスターが書いた本なんだけど、実は本当にあった出来事を元につづった物語なんだ。


 いわゆる自伝ってやつだね。

 ライアス王が即位するずっと前──マスターが養父のアウルさんに拾われた頃からつけ続けている日記を元に編集した話らしいよ。

 元々文字の練習のためにつけていた日記がこんな分厚い本になるんだからスゴイよねぇ。


 それでね?

 この本とっても面白いんだけど、ひとつだけ不満点を挙げるとすれば、登場人物一覧が載っていないことなんだよ。

 マスター、書くの忘れちゃったのかな?

 やっぱり物語に出てくるヒトたちの軽い紹介くらいは欲しいよね?


 そんなわけで、僕のほうでみんなの情報をまとめてみたよ。


 一応なるべく先の話、二巻(※二章のこと。原本の区切りは『章』だけど出版の関係で分冊してるよ)の内容は伏せておくけれど、若干ネタバレはあるから嫌な人は注意してね。



【〈妖精国〉ユーハルド】

 緑豊かな歴史ある王国。農業が盛んで、食べものがすごく美味しいから僕のいちばん好きな国だよ。


 ■ゼノ・ペンブレード(17?)

 有能だけど、ちょっと抜けてる僕のマスター。

 まわりのみんなが強すぎて、活躍しても霞んでしまう残念な主人公枠。

 だけど、三巻が終わる頃にはそんな残念さからも抜け出せるかも…?

 外見は白髪に、夕焼け色の瞳。

 身長は一巻の時点で16……あ、いや、ごめん。本人に怒られるからここは内緒にしておくよ。

 武器は羽ペン型の魔導品。槍のような杖のような武具に変わるよ。すごいね!



 ■ライアス・フィロウ・ユーハルド(15)

 青髪に、赤みがかった紫色の瞳。

 まだ15才なのに自分のことを『余』っていう変わった子なんだけど、すっごく強いんだ。

 本人曰く、剣からテーブルナイフからなんでも使うって言ってたかなぁ。

 普段は長剣を持ち歩いていて、必要なら暗器を使う感じだね。



 ■フィネージュ(10才前後)

 銀髪金目の犬耳フードをかぶった可愛い女の子。将来はきっと美人さんになること間違いなし。

 言葉がやや拙いけれど、そこも可愛いよね。

 武器は鎖鎌。ライアス王子の護衛隊長だよ。



 ■ミツバ・ソラス・ユーハルド(17)

 マスターのお友達、シオン王子のお姉さん。

 深紅の髪に翠玉エメラルドの瞳を持つ美人さん。

 でも、ちょっと気が強くて、お姫様ーってところがあるから扱いには注意かな。

 あとマスター曰く「城のドアを壊すほどの馬鹿力」だそうだよ。



 ■リィグ

 僕だね。さくっと自己紹介をさせてもらうと僕は猫の『星霊』だよ。

 精霊、神霊、精なるもの。星霊以外にも色々な呼び方があるから、そのへんは好きに呼んでくれて構わないけど、妖精って呼ばれるのだけはちょっとイヤかな。僕、悪いことしないし。

 外見は、白金の髪(プラチナブロンド)に、瞳は金と青銀のオッドアイ。

 氷の魔法が得意だよ。


 ■リフィリア・フィロウ・ユーハルド(14)

 ライアス王子の妹姫ことリーアちゃん。

 得意なことは、かくれんぼ。誰にも負けない自信があるよ。

 すごく可愛い子で、守ってあげたくなる感じの女の子だけど、この頃は会うといつもカーテンのうしろに隠れちゃうから、よくマスターが落ちこんでたよ。



 ■シオン・ソラス・ユーハルド(享年13?)

 マスターのお友達、ミツバちゃんの弟王子。

 ライアス王子とは母親違いの兄弟になるのかな。公式では4年前に亡くなったことになってるけど、どうだろうね?

 マスターのやや偏かたよった宮廷知識は彼からの受け売り。



 ■ルベリウス・アーク・ユーハルド(20)

 ライアス王子の母親違いのお兄さん。

 輝く金髪に翠玉エメラルドの瞳。

 ユーハルドの第一王子でイメージカラーは赤。

 まだ若いけど、優雅で出来る人って感じで臣下たちからも信望厚く、次の王様は彼だろうって言われているよ。

 でも、重度のシスコンなんだよねぇこの人。



 ■サフィール・アーク・ユーハルド(19)

 彼もライアス王子のお兄さん。ルベリウス王子と同じ母親だってさ。

 まぁ、こう言うと失礼だけど、第一巻の中ボス兼、かませ役でしたー。ごめんね。



 ■ヒース・アーク・ユーハルド(16)

 この流れ。みんな分かったかな?

 そう、ルベリウス、サフィール、エメラ…じゃなかった。

 ミドルネーム?に『アーク』がつくのは正妃様を母親に持つ三兄弟だよ。

 ヒース王子の出番はかなり先だから、しばらくは名前だけの登場になるね。



 ■レオニクス王(55)

 ユーハルドの国王陛下。

 病床についているとかで、なんか大変みたい。軍部寄りの王様だから、まどろっこしい政治よりも、腕っぷし云々の実力主義者だっていう噂だね。



 ■ロイディール・リラ・リーナイツ(41)

 みんなから『ロイド』の愛称で呼ばれているユーハルドの現王佐。

 マスターが目指しているのは彼の地位だね。

 いまはデスクワーク職だけど、元々は軍部の出身で、剣の腕もすごいんだよ。

 振り切った味のご飯が好き(激辛、激酸、激甘とか)。疲れてるんだね!



 ■ペリード・ラン・ベルルーク(18)

 眼鏡のお兄さん。

 侯爵家の三男で、緑の髪と瞳を持つ異郷返いきょうがえり。

 魔力が高くて炎の魔法を操るけど、本人の話じゃ一族の中では落ちこぼれ。

 サフィール王子の補佐官で、彼の失脚以降はお菓子屋さんに転職するよ。



 ■エレノア(20代前半)

 リーアちゃんの侍女。

 仕事はするけどそれ以上のことはしない淡々としたメイドさんっていう印象かな。

 まあ、大切な本業があるからね。

 ちなみに眼鏡のお兄さんの親戚筋で、ウグイス色っていうの?変わった髪の色をしているよ。



 ■ウェナン・リーゼ・ユーハルド(享年38)

 ライアス王子の曽祖父に当たる人。

 冒険好きで、ウェナンの大冒険っていう本の主人公。実はマスターともかなり関わりのある人物なんだよねぇ。


 と、ここからは切りが無いから、ユーハルドの人たちの個別紹介はここまで。

 残りは、五大候爵家と対応する領地の位置だけまとめておくね。


 ベルルーク……ユーハルドの南東にある大きな領地。

 グランポーン……北東

 ビスホープ……北西

 リーナイツ……西

 ローズクイン……南西


 ユーハルドは5つの侯爵家と、王族で成り立つ国家だよ。

 五大侯ごだいこうはその名のとおり、各地方を任されている領主のことだね。


 眼鏡のお兄さんの実家とか、ロイドのおじさんなんかもそうだねー。

 ただ、ロイドのおじさんだけは【公爵】の地位も持っているから、ほかの五大侯よりもひとつ上。ほとんど王族と同じくらいの権力があるのかなぁ。

 ユーハルド公爵は、いわゆるこの国独自の役職爵位。ここはそのうち本編で語られる予定だよ~。



【〈聖国〉パトシナ】

 ぱっとしない王様が治める小さな王国で、『パトシナ聖教』っていう女神信仰のもとに民たちが暮らす宗教国家。

 女神ユノヴィアを信仰していることから『ユノヴィア教』とも言われているね。

 この国が舞台になるのはかなりあと。

 そのためここではパトシナに本部を持つ調停機関フィーティアの紹介をしておくね。


 フィーティア機関とは、簡単にいうと大陸の平定を担う調停者の役割を持つ組織だよ。

 主な活動内容は──長くなるから後述するとして、まずは『十二騎士』と呼ばれる幹部のまとめから行ってみようか。

 幹部の席はぜんぶで十三席。創設当初から第一席は空いていて、幹部にはそれぞれ二つ名みたいのがついてるよ。


 第一席:空席


 第二席:???

 フィーティアの大神官


 第三席:騎士長マルル

 好戦的なパトシナ聖国のお姫様。折れた短い槍を持つ、銀髪碧眼の可愛い女の子だよ。通称アホ姫……ってなんか可哀想だね。


 第四席:海神メルディス

 淡緑色の髪と瞳を持つお姉さん。フィーティアの神官長を務めていて、ミツバちゃんから敵視されているみたい。


 第五席:???

 フィーティアの技術研究者兼、研究室室長


 第六席:首狩りのデューラ

 フィーちゃんをお姉様と呼ぶ、大鎌を持った桃髪の女の子だよ。


 第七席:天光の騎士ステイル

 黒髪にアメジストの瞳のお兄さん。その面差しは、ぱっとみ、とある人物を想起されるよねー。


 第八席:賢謀オウガ(剣神ウヅキの後釜)

 ステイルに忠誠を誓う少年。フィーティアの参謀兼会計担当の彼はすごく苦労しているらしいよ。みんなが予算を使いまくって大変なんだとか。頑張れ!


 第九席~第十ニ席:ごめん。ここは僕もちょっと忘れちゃった。


 第十三席:ミツバ

 本来ならば神官長を引き継ぐはずだったそうだけど、まぁ、どこも内部事情はあるよね。



 フィーティア本部は、聖国せいごくパトシナの東部地方にあるよ。

 でも基本は自治区。

 というのも、『大陸湖たいりくこ』はみんな知ってるよね?

 エール大陸中央部に位置する大きな湖のことだけど、どこの国にも属していない太古の湖で、その湖上にフィーティア本部はあるんだ。

 つまり、実質的には誰の支配も受けないってことだね。


 ただ、入口あるでしょ?

 建物の入口。それが聖国側に面する湖畔にあだから所属がパトシナというだけの話で、この両者は全然関係がないんだよね。

 だからフィーティア側でも「かの国(パトシナ)とは一切関係がございません」ってわざわざ公表しているみたい。


 まぁ、このへんはあれだね。

 フィーティアは別に宗教組織ってわけじゃないのに、聖国にあるおかげでよく勘違いされるんだ。


 フィーティア神話はあくまで神話。

 かつての時代の戒めを、神話にして広めているだけだから信仰とは少し違う。


 フィーティアの活動自体も、国同士で戦争が起きたときの調停や魔獣の討伐。

 争いのもとになる魔石、魔導品、魔動機の管理。

 異郷返りと呼ばれる、とりわけ魔力の高い人たちの保護。

 このあたりをメインに活動している。


 だから、地図的には聖国内に本部があるといっても、文字通り本部である本神殿は中立区域に建っている。


 そして、それをいいことに聖国側は『我らが聖地』とうたって(聖教はフィーティア神話の流れを汲んでいるため)、勝手にフィーティア本部を観光地扱いしたり、グッズを出したり、昔から色々と揉めていたみたいだね。

 このへんは国益とか政治的な側面もあるから、まあ複雑だよね。


 

【《商業国家〉イナキア】

 ここは第2巻と3巻の舞台となる国。商いが盛んなこの国では、うっかり安物を高く買わされないように注意だよ。


 ■???(18)

 明るくて笑顔が素敵な女の子。すごく良い子だから僕は好きだよ。

 長い栗毛の髪に優しい瞳をした子なんだけど、2巻のネタバレになっちゃうから、名前は伏せておくね。


 ■アルスタン・ラパンリー(23)

 イナキアの若き商人。冷静沈着で物怖じしない彼だけど、マスターも心配するほどのワーカホリック。

 みんな、アルスって呼んでるよ。


 ■グレン(アルスよりは年上)

 アルスのお兄さん曰く、雑用係。飄々としていて、のんびりとした人かなぁ。でも妙に感がよくて、腕も立つみたいだから、雑用係と言いつつも、アルスお兄さんの用心棒的な側面もありそうだよね。


 ■シュバルツァー

 とびきり可愛い子だよー


 本当はほかにも出てくる人はいるけど、長くなっちゃうからイナキアの人たちはひとまずここまで。次はラスト、竜帝国だよ。



【〈竜帝国(りゅうていこく)〉ハルーニア】

 ユーハルドの東に位置するエール大陸最大の帝国。帝都は一年中雪に覆われたところにあるから雪かきが大変だよね。


 ■ヴィクトル(年齢不明)

 竜帝国の皇帝さん。破天荒な性格だって噂だよ。


 ■そのほか部下たち

 ???:お金大好き宰相。噂では森族しんぞく(古い言葉でエルフ)なんだとか。

 ???:美しい女性。賭け事(ギャンブル)中毒。

 ???:凄腕の剣士。食客。酒好き。

 ???:留学中の青年? 



 以上、『ゼノの追想譚』の登場人物まとめでした。次のイナキア編もよろしくね!



【備考】

 *第一巻…大陸歴1022年春~初夏の出来事を収録

 *年齢は初登場時を記載

各年齢はライアス4月の誕生日(15才)~年内を基準とした初登場時のものです。


【例:ヒロイン】

リーア…14才(翌年3月で15才)

ミツバ…17才→8月で18才

イナキアの???…9月生まれ。初登場時はすでに18となるのでミツバと同い年。(=一応ゼノも同じ)

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