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第七話 厄災さんですかやだ〜

「今日も平和だなぁ!」俺が思ったことを口にする。

「明日はどうなるんでしょうね」レノンがいたずらっぽくいう。

「おいおいそこは平和っていいですねとか無難なこと言う時だろ?最近忙しいからそういうのやめろよ...」

不穏なことをいうレノンに釘をさしつつ。平和を堪能する俺氏。


「ボケェってしてたって始めんねえぞ!食べ物探そうぜ」

「もう十分あるし...野生の生態系崩れそうだからやめてね」

今度は俺が釘を刺されたよ。

俺らはここの地域ではかなりの力を持っていた。空(隼たち)と陸(俺とレノン)が居るからだ。

レノン曰く小規模な厄災なら狩れますねと言われた。例えばバッタの厄災とからしい。

バッタに厄災なんてあるのかよ!と思ったがやってることのレベルが違った。

人の管理している農作物を荒らしまくり食糧不足や飢饉で一揆を起こさせようとしたのだと...確かに人間にとっては厄災でも俺らからしたら楽ってのもあるんだなと思った。主食は肉だし、足の速さでも引けを取らないからだ。

そんな時...


「見ねえ顔だな羊と狼がつるんでらぁ」


くま...だな..もしかしてべラックスっていうくまの厄災の縄張りに入ったか思ったけど多分ちがう。大きな川で遮られているからだ。そこを渡ってない。

つまりセーフ!!

つまり野良か..!?それとも渡ってきたとか..?


後者なら最悪だな。俺は慎重に返答する。


「見ねえ顔なの当然さカインデウスから上がって来たからな」


「上の羊はなんだい?」


「非常食っていって笑いをとろうか?」こういう時は舐められないようにするのが大事なのであり。

非常食っていった瞬間ぷるぷる上でカレンが震えた。

俺の信用無さすぎだろ。

笑いをとろうか?までいってるよ!!

普通食べるとか言わないよ!!


「けっおもしれえ狼だ。連れなんだろ?信用してるのが丸わかりだ。」


俺にはさっぱりわからないがくまさんにはわかるらしい。

さっすがくまさん!!クマ兄貴と呼ばせていただくぜ!!




「ありがたいもんだ食べるとか言い出すなよ..?」


「食うっていったら?」


「妨害するだけさ」


クマ兄貴勘弁してくださいよ...クマ兄貴が戦闘大好き人間でしたなんてオチはやめてよ?



「お前わかってるんだろ俺がべラックス様の直属だってことを。それでそこまでいうか大した男だ」そういってガハハと笑う


え ? ちょっとまってそんやばいやつだったん?全く知らなかったんすけど...

そんな俺をおいてけぼりにして話は進む。最近俺置いてかれるの多くね?

男泣きしそう。


「自己紹介がまだだった俺の名はガブレよろしくな」

どうやらクマ兄貴はガブレとうらしい。されたら返さないとな

「俺の名はレイ白狼だよ。こっちはレノンよろしく」


「白狼かい確かに白いなあ。懐かしい」


「懐かしい?見たことがあるのか?」


「ああ最強だった厄災の一体にシルっていう奴がいてな。つい先日に撃たれたんだけとさ。やつは結構衰えてたしシャーないのかもな」


「野暮な質問だったようだすまない」

謝罪は大事なのである。すみません。は便利だしね!


「気にしてねえよ。お前さんが思い出させてくれただけで充分だしな。どうせだボスにあっっていくか?レイなら大丈夫だろ!きっと気に入ってくれるさ」


「いいのか?じゃあお願いしたい」


君思ったろ?

警戒心ねーじゃん!!ってね?

ふっふっふ!!非常に浅はかだ!!

考えてみろよ!独裁国家の大統領がいました。

そいつにね○○呼んでこい

って言われたらどうする?

断ってみろよ!

首と胴体がさよならしちゃう手術を民衆の前でされるんだぜ!!

しかも麻酔なし。

失敗しても責任は取られない。

ほら行くしかねーじゃん!!


優しいかもしれないけど一大支配者。目をつけられるのは避けておきたいしね!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


今日も退屈だ俺様に敵うやつなていねえ

虎のビャラス辺りならいい勝負ができるだろうが俺が勝つ。

やつは群れをやめ孤独を歩んだ。失うものが無くなったやつは弱くなった。


シル残念だった。悪賢く俺がいくら足掻いても殺せなかった。

やつは戦いで勝つよりも結果を見る。

負けても損害をできるだけ少なくし逃亡に成功するのだ。


一種の天才だ。


やつも死んだ。

張り合うものがいなくなったカラスやありもいるがあいつらは...話しても無駄だろう。


幹部級の奴らだけでこの地帯は楽に制圧できた。

ホントに楽だった。

豹の厄災ベランフルや猿の厄災ベラランもいたが余裕だった他にもいたが有力者はこれくらいだ。

猿に関しては..小賢しいだけだ人間の下位互換だった。

知恵ある上位互換もいたが足を引っ張る下位互換のせいで本領を発揮できていなかった。


豹は凄かった。

しかし黒豹と比べるとまだまだだった。

そう本当に暇なのだ。


時々くる狩人どもを蹴散らすくらいである。

前にきたビジョントとか言うやつはなかなか強かった。

俺の幹部どもが取り逃がすくらいだ。

俺も戦ってみてえなと思ったが俺は王自重するさ。


そんな時俺のお目当てのおもしれえ男がやってくることになるとはまだ知らなかった。


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