表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
96/495

対フリード戦Ⅶ

戦場では盗賊が全滅、最後の戦士も"キラーマンティス"の【スラッシュⅠ】を受けて、倒れていった。


だが同時に複数の魔方陣が現れ、数歩下がったフリードの周りを取り囲むように光を放ち始めた。


その魔方陣の中から"スケルトン"が浮かび上がってくる!

その数、…ひとつ、ふたつ、みっつ…ん?全部で八体しかいない?


最初に見たときの数は、11体だったはずだ。

戦闘中の急な召喚は、そこまでの数の召喚が出来ないのか?


そう考えていた視界の端に、土砂にうもれている三体の"スケルトン"が見えた。

―なるほど、8+3=11ということか。

やはり一度に操れるのは、11体で最大なのは間違いないようだ。


フリードも8体しか召喚出来ない事に驚く顔をしたが、崩落した所を見て、俺のようにカーソルは見えずとも、俺と同じ答えに気づいたようだ。


「ええい!しまった!」

そう言うと、素早く何か印を結ぶような仕草をする。


すると土砂に埋もれていた"スケルトン"のカーソルが消えた。

そのあと追加の召喚をするのかと思ったが、その様子もない。


―つまり召喚は"スケルトン"の数ではなく、召喚の回数に制限があるとみた!

しかも出し惜しみしている所から、召喚の残り回数は少ないはずだ!


よし!勝てるぞ!

俺は一気にモンスター達を"スケルトン"に向かわせ、同時に【スキル】カーソルを押す。


ずらっと表示されたスキル一覧から、今回にうってつけのスキル【エレメントアディション】を選択する!


これはデッキのモンスター達の属性を任意に変更出来るスキルだ。


この『属性』だが、この世界には火・土・風・水の四大属性と光・闇、それと無属性の7つの属性があり、全てのものはどれかひとつの属性に属している。


そしてこれらの属性の中でも四大と呼ばれる火土風水は、水属性は火属性に強く風属性に弱いといった、得手・不得手を有している。


ゲームのデータ的には同レベル・同レアリティであれば、弱点属性には1.2倍のダメージを受け、その反対ならば0.8倍のダメージですむ。

あわせてレベルやレアリティに差があると、更にこの倍率が増減する。


故にレベル・レアリティに差のある今回は、圧倒的に有利になるのだ!


これだけ便利なスキルなのに、何故今まで使わなかったかには理由がある。


それは使用するスキルポイントがデカイのだ。

【パワー&ガードⅢ】を使った、残りのポイントを全部使わなければならないのだ。


また属性の変更もデッキ全体で変わるため、もし途中で別の属性の敵が現れたとき、逆に不利になる可能性がある。


つまりこのスキルは、使いでが難しいところがあるのだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ