エピソード1:新しい出会いそして始まる高校生活
一章
エピソード1新しい友達
ピピピピピピピッと目覚まし時計の音が鳴る。
けど、もう少しだけ…俺は睡魔に勝てなかった。
目覚ましが鳴ってから何分経っただろうか、
ん…蓮く…蓮くんってば!
俺はいきなり大きな声で呼ばれて飛び起きた。
「なっなんだ!?」「蓮くん早く起きないと遅刻しちゃうよ!」と言ったのは流奈だった。
「な、なんだ流奈か…脅かすなよ」
流奈は俺の幼馴染で隣に住んでる女の子だ。
そして今年から同じ高校に通う。
「ダメだよ!今日は入学式なんだから」
「わかったわかった。今から着替えるから少し待ってて」と俺は新しい制服に着替えて部屋を出た。
リビングに行くと流奈が「わぁ〜!!蓮くんすごく似合ってるよ」となせが携帯で写真を撮られた。
「おばさん、蓮くんと私で撮ってください」
「任せなさい、じゃあ撮るわよ〜笑って〜」
撮った写真を見た流奈はどこか嬉しそうだった。
親も準備を終えて、「じゃあ入学式行くわよ」
と母が言った。そして入学式も無事終わり
自分のクラスの教室に行った。
偶然にも流奈と同じクラスだった。
「れーんくん!同じクラスで良かったね♪」
「そうだなー、流奈が居てくれて助かったよ」
と緊張で静かな教室で2人で話していると
「あ、あの…」と声をかけられた。
そっちを向くとメガネをかけた女子がいた。
「前の席の五十嵐 雪歩です。よろしくね遠山くん」
「こちらこそよろしく!俺は遠山蓮です。よろしく五十嵐さん」とお互い自己紹介をすると、
「早速なんだけど、今日この後予定ある?」
えっ?俺は少し驚いた。流奈も驚いていた。
「え、あ、予定はないよ、でもどうして?」
すると五十嵐さんは「へっ?あ、もっとお話ししたいと思って誘ったんですが…ダメですか?」
俺は流奈とアイコンタクトを取ってから
「なるほどね!いいと行こう!あ、自己紹介が
遅れたね、私は結城流奈です。蓮くんとは幼馴染で家が隣なの。よろしくね五十嵐さん」
「よろしく、結城さん」流奈も自己紹介が済んだことだし、「どこで話すー?」と俺は五十嵐さんに聞いた「そーだね、普通にサイゼでどうかな?」
「じゃあサイゼでけってい!」と流奈が言った。
そんな話をしているとある男子が話しかけてきた。
「なになにー?みんなどこか行くの?俺も行っていい?」なんだこいつ馴れ馴れしいな。と思いながら「えっと…だれ?」するとその男子はその場に
膝をついていた。え?どーしたの?この子
「ゴメンね、蓮くん人の名前覚えるの苦手なの」と流奈がフォローしていた。「そ、そうなんだ。でも俺も自己紹介もせずごめん汗えっと木村達也です、よろしく、遠山」「こっちこそよろしくな!」
そこに五十嵐さんが「じゃあ、この4人で行こう」とニコニコしながら言った。
その後HRも終わり明日から高校生活が始まる。
そして俺は今、流奈、木村、五十嵐さんの4人で
サイゼに来ていた。俺たちは他愛もない話を沢山
した。「へぇー遠山と結城さんって幼馴染なんだ!だからそんなに仲が良いんだね」と何か納得した感じに頷いていた。「まぁ、俺も流奈いてくれて色々と助かってるからなー」そんなことを言うと流奈が「こ、こっちだって色々助かってるんだよ?わたしが落ち込んでる時にいつも励ましてくれたり熱で
学校休んでる時も看病に来てくれてほんとに助かってるの」俺はいきなりの熱弁で少し驚いた。
「お、おう。ありがとう」「う、うん」となぜか
気まずい空気になった。すると「ほんとに2人は
仲がいいね!」と五十嵐さんが言ってきた。
「まぁな、でも俺は木村とも五十嵐さんとも仲良くなりたいと思ってるんだよ?」そー言うと2人は
「私も遠山くんとも結城さんとも仲良くしたい!」
「おれもおれも!」と笑顔で言った。
「じゃあ、俺のことは蓮でいいよ!」
「私も、流奈でいいよ」
「わかった!じゃあ私も雪歩でいいから!
「俺のことも達也で」
なんか、すごく仲良くなった感じだな。
「じゃあ、そろそろ今日は解散にしようか!」
と俺の提案にみんなもそーだねと言って
帰った。その日の帰り道、俺は流奈と今日のことを話していた。「今日は楽しかったね!蓮くん」
「そうだな、達也も雪歩もすごくノリが良くて
仲良くなれそうだった」「うん!私もそう思う!
今度連絡先とか聞いてみようかな」
「俺も聞いてみるかな」と話してると家の前に
着いた。「じゃあまた朝にね♪」と別れた。
家について、ご飯を食べてお風呂に入り俺は
ベットにダイブした。すると自然にあくびが出た。
今日は少し疲れたな。明日も学校だし今日はもう
寝るか。こうして高校生活1日目が終わった。