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10話.[考えてしまった]

「へえ、そうなの?」

「はい、好きだと言って清美が受け入れてくれました」


 確かに最初からふたりは一緒にいたけれど、急にそんなことになるとは。

 私は同性とだって1度も付き合ったことがないので……小さな少女に先を越された形になる。


「あ、すみません、こんな話を」

「いいわよ、そういう話を聞くのは大好きよ」


 それになにより、また彼女は手伝ってくれているのだから。

 手伝うと自ら言ってきてくれるのはとりあえずのところ彼女だけだ。

 その割には中途半端ですみませんとか謝られて逆に申し訳ないくらいで。

 だってこの前だって凄く丁寧にしてくれていたのにあんなこと……。


「でも、良かったわ、渡辺さんは少し心配になるところがあったから」

「清美や明菜にも言われました」


 あき……ああ、隣のクラスの長島明菜さん。

 ソフトボール部の子と縁があるみたい。


「初日はありがとうございました、声をかけてくれて」

「お礼なんて言わなくていいわ、寧ろ私こそ手伝ってくれてありがとうと言わなければならないもの」

「原田先生が担任の先生で良かったです」


 ……恋人ができるとこんなに積極的な感じになるのだろうか。

 ああもう、欲しくなってしまうじゃない……。

 と、立派になった生徒を見て本気でそう考えてしまった女だった。

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